ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】49話ネタバレ

2020年6月4日放送の【 連続テレビ小説「エール」】49話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

音(二階堂ふみ)の妊娠がわかる。裕一(窪田正孝)は大喜び。音は、子育てしながらの通学は難しいのでいずれ退学しなければならないが、いつか歌手になる道につなげるためにも記念公演の椿姫だけはやり遂げるつもりだった。稽古の終わりに、みんなにその旨を伝えるが、皆は困惑している様子。自分に気を遣ってもらう必要はないと言う音に、千鶴子(小南満佑子)は周りのことも少しは考えるよう話す。

49話ネタバレ

エール (49)「響きあう夢」

裕一「ええ~!? ほ…本当!? ぼ… 僕らの赤ちゃん!? 本当!?」

音「うん。」

裕一「えっ!? ちょっと… えっ? えっ ちょっと… えっ えっ えっ? ぼ… 僕… 僕 父親になんの? 父親になんの?」

音「うん。」

裕一「えっ どうしよう? えっ えっ? えっ 信じられない! か… 体 大事にしないとね。 あっ 調子悪かったら すぐ言ってよ」

音「うん。」

裕一「あっ! ちょ… 薄着すぎない? もう あったかくした方がいいよ。」

音「大丈夫だから。」

裕一「いやいやいや もう…。」

音「大丈夫…。」

裕一「学校行くのもね 足元…。」

音「大丈夫。」

裕一「音… 学校は? そうだ…。」

音「退学しないといかんだろうね。 まあ… 子育てしながらじゃ 通学できんし。」

裕一「そっか… うん…。 そ… そうだよね…。」

音「でも… 記念公演だけは出るよ。 『椿姫』だけは絶対に成し遂げたいの。」

裕一「えっ? だ だ… 大丈夫?」

音「おなかも まだ そんな目立たんし まあ なんとかなるよ。 それに 学校はやめても公演を成功させて レコード会社の目に留まれば 歌手になる道は開けると思うの。」

