ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】52話ネタバレ

2020年6月9日放送の【 連続テレビ小説「エール」】52話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年6月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

藤堂先生(森山直太朗)から校歌完成披露会の誘いを受けて、裕一(窪田正孝)は音(二階堂ふみ)と華を連れて、久しぶりに福島に帰ってくる。子どもたちが元気に校歌を歌う姿を見て、裕一は作曲のお願いを引き受けてよかったと喜び、藤堂先生に得意なものを教えてもらったからこそ今の自分があるとあらためて感謝する。披露会の後、裕一は久しぶりに実家を訪れ、父三郎(唐沢寿明)や、母のまさ(菊池桃子)と再会を果たす。

52話ネタバレ

エール (52)「家族のうた」

♬『阿武隈の川辺に 若葉萌ゆ 我らの学び舎に あふれる希望 ゆけ ゆけ 真っ直ぐな 光であれ』

藤堂「皆さん 改めて ご紹介させて頂きますが こちらの古山裕一先生は…。」

裕一「いやいや…『先生』は もうやめて下さい。」

藤堂「では 小山君と呼ばせて頂きますが 彼の小学校時代は 地味で おっちょこちょいで 勉強も運動も苦手な 地味な子でした。」

生徒「古山さんは づぐだれだったの?」

教師「こら 山下! すいません…。」

裕一「づぐだれって言われてたよ。」

藤堂「そんな古山君が変わったのは 音楽と出会ってからです。 21歳にして 国際的作曲コンクールで2等を受賞。」

藤堂「今や 皆さんが いつも口ずさんでいる 『船頭可愛いや』を生み出すほどの 作曲家になられました。 小山君 君からも ひと言。」

裕一「この度は こ… 校歌を作曲するという 大変名誉な申し出を下さり 皆様 まことに あ… ありがとうございました。」

裕一「『人より ほんの少し 努力すんのが つらくなくて ほんの少し簡単にできること それがお前の得意なもんだ』って あの時 先生が そう教えて下さらなかったら 今の僕はありません。」

