2020年4月20日放送の【 連続テレビ小説「エール」】16話のネタバレです。
連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。
現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。
あらすじ
裕一(窪田正孝)は1年前の失恋を引きずって、黙々と仕事を続ける日々を続けていた。
銀行の仲間たちは、そんな裕一の様子に気をもんでいたが、伯父の茂兵衛(風間杜夫)は裕一が心を入れ替えて仕事に身を入れ始めたと聞いて、やっと養子として皆に紹介できると安堵していた。
一方、裕一の幼なじみで新聞社に勤める鉄男(中村蒼)は、ある日、取材のために渡された雑誌で、「国際作曲コンクール」のことを知る。
16話ネタバレ
エール (16)「君はるか」
川俣銀行
松坂「フラれたのに変わりないですね。流石未来の頭取だわ」
菊池「君、バカなの?」
松坂「へ?」
鈴木「どう見たって変だべ?朝からずっと仕事してんだぞ」
松坂「あ!そうですね、変だ!確かに変だわ」
落合「今はそっとしておいてやっぺ、男に傷を癒すのは時間しかねー」
鈴木「どのくらいの時間が必要ですか?」
落合「1年だな」
鈴木「1年も!」
菊池「ただ女にフラれただけですよ?私なんて離婚した1ヵ月後に恋に落ちましたよ」
松坂「その結果離婚3回」
菊池「うっさい!」
落合「ありゃーただ女にフラれただけじゃねー、静かに見守ってやっぺ」
菊池「男になんのに必要な時間ね」
落合「うん」
1年後
茂兵衛「とりあえず、うちは安心だな」
立川「この不景気はいつまで続くんでしょうか」
茂兵衛「戦後の不況、震災と続いた。これ以上悪い事はねーだろ」
立川「だといいのですが」
茂兵衛「ウナギでも食って行くか?」
立川「え?」
茂兵衛「このあたりの名物だろ?」
立川「はい・・・あの?」
茂兵衛「なんだ?」
立川「頭取、最近何かおありでしたか?」
茂兵衛「何が?」
立川「失礼ながら、ご機嫌がよろしいかと?」
茂兵衛「裕一が心入れ替えた!仕事に身を入れてるそうだ」
回想
松坂「熱心に仕事されてて、はい」
松坂が逐一、茂兵衛に報告していたのでした
松坂「私、裕一さんに大変信頼されております先輩の松坂と申します」
回想終了
茂兵衛「やっとだ、これで1人前になれば養子としてみんなに紹介できる」
裕一の部屋を覗く川俣銀行の仲間達
菊池「1年です」
落合「1年…時は万能でなかった」
鈴木「僕に考えがあります」
酒盛りする鈴木の裕一
鈴木「では乾杯!」
鈴木「古山君も飲んで古山君も、ほらグッと」
鈴木「良い飲みっぷりだ」
そして酔っぱらう裕一
松坂「楽しそうですね」
菊池「失敗ですね?」
落合「完全にな。総員撤退」
菊池「うん」
翌日の川俣銀行
松坂「昨日のことは覚えてなさそうですね」
鈴木「寝た後、全ての証拠は隠滅したからな」
菊池「お酒作戦は良い考えだと思ったけど」
鈴木「だべ?」
落合「失敗だ失敗だ。彼を元気づける作戦、他にあっか?」
菊池「恋もダメ酒もダメ…ダメだわ、私それ以外のこと考えたことないだわ」
松坂「昌子さん、しっかり?」
落合「彼が好きなものはなんだ?」
鈴木「音楽ですよね?」
落合「それだ!誰か、楽器出来っか?」
福島日民新聞社
編集長「おい、鉄」
鉄男「はい」
編集長「双浦環、知ってっか?」
鉄男「いえ」
編集長「バーカ、世界的なオペラ歌手だ!おまけに美人だ。今度福島でコンサートやるみてーだから、おめー記事書け!」
鉄男「え?いいんですか?」
編集長「食いもんの記事も飽きたろ?予習しておけ」
