ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】26話ネタバレ

2020年5月4日放送の【 連続テレビ小説「エール」】26話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

豊橋のホールでの演奏会を無事終えた裕一(窪田正孝)は、三郎(唐沢寿明)からの電報を受けて福島に帰る。あきらめかけていた英国への留学が決まり、音(二階堂ふみ)との結婚も決まり、幸せいっぱいの裕一。福島の喜多一では、三郎、まさ(菊池桃子)、浩二(佐久本宝)だけでなく、茂兵衛(風間杜夫)も裕一の帰りを待っていた。一方、音はあこがれの歌手に向けての第一歩の音楽学校の受験日を迎えていた。

26話ネタバレ

エール (26)「ふたりの決意」

福島の川俣に帰ってきた裕一。

諦めかけていた夢の道が開かれ 最愛の人とも結ばれ まさに夢見心地でした。

町民A「あのバカ息子 帰ってきたぞ。」

町民A「いてっ! 何すんだべ。」

町民B「バカなのは おめえだ。」

町民A「はっ?」

町民B「賞金やら何やらで 合計…。」

町民A「8000円!?」

町民B「バカ! 声がでけえ。」

賞金に加えて『竹取物語』の版権料も支払われることになり

現在のお金で およそ2500万円の大金が贈られることになっていました。

喜多一

桑田「ただいま戻りました。 あれ? ま~た やっかい事ですか?」

大河原「いや 今回は荒れっぞ~。」

桑田「何も しゃべんねえですね。。」

大河原「いや~ 坊ちゃんがよ 今日 帰ってくんだろ。」

桑田「あ~ そりゃ いがった… なんて とても言えねえ。」

大河原「そう! いやいや それがよ どうも…。」

及川「文通相手と結婚するらしいんです。」

桑田「ええっ!?」

及川「恵まれた家庭に生まれて おっきな家の跡継ぎに養子になり 夢に進むことも許してもらい 何が不足なんですか?」

桑田「及川… おめえ どうした?」

及川「長男なんだ。 家のこと 第一に考えるべきでしょ。 僕たちの家族や人生も懸ってんだ。 坊ちゃんは 少々無責任すぎます。」

大河原「おうおう… 口が過ぎるぞ。」

桑田「おい 及川!」

大河原「おうおう…。 構うな。」

桑田「何だ あいつ。」

川俣銀行

裕一「あ~ 長い間 すいませんでした。」

一同「おお~!」

裕一「豊橋のお土産です。」

裕一「うん?」

落合「まさか… 実家さ 寄ってこなかったの?」

裕一「うん?」

喜多一

茂兵衛「遅い!」

三郎「ちっと見てきます。」

まさ「兄さん ごめんなさい。」

浩二「母さんが謝ることじゃねえ。」

まさ「『あいつ』は駄目。兄さんよ。」

浩二「あいつだよ! 今度の全部の騒動の原因が あいつの わがままのせいなんだよ。」

まさ「今回のことは そうかもしれんしけど… 留学は 裕一の努力もあっから。」

浩二「努力? あれ 努力なの? ただ好きなことやってるだけでねえの? 努力って… もっと苦しいもんなんじゃねえの?」

まさ「裕一だって苦労して作曲した…。」

浩二「もう 嫌なんだよ! 何で…何も勉強してねえ田舎者が そんな すげえ賞取るってことになんの? 何か… 間違ってる。」

茂兵衛「浩二! 結果だ。 過程など どうでもいい。 結果が全てだ! おめえも商売するなら覚えとけ。」

まさ「浩二!」

茂兵衛「俺と似てんな…。 賢いが 殻が破れん。 結婚相手は俺が選ぶ。 別れさせろ。」

裕一の部屋

裕一「何で うそついたの?」

三郎「すまねえ。 おめえを帰すには これしかねがったんだ。 茂兵衛だけなら なんとかできたんだが まさか 母さんが反対するって 思わなかったからよ~。」

裕一「それなら そう伝えてほしかった。」

三郎「そうか? 正直に伝えたら おめえ 帰ってきたか? 結婚許すまで帰ってこねえ ってことになったら 大変なことになる。」

裕一「大変なことって何?」

三郎「留学に間に合わなくなんだろうが。 課題の曲も作ってねえし 外国行くのに いろいろと手続きもあるし。」

裕一「俺に任せとけって言ったよね? 父さん。」

回想

三郎「俺に任せとけ ハハッ!」

回想終了

三郎「俺は… あの子のこと知ってるし おめえの思いも知ってる。 ただ それを 俺が まさに伝えても いまひとつ伝わんねんだ。 あの まさが 絶対駄目だっつうんだ。」

