ドラマダイジェスト

【 連続テレビ小説「エール」】9話ネタバレ

2020年4月9日放送の【 連続テレビ小説「エール」】9話のネタバレです。

連続テレビ小説「エール」はNHKで放送しているドラマです。

現在は(2020年5月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

テレビまたはNHKオンデマンドが見れない方やこのドラマに興味のある方はこの記事をご覧になってください。

あらすじ

音(清水香帆)が竹取物語に出演する学芸会までには戻ってくると約束した父・安隆(光石研)だった。

安隆が不在となり、途方に暮れる母・光子(薬師丸ひろ子)と三姉妹。関内家にいても仕事がないと言って、馬具職人の岩城(吉原光夫)も去って行こうとする。

光子の窮状を見て、仕事の口利きをしている打越(平田満)は、光子に近づこうとする。一方、竹取物語の稽古では、かぐや姫を演じる良子(田中里念)が問題を起こし…。

9話ネタバレ

エール (9)「運命のかぐや姫」

熊谷「どうしました?」

校医「警察から連絡がありました」

熊谷「え?」

熊谷「関内」

音「はい」

熊谷「お父さんが亡くなられた。大阪で事故に巻き込まれた。子供を助けて電車にはねられたらしい」

お父さんの死はあまりに突然でした。

お葬式が終わり1週間経っても音は全く実感がありませんでした。

吟「優しかったよね、お父さん」

梅「お父さん、痛かったかな」

光子「痛かっただろうね」

梅「それ、どうするの?」

光子「お父さん、言っとったの。俺は墓みたいな狭い場所で眠るのは嫌だ、広い所が良いって」

場面変わって朝食時間

光子「今日は銭湯の日だ。どうする?」

音「行こう」

吟「え?」

音「行こう!ね?」

銭湯帰りのお団子屋

吟「父さん、お団子好きだったよね」

光子「若い頃なんか、みたらしとヨモギを交互に刺して、最高の贅沢だーとか」

音「それ、川俣でもやっとった」

光子「そう」

音「お父さん、居ないんだね。本当に居ないんだね」

光子「音」

音「もう一緒に銭湯行くことないんだよね。もう一緒にご飯食べることないんだよね。ごめん。なんでだろ?なんで急に?」

光子「音、泣いていいんだよ」

音「お母さん、お父さんはなんで私達を残して人の子を助けたの?私達より、その子の方が大切だったの?」

光子「そんなわけないじゃない。咄嗟の行動だったの」

音「お父さんに会いたい、お父さんに会いたい」

光子「お父さんに高い高いしてもらった時のこと覚えとる?」

梅「うん」

光子「お父さんにおんぶしてもらったこと覚えとる?」

光子「だったら、お父さんは居る。目には見えないけど、ずっとあなた達の傍に居る」

音「本当?絶対本当?」

関内家

光子「あの子達を守ります。どうか安心してください」

打越家

打越「この度は大変ご愁傷様でした。ええ男を亡くしましたのー」

光子「打越さんには生前から大変お世話になっておりました。それで今後も変わらずご贔屓に願いたいと思いまして」

打越「なんだ?商売を続けんさるおつもりかね?」

光子「もちろんです、でないと生活出来ません。私が主人に代わって」

打越「職人の世界を女が仕切れるか?それに納品先の陸軍さんも女なんか相手にせんだら?」

光子「遮二無二頑張るつもりです」

打越「女子供に出来るほど商売は甘くないに!どうだ?儂と一緒にやらんか?儂が色々面倒見たるで?関内さんが軍をさられて何年になるかや?」

光子「10年です」

打越「そうか、そんなんなるか?そろそろ契約を見直さないといけん時期ですな」

光子「は?」

打越「いやね、他にも元軍人の馬具屋はおるでね。儂がまあ、何とか抑えとるけど普通は契約終了だに。まだお子さんも小っちゃいだら?まあ一遍儂の申し出よく考えてみとくれ」

それから光子は取引先を周りました。

しかし主が亡くなった馬具店と

商売を続けようという

ところはありませんでした

光子「このまま契約を切らないでください。お願いいたします」

一方竹取物語の稽古は大詰めを迎えておりました。

良子「バカみたい。熱い、重たい」

熊谷「神崎、どうした?」

良子「最後月に帰るなんて変だと思うんです。私なら帝と結婚します」

熊谷「竹取物語はそういうもんだろ?」

良子「私にはわからんので出来ません」

熊谷「おい、神崎」

音「良子ちゃん、やろ」

良子「うるさい!あんたが休んどった間もずっと稽古しとったの。おじいさん2は口出さんで!」

音「ごめん」

たえ「ひどい、音ちゃんにあやまり?」

良子「やだ!そもそも、あんたが竹取物語なんて言い出すもんでこんなことになんのよ」

良子「内んところはね、親戚中が見に来るの。失敗したら、なんて言われるか」

音「見に来てもらえるだけいいじゃん!」

その場を去る音

熊谷「おい関内、待て」

関内家

音「ただいま」

吟「音、大変!職人さんが辞めた、みんな!」

音「え?」

吟「陸軍さんから契約切られて、それで」

音「岩城も?」

関内家の墓で岩城を見つける音

音「逃げるんですか?」

岩城「女子供にはわからん」

音「お父さんの世話になってたんじゃないんですか?」

岩城「職人は仕事が無きゃ食って行かれん」

家に帰ってきた音

音「ただいま」

光子「おかえり!何処行っとったん?心配した」

音「岩城、見つけた。あいつも逃げた」

光子「仕方ないわ。みんなそれぞれ人生あるもの」

音「お母さん、内…大丈夫?

光子「んーかなりマズ…イー」

10話へ

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