ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】19話ネタバレ

2020年4月23日放送の【 連続テレビ小説「エール」】19話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

ビッグニュースを伝える新聞を読んで感激した音(二階堂ふみ)は、自分の喜びを伝えたくて、思い切って裕一(窪田正孝)にファンレターを書いて送り、毎日ポストをのぞいて裕一からの返事を待ちわびる日々を送っていた。

一方、裕一と養子縁組を急ぐ茂兵衛(風間杜夫)には、裕一の音楽への挑戦をなかなか理解してもらえず、裕一を応援する三郎(唐沢寿明)は気をもむが、なぜか意外に裕一は冷静で…。

19話ネタバレ

エール (19)「君はるか」

御手洗「ストップ イット!もう どうしたの?」

音「手紙が…来ないんです」

御手洗「あれはファンレターよ。あなたにとっては大切な1通でも、彼にとっては ありんこの中の1匹」

御手洗「宇宙の 瞬く無数の星の中の星屑。いや 数の子の中の1粒ぐらい…」

音「先生 もういいです」

御手洗「ミュージック ティーチャーね」

音「また書こうかな」

御手洗「良いけど…期待しちゃ駄目よ。彼は未来のインターナショナル コンポーザーよ。今のあなたとは クラスが違うわ」

音「先生って はっきり言うから…好き」

御手洗「ありがとう。私はミュージック ティー…」

関内馬具の作業場

音「手伝うよ」

岩城「ああ」

昔は作業場に入ることを叱っていた岩城も最近は人手が足りす 音に手伝ってもらうようになっていました。

音「ねえ 岩城さん」

岩城「うん?」

音「岩城さんは 何で結婚せんかったの?」

岩城「女には興味ないで」

音「そう? そうかな?」

岩城「うん?」

音「お母さんのこと どう思っとんの?」

岩城「別に何も」

音「ふ~ん。まあ いいけど」

岩城「お嬢は 結婚せえへんのかん?」

音「うん。歌手になるから」

岩城「残念だのん」

音「えっ?」

岩城「お嬢は筋がいい。安隆さんの腕を継いどる」

音「昔は作業場入っただけでも 怒っとったのに」

岩城「はは… まあ そんな時代じゃないらあ。腕がありゃあ 女 子どもは ないて」

音「へえ~ ちょっと見直したわ」

吟「音!来たわよ!」

関内家

裕一「お手紙 ありがとうございました。」

裕一「たくさんの手紙の中で 音さんの言葉が特別に私の心に響きました。」

裕一「『竹取物語』という共通点 音という名前 そして何より あなたが歌手を目指しているということに興味を引かれました。」

裕一「あなたの好きな詩と音域を教えて頂けたら あなたのために曲を作りたいと望んでいます」

音「やった~! やった やった やった やった やった!すごい!

梅「うるさいわ~!」

音「見て見て 私のために曲作ってくれるって」

梅「えっ?」

吟「正直 絶対 返信ないと思っとった。行動してみるもんね」

音「やって後悔するより やってしまえよ!」

吟「痛い!」

梅「『やらんで後悔するより やって後悔する方がマシ』だと思うけど」

音「う~… 曲 楽しみ! 詩 何にしよう? ねっ 何がいい?」

梅「えっ?」

何かを探し始める梅

梅「これ どう?」

音「うん!」

川俣銀行

裕一「『君を思えば はるかなり 波のかなたを はるかなり たよりをよめど かすかにて 涙のうちに はるかなり』すてきな詩だな~」

指揮をしだす裕一

そこに茂兵衛登場!

茂兵衛「留学なんぞ 絶対に許さんからな」

裕一「えっ?」

茂兵衛「もう待てん! すぐにでも養子縁組の手はずを整える。以後 父親は私だ。三郎でない」

裕一「りゅ… 留学に… はん… 反対ですか?」

茂兵衛「当然だ! お前は権藤家の跡取りだ。音楽家にするために養子にするんでねえ!」

裕一「はい」

居酒屋

三郎「すまねえ… 取りつく島がねがった」

裕一「いいよ。 大丈夫。 期待してなかたから」

裕一「茂兵衛伯父さんが反対すんの当然だよ」

三郎「おめえ やけに冷静じゃねえか? 何か変だ… もっと怒っとか 茂兵衛の悪口言うとか 俺に当たっとか あってもいいんじゃねえか? これは おめえにとって 人生最大の好機なんだぞ」

