ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】21話ネタバレ

2020年4月27日放送の【 連続テレビ小説「エール」】21話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

裕一(窪田正孝)のイギリスへの留学が決まってから音(二階堂ふみ)からの返事が来なくなり、裕一は、気をもんでいた。

裕一は、いてもたってもいられず音に会うために豊橋に向かった。

そして、音の家を訪れた裕一は、これまで手紙のやりとりだけだった音と初めて顔を合わせる。

とまどう音だったが、裕一はしばらく関内家においてほしいと光子(薬師丸ひろ子)にお願いする。一方、裕一がいなくなった福島では…。

21話ネタバレ

エール (21)「愛の狂騒曲」

音「先生が 東京帝国音楽学校に推薦状 書いてくれるって。」

光子「試験は?」

音「実技があるけど 君ならオーケーだって。」

吟「お母さん 私は? どうしたらいい?」

音「お姉ちゃんって いっつも人頼りだよね。」

吟「何ぃ? 私は あんたが気落ちしとるの 心配して 一緒に東京行くのよ。」

音「よく言うよ。 私は平気。」

吟「うそばっかり。 あんた まだ 文通相手のこと諦めきれとらんでしょ。」

音「そんなことない!」

吟「ある。」

音「行き遅れ! あ~!」

吟「ん~! んんっ!」

関内家へ訪れる裕一

吟「やめて! 待ちんよ!」

音「がハハハハ! アジフライ 取ったり~!」

吟「私の大好物! いかん 音! あっ!」

裕一「お お… 音さん…。」

音「裕一さん?」

関内家

光子「音の母の光子です。 こっちが 姉の吟。 さっき 奥に下がったのが 妹の梅です。」

光子「今日は 何の用事で こちらに? おいで下さるなら 事前にお知らせ頂かないと困りますよ。」

裕一「そうですよね。 ほ… 本当にすいません。 音さんから別れの手紙が届きまして あの… ど… どうしても会いたくなって 衝動が抑えられずに 今 ここにいます。」

光子「はい…。」

裕一「ここに しばらく置いて頂けませんか?」

光子「えっ!?」

その夜

光子「ご近所の手前 親戚の子が遊びに来とるってことにしましょう。」

音「ありがとう。」

光子「家出するって… よっぽど思い詰めてたのね。」

音「うん…。」

光子「うれしいんでしょう?」

音「うん?」

光子「正直に言いんよ。 うれしいよね? そりゃあ うれしいよね 福島から豊橋まで 後先考えんで会いに来る 未来の天才作曲家。」

光子「だけど いい? 深入りは禁物よ。 あの人は留学するの。 しかも長いんでしょう?」

音「最低5年だって。」

光子「待つ人生 あなた 歩める? 性に合ってる? しばらくはいいけど… 分かっとるよね? 変な期待させちゃ かわいそうよ。 いい?」

関内家の裕一が泊っている部屋

音「裕一さん いい?」

裕一「あっ… はい はい!」

音「大丈夫。 すぐ行きますから。」

裕一「あ… あの… 本当に… いきなり会いに来て すいませんでした。」

音「こちらこそ お返事も書かずに… ごめんなさい。」

裕一「よ… 読んでなかったですか?」

頷く音

裕一「そっか‥‥。」

音「最後に書いた手紙は私の本心なんです。 どうか 私のことなんて忘れて下さい。」

裕一「あ… あの… あの…。 あっ。 あの… 初めて さっき あなたに会ってから 浮かんだ メロディーです。」

裕一「全然書けなかったんですけど… お… 音さんに会ってから とめどなく あふれてきます。 手紙にも書きましたが あなたは… 僕の音楽のミューズ。 あっ… 女神様です。」

裕一「どうか… ひとときだけでもいいので 一緒にいさせて下さい。 お願いします。 お願いします。」

一旦その場を去る音

音「明日 豊橋をご案内します。」

裕一「は… はい! あっ お休みなさい…。」

音「お休みなさい。」

裕一「あっ お休みなさい。」

喜多一

茂兵衛「裕一! 裕一は どこじゃ!?」

関内家

吟「赤ちゃんのように 気持ちよさそうに寝とるわ。」

光子「この状況で… やはり ただもんじゃないわね。」

音「私 越してくる。」

光子「そのままでいい。 きっと 福島のご実家じゃ大騒動よ。」

喜多一

茂兵衛「どこにいるのか 教えろ。」

三郎「知らねえ。 あいづ 何考えてんだ…。」

茂兵衛「おおかた 1人でイギリス行くのが 怖くなって 逃げたとこだろう。」

茂兵衛「親が親なら 子も子だ。」

三郎「やかましい!」

一同「あ~!」

投げ飛ばされる三郎

三郎「あっ いてっ! いててて…。」

三郎「あっ!」

三郎「あそこだ!」

浩二「親父!」

三郎「えっ?」

浩二「横浜の坂梨さん もう来るよ。」

三郎「それどころじゃねえ! 任せる!」

関内家馬具の作業場

裕一「あっ… お… 音さん すいません あの… 寝過ごしてしまいました。」

音「おはよう。 岩城さん いい?」

岩城「ああ… まあ あとは1人で十分だ。」

音「はい。」

裕一「あっ 失礼します。」

豊橋を案内する音

裕一「馬具って かっこいいね。」

音「豊橋は昔からの城下町で 今も 陸軍の施設が 沢山あるの。 町と軍は 切っても切れんの。」

裕一「嫌なの?」

音「うちで作った馬具って 全部 軍用のもんなの。 仕事手伝っとる時に ふと思っちゃうんだ。 これ 人を殺めるために 使われるんだって。」

音「まあ それで生活しとるから 偉そうなことは言えんけど。」

裕一「軍人さんの命 守ってんのも馬具ですよ。すばらしい馬具なら 馬にも負担かけないし。」

音「ありがとう。」

裕一「何がですか? おおっ 城壁だ! うわっ 気付かねがった!」

音は 思い出の地を案内しました。 ここは子どもの頃 かぐや姫に選ばれず 落ち込んでいた時に お父さんの励まされた場所でした。

教会

音「ここで ちっちゃい頃 双浦環さんの歌を聴いたの。」

教会が 歌手を目指す きっかけになった場所でした。

音「それがきっかけで 私も歌いたいって思ったんだ。」

音「裕一さんは双浦 環さん知っとる?」

裕一「うん。」

回想

裕一「きれいだ~。」

回想終了

裕一「…いや 知らない。」

音「ふ~ん。」

お団子屋

音「はい。」

裕一「うん? えっ… 何これ?」

音「安隆スペシャル お父さんが よく食べとったの。」

裕一「わあ… ぜいたくだね!」

2人「頂きます。」

おいしいおだんごも頂きました。お父さんが大好きだったお店でした。

裕一「うん 甘味が凄い!」

音「おいしい?」

裕一「うん! おいしいです!」

そして… 海に来ました。

裕一「ねえ 聞こえる?」

音「波の音。」

裕一「音楽だよ。 音楽が聞こえる。」

音「お父さん 元気かな?」

裕一「聞いてみっか。」

裕一「お父さ~ん!」

裕一「元気ですか~?」

裕一「元気だって。」

音「歌手になるって お父さんと約束したの。」

裕一「あっ じゃあ お父さんに詩 書いてよ。 僕 曲 作っから。」

音「うん!」

裕一「うん!」

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