鉄男「ありがとうございます」
鉄男「魔力・・・」
鉄男「へー」
川俣銀行
松坂「ご用件を伺いします」
鉄男「あ、あいつに」
松坂「古山君、お客さん」
裕一の部屋
鉄男「これ見てくれ」
鉄男「音楽を避けてーおめーの気持ちは理解できる。でも、このページだけ見てくれ。国際作曲コンクールの募集だ、ほら」
鉄男「お前が好きなストラヴィンスキーが審査員だぞ、な?挑戦すんのはタダなんだから、やってみろ」
鉄男「俺、やっとちゃんとした記事を任された。双浦環って歌手の福島公演の記事だ。インタビューもあんだ、これから行ってくる」
鉄男「もし良かったら、おめーも行かねーか?関係者ってことで入れっかも知れねー」
首を横に振る裕一
鉄男「お前、このままじゃダメになっぞ?ま、無理にとは言わね。気が向いたらでいい、俺は諦めねーから。また来る」
夕方
回想
鉄男「なんで音楽辞めた?俺が弟食わせるために働かなきゃなんねー、詩なんか書いてらんねーって言ったら、お前言ったよな?」
裕一「しがみつけば必ず道は開くって、大将!詩人になれるよ!」
鉄男「あれ、ウソか?」
鉄男「俺が詩を書き、お前が曲を作る、その歌がレコードになり、みんなが聞く」
鉄男「そんな夢を描いていたけど、それもまた夢だな」
回想終了
突然職場の方からハーモニカの音が聞こえる
松坂「僕ら古山君のこと元気づけたくて、元々そんなに元気じゃねーけど、今の君は君じゃない。君と音楽の間に何があったのかわかんねーけど、好きなんだろ?音楽」
落合「お友達からもお願いされた」
鈴木「国際作曲コンクール応募してみたら?」
菊池「いつまでもウジウジしてたら、あの志津っていういけ好かねー女の思う壺だよ」
何故かポーズを取る4人、仕事暇なんだろうな
そして笑う裕一
落合「お、笑ったか?1年ぶりに笑ったか」
鈴木「よかった!心配したんだぞ本当に」
松坂「あっ晶子さん、泣いてる」
菊池「だってだって」
落合「古山君、古山君の仕事は俺達がやっから挑戦してみ?」
鈴木「古山君なら出来る!」
菊池「良がった、本当に良がった」
落合「古山君、女性の涙高けーど」
鈴木「でも、晶子さんのだから」
落合「そうだな、失敬失敬」
菊池「失敬ってなんですか?」
裕一の部屋
こうして裕一は再び作曲することにしたのです
裕一「綺麗だー」
音楽から離れたブランクは長過ぎました・・・
一方、豊橋に住む音は歌手になる夢を叶えるため海外から帰国した歌の先生を訪ねていました
御手洗「マーベラス、ファンタスティック。あなたね見込みがあるわ。私の教室に通いなさい1流の歌い手にしてあげる」
音「先生」
御手洗「先生は辞めて、堅苦しいの嫌いなの。私とあなたはフレンズよ」
音「御手洗さー」
御手洗「シャラップ!敬語は使いなさい」
音「さっきフレンズだって…」
御手洗「親しき中にも礼儀ありよ」
音「呼び方は先生が決めて」
御手洗「だから、先生は辞めて」
音「そんなに?何か昔あったんですか?」
御手洗「あったの。ただ、長くなるから追々ね。そうねミュージックティーチャーと呼びなさい」
音「ミュージックチーチャー?」
御手洗「違う、てぃ、わかる?てぃ」
音「てぃ、てぃ」
御手洗「そう、あなたセンスがいいわ。将来が楽しみ」
音「あの、先生」
御手洗「だから先生は辞めなさいって」
音「ミュージックティーチャー、時間勿体ないのでお稽古お願いします」
御手洗「そうね、取り乱して恥ずかしいわ、では今日は歌い出しのレッスンよ」
音「はい」
関内家
音「ただいま」
そんなある日のこと
吟「音、遅いじゃん!こっち来て!ほら早く!」
音「なに?」
吟「座って!」
吟「お願い、見合いして!」
音「これと?!」