裕一「言い訳だよ。 父さん信用したのに…。」

三郎「すまねえ…。 ハハッ とりあえず家に帰るべ。 母さんに お願いすっぺ。 俺も 頭 下げっから。」

裕一「それは父さんの役割だよ。」

三郎「だけど おめえの結婚だ! 最後は自分で尻を拭くもんだろ。」

裕一「結局 逃げんだ 父さんは。」

三郎「逃げてね! 一緒に頭下げるっつってんだろうが。」

裕一「もういい。」

三郎「そんなこと言わねえで 俺は おめえの…。」

裕一「明日帰るから。」

三郎「おうそうか! ほほっ 俺も頑張っから。 景気づけに飲みにでも行ぐか。」

裕一「帰って。 1人で考えたい。」

三郎「あんまし 根 詰めんな。 『明日は明日の風が吹く』だ。 ハハハハ…。」

東京帝国音楽学校

教師「この学校は 10年前に新しい日本の音楽を 創造するために設立されました。 伝統を重んじながらも 世界に通用する」

教師「人材を育成することを目的としています。 言いかえれば 世界に通用しない人材は 必要ありません。 自身のない人は すぐに出ていって下さい。」

東京の下宿先

吟と音は東京の親戚の家にいました。 空いていた離れの部屋を 貸してもらったのです。

音「ただいま~。」

吟「面接 どうだった?」

音「御手洗ティーチャー『私が推薦したから絶対大丈夫』って言っとったけど…。」

回想

御手洗「アブソリュートリー オーケーよ。」

回想終了

音「かなり厳しそうだった。」

吟「お遊びみたいなとこじゃ嫌でしょう?」

音「そんでも不安…。」

吟「大丈夫って言いたいけど 不安だよね。 私も不安…。」

音「不安…。」

吟「あっ! ちょっと それ そういう意味!? コチョコチョ…。」

音「アハハ!」

喜多一

裕一「ただいま。 母さんは? 奥?」

裕一「母さん 話がある。」

裕一「母さん 聞いてますよね? なぜ反対なんですか?」

まさ「あなたの幸せを考えてのことよ。」

裕一「僕の望みは結婚です。 お許し下さい。」

三郎「まさ 俺からも頼む。 このとおりだ。」

まさ「あなたは 外国に何をしに行くの?」

裕一「音楽の勉強です。

まさ「そこに結婚は必要?」

裕一「必要です。 彼女がいないと曲が書けません。」

浩二「フッ…。」

まさ「裕一」

裕一「はい。」

まさ「あなとの目指す世界は全ての人生をささげたとしても 1流になれんは ごく1部の人なのよ。 想像もできない 過酷な戦いを 勝ち抜かなければならないのよ。」

裕一「分かってる。 その力の源が彼女なんだ。」

まさ「じゃあ もし 彼女の心が変わって あなたの 目の前から いなくなったら あなたは どうすんの!?」

裕一「音さんは そんな人じゃない!」

まさ「人の心は分かんないわ。」

裕一「母さん… ひどいよ! 音さんは信頼できる唯一の人なんだ!」

浩二「プッ… ククク…。 アハハハハ…!」

三郎「浩二 大丈夫か?」

浩二「俺の心配? 心配するなら兄さんだよ。 おめでたいよ… つくづく おめでたい男だよ。 兄さんさ 自分がどれだけ恵まれてっか分がってる? みんな 兄さんの心配してんだよ。 それなのに…  文通で知り合った女を 唯一信頼できる人だ?」

裕一「あっ…。」

浩二「何だよ それ。 それじゃ 家族は信頼できねえってことか!? 父さんや母さんに これだけ愛されて 信用できねえってこと?」

浩二「なあ… 確かに兄さんは 音楽諦めて 養子に行ったよ。 けど 結局 また戻ってきて 勝手に留学決めて それをみんな 何も言わずに 応援しようって言ってんのに 女にうつつ抜かして 結婚するだなんて どうかしてるよ。」

浩二「周りの愛を当たり前だと思うなよ! もっと感謝しろよ! これまで ずっと我慢してきたけど 俺… 兄さんが嫌いだ。 何で… 何で… 何でいつも家族の中心で…。」

裕一「いや… こ こ… 浩二 ごめんな。 本当に そんなつもりじゃ…。」

浩二「気付いてよ! もっと俺にも関心持ってよ。」

三郎「浩二 もういいべ。」

浩二「父さん…。 俺 家 建て直そうって 頑張ってんだ。 分がってる?」

三郎「分がってるよ うん。」

浩二「もっと分かってよ!」

裕一の部屋

浩二「覚えてねえかもしんねえけど 兄さんが唯一 僕にくれたもんだ。」

回想

裕一「お土産 買ってきたよ!」

浩二「うわ~! やった~!」

三郎「お帰り。」

裕一「父ちゃん 川俣 すごかったよ! 教会で…。」

三郎「そんな話は後だ。 これ見ろ。」

裕一「すげえ!」

回想終了

裕一「浩二…。 本当に… ごめんな。」

浩二「謝んなら… 家族の幸せを第一に考えて下さい。」

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