裕一「その時のことや ふるさとの風景を思い出しながら作曲しました。 この校歌が 皆様の 大切なふるさとの思い出となることを 心から 願っています。」

音「お父さん すてきだね。」

藤堂「そういえば 村野は元気か?」

裕一「ああ。」

藤堂「『福島行進曲』 あれは いい詞だった。 今も書いてるのか?」

裕一「書いてますよ。 ただ それだけで食べていくのは なかなか。」

藤堂「佐藤も東京に行ってると聞いたが…。」

裕一「あ~ 会いました。 久志は音と同じ音楽学校で 声楽 学んだんです。」

音「3人で 福島三羽ガラスで活躍するのが 裕一さんの目標なんですよ。」

藤堂「それは すばらしい。 もし実現したら 教師冥利に尽きるな。」

晶子「あなた~。」

藤堂「あっ…。」

晶子「ヤッホー! 裕一君 お帰んなさい!」

裕一「えっ? しょ… 晶子さん?」

藤堂「妻の晶子です。 フフフ…。」

晶子「何よ… 何…。」

裕一「ちょっと… 晶子さんが? ちょっと待って…。 驚いたよ! えっ? あ…赤ちゃん?」

音「おめでとうございます。」

晶子「そうなの! 来月には お母さん。 4度目の結婚で やっとね。」

音「4度目!」

晶子「それより このあと ご予定は?」

裕一「あ~… すいません このあと 実家に 顔 出さなきゃいけなくて。」

藤堂「お母さん 君たちに会うのを 楽しみにしてたようだから。」

晶子「それも そうね。 ご両親に孫の顔見せて 安心させてあげてね。」

裕一「はい!」

晶子「フフフフ…。」

喜多一

音「大丈夫。 みんな 待っとってくれとるって。 ほら 笑って。」

裕一「や… やっぱ… 帰ろう。」

音「ほら~!」

裕一「いやいや… じゃじゃあさ… 音 先 行ってよ。」

音「何言ってるの今更!」

裕一「いやいや 音 先 行った方がいいよ。 華もいるし。」

音「ちょっと…。 ねえ 華もいるし。 華 寝てるから。」

裕一「華がいるから 音 うまくいくと思うんだ。」

音「先 行きん… 先 行ってよ。」

裕一「ちょっと…。」

華が泣き出す

音「ほら もう~!」

裕一「あっ ごめん ごめん…。」

音「せっかく寝たのに…。」

裕一「ごめん ごめん。 華 ごめんね。 ごめん ごめん…。 ごめん ごめん… ごめんなさい。」

まさ「赤ちゃんの泣き声が聞こえたから もしかしてと思って。」

裕一「母さん…。」

音「ご無沙汰しております。」

裕一「た… ただいま。」

音「娘の華です。」

まさ「初めまして 華ちゃん。 会いたかったわ。」

音「あっ…。」

裕一「あっ…。」

音「お願いします。 少し ぐずってしまって。」

裕一「そう。 ご… ごめんなさい。」

まさ「なんつう かわいらしい。 いい匂い。 うん? どうしたの? おなかすいたかな~?」

三郎「おい まさ 誰か来たのか?」

裕一「父さんだ。」

三郎「誰だ 誰だ… (足をぶつける) いてっ! いて~っ! いてえ! 足がいてえ!」

裕一「父さん 父さん…。 た… ただいま。」

三郎「裕一! 音さん! あっ… 来るなら来るって 言ってくれりゃあ…。」

まさ「実はね 驚かせようと思って お父さんには ないしょにしてたの。」

裕一「あっ… そう!」

音「裕一さん 小学校の校歌を作曲したんです。 それのお披露目会に呼んで頂いて。」

三郎「そりゃあ すげえじゃねえか! やったな おい!」

裕一「ありがとう。」

まさ「お父さん 見て。」

三郎「えっ?」

まさ「華ちゃん。」

三郎「おお…。」

まさ「私たちの初孫。」

三郎「うわ~ めんごいな おい… ほいほい ほいほい…。 ハハッ。 おい 風邪ひいたらいけねえ。」

三郎「おい そだとこ突っ立ってねえで 入れ入れ。 (足をぶつける) ああっ! いてっ! いててて…。」

まさ「気ぃ付けて。」

三郎「いてえ 足が。 いてえ…。」

中へ

裕一「えっ? 店 どうしたの?」

三郎「あ~ もう やってねえんだ。」

裕一「えっ!? ちょ… 店 閉めたの?」

まさ「いろいろあってね… 浩二に負担かけるばっかりだったから 半年前に お店閉めたの。」

三郎「こっちから閉めてやったんだよ。 ハハハ。」

裕一「それ… 僕のせいだよね?」

三郎「おめえには関係ねえ。 ほら 入れ。 ほれ… よいしょ。」

三郎「ベロベロバ~。 ベロベロバ~。 わわわわわわ… フフフ。」

裕一「父さん なかなか連絡できずで 本当にごめん。」

音「すみませんでした。」

三郎「いいんだよ。 便りがねえのが元気の証拠なんだから。 風のうわさで 裕一の活躍ぶりは なんとなく知ってたしよ。 ヘヘヘ…。」

華が泣く

三郎「ふう~!」

音「おがげさまで 私も華も 元気でやれております。」

まさ「それは よがったわ。」

音「手伝います。」

まさ「いいから 華ちゃん見てて。」

三郎「ほい そうだ そうだ。」

裕一「これ 東京のお土産。」

三郎「そだに気ぃ遣うな。」

裕一「あれ? 浩二は?」

まさ「役場で働いてる。 農業推進係っていうところでね 毎日 朝から晩まで働いてる。 あっ… そうだ! ねっ これ 見て。」

まさ「面白い形でしょ? 兄さんがね 趣味で 土いじり始めたらしくって。」

裕一「茂兵衛伯父さんが?」

まさ「もう 要らないって言うのに 次から次へと どんどん送ってくんのよ。」

裕一「へえ~。」

音「すてきですね!」

まさ「いつか お茶会やんのが夢なんだって。 才能あっと思ってんだから。」

三郎「『下手の横好き』よ。 へへッ。 よし! 今夜は久々に宴会だ。」

裕一「えっ?」

宴会

まさ「召し上がって下さい。」

三郎「めでたい! 今夜は裕一の凱旋祝だ! みんな ジャンジャン飲んでくれ。 ほら 来たぞ 来たぞ! お~ 空けて 空けて。」

レコードを流す三郎さん

♬~(『船頭可愛いや』)