裕一「いや そうなれば1番いいけど…。」

音「お母さんになることも 歌手になる夢も 両方かなえる。 裕一さん 応援してくれる?」

裕一「いや もちろん! もちろん 僕は もう 何でも協力します! あっ でも… 絶対 無理だけはしないで。」

音「はい。」

裕一「絶対だよ!?」

音「はい。」

裕一「約束だからね!?」

音「はい。」

裕一「約束して。」

音「はい。」

裕一「約束して。」

音「は~い!」

裕一「はい。」

音「食べて。」

裕一「はい。」

喫茶店 バンブー

保「そっか~。 裕一君も ついにお父さんが。」

裕一「はい!」

恵「音さん 体調は?」

裕一「あ~ 元気に学校行きました。 冷えないように腹巻けさせたり かかとの高い靴もやめるように言いました。」

保「さすがだね。 きっと いいお父さんになるよ。」

裕一「ハハハハ。」

恵「気を付けてあげてね。 出産って 命懸けの仕事だから。」

裕一「命懸け…。」

恵「そうよ。 大事にしてあげないと。 フフッ。」

裕一「はい!!」

音楽学校

黒崎「えっ!? 妊娠?」

音「はい。」

一同「えっ?」

久志「よかったね おめでとう。」

音「もう少し落ち着いてから お知らせしようかとも思ったんですけど。」

黒崎「いやいや… こういうことは 一刻も早く言ってもらった方がいい。 一緒にやれなくなるのは残念だが…。 めでたいことだしな。」

音「いえ 私 舞台には出ます。」

黒崎「えっ?」

音「生まれるは まだ先ですし 体調も問題ありませんから。」

黒崎「いやいや… 妊婦さんが舞台に立つってのは…。」

音「決して皆さんには ご迷惑をおかけしませんので 引き続き どうぞ よろしくお願いします。」

古山家

音「ただいま~。」

裕一「フフッ。」

音「どうしたの?これ。」

裕一「お帰り! ちょっと気ぃ早いかって思ったけどね 待ちきれなくて。」

音「かわいい」

裕一「でしょ? 着るものは分かんなかったから 今度 一緒に買いに行こう。」

音「それは生まれてからでいいよ。 まだ男の子か女の子かも分からんし。」

裕一「そう? あ~ まあ そうだね。 ねえ 音さ… ねえ どっちかな? どっちかな?」

音「うん?」

裕一「男の子と女の子 どっちがいい?」

音「う~ん… 元気に生まれてきてくれれば どっちでも。」

裕一「う~ん… 僕は どっちかな~? 女の子かな? あ~でも 男の子も悪くないな~。 どっちかな? 迷う…。 あっ 音 とにかく体 気を付けてね。」

音「うん。」

裕一「無理 禁物だよ!」

音「うん。」

裕一「よいしょ…。」

音「あのね…。」

裕一「うん。」

音「今日 学校で みんなに妊娠のこと…。」

裕一「あれ? やすりって あったっけな?」

音「あるよ 納戸に。 持ってくる。」

裕一「あっ… いい いい! 僕 行くから。 あそこ 足元悪い。 音 休んでて。」

音「フフフ。」

裕一「はい 座って 座って。 納戸 納戸…。」

音楽学校

井上「やっぱ ヴィオレッタは 交代した方がいいんじゃないかね?」

豊子「本来なら 千鶴子さんなわけだし。」

西田「その方が こっちも気兼ねしなくて済むよな。」

ドアの前で聞いてしまった音

千鶴子「ちょっといい?」

千鶴子「やっぱり あなたは強欲ね。 あなたが どう生きようと構わない。 でも… 少しは周りのことも考えて。」

音「周りのこと?」

千鶴子「正直 みんな 戸惑ってる。 あなたに気を遣って 思いっきり練習ができないって。」

音「気を遣ってもらう必要なんてないです。」

千鶴子「そういうわけには いかないでしょ! 私だって… こんなこと言いたくないのよ。」

古山家

裕一「えっ 音 音? ちょ… 大丈夫?」

音「大丈夫」

裕一「いや いいよ… 僕 やるから。」

音「平気だって。 病気じゃないんだから。」

裕一「うん…。」

吟「ごめんくださ~い!」

裕一「うん? あっ… はい! はい!」

裕一「あっ お義姉さん こんにちは!」

吟「こんにちは。」

裕一「あっ どうぞ。」

吟「よいしょ…。」

裕一「あっ もう新婚生活 落ち着きました?」

吟「ええ おかげさまで。」

裕一「音! 吟さん 来てくれたよ。」

吟「フフフ。 妊婦さんって 酸っぱいもん欲しくなるっていうから これ!」

音「ありがとう。」

吟「裕一さん どう? お父さんになる気分は。」

裕一「あっ… いや まだ実感 湧かないですね。 あっ どうぞ どうぞ。」

吟「へえ~。 それにしても 早速 おもちゃだらけじゃない。」

裕一「いや 何か かわいいの見つけっとね つい買っちまうんですよ。」

吟「私も ついに 伯母さんか~。 お母さんも梅も すっごく喜んどったよ。」

裕一「お~。」

吟「梅は 東京に用事もあるから 近いうちに会いに来たいって。」

音「東京に何の用事?」

吟「あの子 また やる気出して 小説の文学賞に挑戦しとるみたい。」

裕一「ほ~う。」

吟「出版社に行くとか何とか。 よく知らんけど。」

音「そっか。 梅も頑張っとるんだね。」

吟「あんたの方は? 学校の手続きはしたの?」

音「手続きって?」

吟「退学するんでしょう?」

音「記念公演が終わるまでは通うつもりだよ。」

吟「えっ!? 何言っとるの。 あんた 妊婦でしょう?」

音「妊婦が学校通っちゃいかん 決まりでもあるの?」

吟「おなかの赤ちゃんに万が一のことがあったら どうすんの?」

音「気を付けとるから大丈夫だって。」

吟「でも あんた1人の体じゃないんだし…。」

音「分かっとるよ! いちいち うるさい!」

その場を去る音

裕一「あっ… すいません 何か。」

裕一「いや 何か すいません。」

吟「ううん。 妊婦さんの中には 気分が 不安定になる人もいるっていうし そのうち 落ち着くでしょ。」

裕一「…だといいですけど。」

吟「じゃあ また。」

裕一「ありがとうございました。 気ぃ付けて。 失礼します。」

吟「いいなあ… 赤ちゃん。」

音楽学校

環「早いわね。」

音「あっ…。 いろいろ取り戻さないといけないので…。」

環「今日は… 『今日も』だけど 古山さんは 5度以上 音が飛ぶと 不安定になる。 まずは そこを克服しないとね。」

音「はい。 先生だけです 普通に接して下さるのは。 みんな 変に気を遣ったり… 二言目には おなかの子どもに障るからって。」

環「私は あなたを特別に扱う必要なんて ないと思ってる。 あなたには ヴィオレッタとしての責任があるし それを全うする義務がある。」

音「はい。」

環「古山さん あなたは『椿姫』の舞台に出たいのよね?」

音「もちろんです! 舞台をしっかり務め上げて プロの歌手になりたいです!」

環「そう…。 1つ 確認してもいいかしら?」

音「はい。」

環「プロってね… たとえ 子どもがしにそうになっていても舞台に立つ人間のことを言うの。 あなた 当然 その覚悟はあるのよね?」

古山家

裕一「音 入るよ。 大丈夫? これ… うどん煮てみたけど。」

音「要らん。」

裕一「果物なら食べれそう? うん? えっ 起きんの?」

音「学校行かんと… 稽古ある。」

裕一「えっ? いや 駄目だよ 駄目駄目。 1日ぐらい休んだって平気だから。 ほら 寝て 寝て。」

音「ぐらい? 『ぐらい』って何?」

裕一「えっ?」

音「私は ヴィオレッタなの。 1日でも休んだら みんなに迷惑かかる。」

裕一「いや でも… でも 音 お母さんなんだから。 体 大事にしないと。」

音「お母さん… うん… お母さん お母さん お母さん…。 裕一さんにとって 私って何? 赤ちゃんのお母さんでしかないの?」

裕一「いや… そんなこと…。 いや そんなこと言ってないよ。」

音「裕一さん 代わりに産んでよ。 裕一さんは家で仕事できるから おなかに赤ちゃんいたって 大丈夫でしょう?」

裕一「代われるなら… 本当 代われるなら 代わってあげたいよ。」

音「どうして 女だけ…。」

それから2週間 音は つわりがひどく ほとんど 練習に 参加できませんでした。

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プロの世界は厳しいですね・・・

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