裕一「分がってっけど 実は…」

三郎「何だ?」

裕一「い… いい」

三郎「何だ? 言えよ」

裕一の部屋

裕一「素敵だろ?」

三郎「もうちっと マシな紙で 書いできてもよさそうだけどな」

裕一「あ~ 違うよ! これこそが すばらしいんだよ! 常識にとらわれない感性。ファンレターの中で彼女だけが 僕の音楽に興味持ってくれたんだ」

裕一「見て ここ… ほら」

三郎「おめえ… 恋してんのか? あったこともねえ 手紙だけの女に」

古山家 浩二とまさ

浩二「何で コンクールなんかに勝手に応募しちゃうわけ?」

まさ「すごいことでしょ。 世界で2位よ」

浩二「はあ… 留学したら 喜多一潰れんだよ? 家族 ぐちゃぐちゃだよ? 分がってんのかな? あいつ」

まさ「兄さんこと そんなに悪く言うもんじゃないわ」

浩二「はあ… 母さんの意見 聞かせてよ」

まさ「私にも何がいいのか 何が 家族にとっての最善策か 分かんないの」

浩二「そんなの決まってるよ 留学やめたらいいんだ」

まさ「そうかしら?」

浩二「母さんも… 賛成なの?」

古山家 三郎とまさ

三郎「一度… 一度 金のために 魂 売っちまったら もう取り戻せねえんだな。あいづに… 茂兵衛義兄さんに 何も言えねがった」

まさ「裕一は?」

三郎「冷静だった。 それに あいづ…。 こんな時に文通相手に恋してやがる」

まさ「とぼけてるっていうか… 大物っていうか…」

三郎「あ~ 行かせてやりて~!」

関内家

音「ありえんって! 信じられる? この親」

吟「うん? 複雑な事情って何だろう?」

音「どんな事情があっても こんな機会逃すなんて考えられん」

吟「んっ!」

音「フフッ」

吟「ふ~ん」

梅「まあまあ男前じゃん」

音「あたしは美醜なんて気にしない」

吟「あなたの写真が欲しいって書いてあるわよ」

音「そう。それが ちょっと不安」

梅「美醜 気にしとるじゃん」

音「裕一さんが気にするかもしれんじゃん」

梅「そんなら その程度に人よ」

音「そうだよね… そうだ」

それから 2人は 数え切れないほど手紙を交わしました。

好きな音楽のこと 家族や友人 将来の夢 不安。

何でも手紙につづりました。

音楽の夢をひたむきに追う 音に感化され 裕一の音楽留学への想いが 再び膨らんできました。

音「はるかなり♪」

御手洗「まあ~ ロマンチック!『いかに 2人の間が離れていても 心は結ばれています。将来 日本楽壇… 否 世界楽壇のトップを進む楽人になりましょう』。」

御手洗「『今後 作曲する全てを あなたにささげます。 古山裕一』。」

御手洗「ありがとう」

御手洗「やっぱり ファンタスティックな音楽を 創造できる人は 文章も ハートも ビューティフル。 あなた いい人と出会ったわ。」

音「ただ 留学を反対されているらしくて。」

御手洗「ホワッツ!? ありえない!」

音「でも 留学したら したで 最低5年は学ばんといかんらしくて。」

御手洗「はあ… いいわね。私も ドイツに帰っちゃおうかしら。もう日本は堅苦しいわ。」

音「5年…。」

御手洗「だったら あなたも行ったらいいじゃない。」

関内家

光子「いくらかかるか分かっとんの?」

音「イギリスまでの船賃が450円。」

今のお金で 130万円くらいです。

光子「裕一さんは ちゃんと賞を取って 学校への入学許可ももらって しかも お金までもらって行くの。あんた… 今 行っても な~んも学べんわよ。」

梅「運命 信じとるの?幸せな人だわ。私は自分の力しか信じない。」

喜多一

三郎「ええ~っ!?」

そんな中 想像だにしない知らせが届いたのです。

三郎「ええ~っ!?」

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