落合「おおっ ハハハハ…。」

三郎「裕一!」

楠田「よっ!」

♬『夢のぬれましょ』

落合「そ~れっ。」

♬『潮風夜風』

三郎「あ~ いいな~!」

♬『船頭可愛いや』

三郎「俺も飲んじゃおうかな もう。」

裕一「つごうか?」

三郎「いいよ。」

♬『船頭可愛いや 波まくら』

裕一「その節は ご迷惑をおかけしました。」

落合「いいから いいから。」

鈴木「ほれほれ 飲んで 飲んで。」

裕一「ちっとでいい… ちっとで あっ もうもう…ちょっと…。」

鈴木「今や 売れっ子作曲家だもんな! いや~ 大したもんだ! へへッ。」

落合「俺は信じてたど。 いつか必ず こうなるって。」

鈴木「いや~ もう!」

裕一「皆さん 元気そうで何よりですよ。 あっ 華は?」

音「やっと寝た。」

裕一「妻の音です。」

音「その節は大変お世話になりました。」

鈴木「あ~ こちらこそ。」

落合「いや~ 2人が無事に結ばれて 本当に いがった! うん。 アハハハ!」

鈴木「娘まで生まれちって… ちっとは幸せ分けてくれ!」

裕一「えっ?」

落合「アハハハ 鈴木君 かみさんに逃げらっちゃったのよ」

回想

鈴木「あの辺にしょう。 あのぐらいが ちょうどいい。」

本当に失礼なシーンだよねw

回想終了

裕一「あのぐらいが ちょうどいいって 言ってたのに?」

落合「…んなこと言ってから駄目なんだ。 なあ?」

松坂「ですよね~」

鈴木「2人だって独身じゃないですか!」

落合「あ~ うっざし うっざし! ハハハ…。」

松坂「うっざし!」

裕一「銀行の方 どうですか 相変わらず 暇ですか?」

落合「ああ…。」

松坂「銀行も人手に渡って みんな辞めたんです。」

裕一「じゃあ… い… 今 何を?」

鈴木「ハハハハ 俺ら 今 信用組合で務めてんだ。 支店長は 今 部長だから」

2人「うん。」

落合「あ~ そんな心配するこったねえ! 頭取の紹介で 行員たち みんな 新しい職場で頑張ってっからな。 なっ?」

鈴木「晶子さんなんて 古山君の恩師の嫁さんだど。 うまいことやったわい! まあまあ 飲もう 飲もう。」

裕一「僕 もう… ああ…。」

鈴木「もう ねえな。 そっち そっち。」

松坂「これも 入ってないです。」

音「私 お代わり持ってきますね。」

鈴木「あ~ 申し訳ねえ。」

落合「悪いね 悪いね。」

裕一「ありがとう。」

鈴木「おめえも手伝わんか。」

落合「めんこいね~。」

鈴木「また もう! 人の嫁だから もう。」

落合「分かってるよ!」

鈴木「もう~ すぐに! バカ! 元気だから! 老いて ますますだからな。」

落合「めんこい めんこい。」

元・川俣銀行メンバー帰宅

落合「あ~ 悪いね。」

松坂「すいません。 大丈夫ですか?」

鈴木「うん 大丈夫 大丈夫。」

裕一「いや もう本当に 今日は 皆さん ありがとうございました!」

落合「期待してっど!」

鈴木「俺たちの誇りだから。」

松坂「頑張って下さいね。」

落合「頑張れ~!」

裕一「ありがとうございます。 気ぃ付けて。」

落合「お前も 体 気を付けてな。」

松坂「じゃあ また。」

裕一「気ぃ付けてね。 お休みなさい。」

三郎「すげえ男になったもんだ。 ハハハ…。」

音「お義父さん 私やりますよ。」

三郎「ハハッ すまねえな。 あちぃ~! あちあち…。 あちぃぞ おい。 あ~ あちぃぞ 気を付けろ あちぃぞ あちぃぞ あちぃぞ…。」

三郎「うっ!」

音「大丈夫ですか?」

三郎「ああ… ああ。 ちっと… 飲み過ぎたな。 うん! 大丈夫だ うん。 ハハハ…。 飲み過ぎた。」

音「あっ 私 やっておきますから。」

三郎「あっ すまねえな。 あっ… ふう…。」

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