【 連続テレビ小説「純と愛」】21話のネタバレです。
あらすじ
地元・宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働き始めた狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第2巻。愛の温もりにすがった純。しかし、愛は純を突き飛ばして逃げて行ってしまい…。
21話ネタバレ
連続テレビ小説「純と愛」21話「ねむりひめ」ネタバレ
あー 何やってんだよ 朝っぱらから こっちは2回も失敗してるっちゅうのに キーッ
オオサキプラザホテル
ロビー
おじぃ 一応 まだ お試し期間中なんだけどさ やめたほうが いいってこと? あいつと付き合うの
いかんいかん めげちゃ 3度目の正直って 言うしな でも 2度あることは3度ある とも言うしなぁ
客室
女「だから あっくんが また 熱を出したっていうのに どうして…」
ゲッ あのトラブル一家だ
女「急用 旅行中にどんな急用があるって言うのよ?」
なんか 触らぬ神になんとか って感じだな
女「え? ちょっと…」
あー でもなー
純「あの なにかお困りですか?」
女「この子を 病院に連れていかないといけないんで 悪いんだけど あの子の面倒 見てて もらえないかしら?」
純「この時間なら 私が 相手出来ると思います 上の者にも報告しておくんで」
ゲームのコントローラーを投げるガキ
純「ちょっと! こういうの投げちゃダメでしょ 壊れちゃうよ こういうの投げたら そんなことより ほら お外で お姉ちゃんと遊ばない? ねえ? おい! ちょっと?」
あー やっぱ 引き受けるんじゃなかった
純「ちょっと 待って! ちょっと ダメよ こんなことしちゃ ねえ こんなことしたら いけないの」
本当 ひっぱたいたろか このガキ!
純「すみません 狩野です 1003号室の お客さんのお子さんなんですけど あの 鏡に クレヨンで 落書きしちゃって 全然消えないんで すみません あの 客室係 呼んでいただけますか?」
指輪を取るガキ
ロッカールーム
純「あー! ビックリした なんですか?」
桐野「あなた 1003号室のお子様のお相手をするために 部屋に入ったわね?」
純「はい」
桐野「一緒に来てくれる? お客様が 指輪が 無くなったと騒いでるの」
客室
女「あなたが 取ったんじゃないの?」
純「え? ちょっと待ってください」
女「私が留守の間に この部屋に入ったの あなただけだし 荷物にも触ったでしょ 詰め方が 違うから わかるのよ」
純「いやいや それは お子さんがね 荷物を ばーっと ひっくり返したの」
女「子供は そんなこと してないって 言ってるわよ」
純「僕? さっき おかあさんの荷物 ばーっと ひっくり返して…」
女「ウチの子 疑う気?」
純「ちょっと 待って下さいよ 痛っ!」
相変わらず 痛い
桐野「申し訳ありませんが 見つけにくい所に落ちてる可能性もございますので お部屋を探させてもらえますでしょうか?
純「あの 信じてください 私 絶対 取ってないですからね 多分 上の子がやったんじゃないかな と思ってるんです私 じゃなかったら あんな ウソ…」
桐野「無駄口たたいてる暇があったら 客室係に連絡して ここのフロアのゴミ 全部調べてもらって それと 今日変えた シーツに混ざってる可能性があるからリネン室に 洗濯を止めるように 言って」
純「わかりました」
桐野「急いで!」
純「はい!」
純「本当に小さいものなんで お願いします 細かいところまで よく探してください」
皆川「社長のせいで いい迷惑だよ」
だから 私は社長じゃないっての
純「よろしくお願いします」
リネン室
純「本当にご迷惑 おかけします すみません」
「社長が 問題起こすの もう慣れたわよ」
こっち だって 慣れちゃったわよ そういう嫌味
小野「おい! 社長!」
純「はい!」
小野「お前も探せよ!」
客室
桐野「レストランや ショップ お客様が出歩かれた可能性のある すべての場所を探しましたが 出てきませんでした」
女「だから この人が 盗んだのよ あ 思い出した 私の指輪をみて『ステキですね』とか 言ってたし」
それは お愛想だろ
女「ねえ この人の身体検査をしたら? ロッカーも調べてよ」
桐野「当ホテルの従業員 決して お客様の物を盗んだりは しません」
女「じゃあ 弁償してよ 指輪が無くなったことは 事実でしょ ホテルの責任じゃないの」
桐野「申し訳ありませんが 貴重品につきましては セーフティボックスを使用していただきたいとお願いしております 弁償は いたしかねます」
女「でも ホテルの人間が盗んだかもしれないのよ」
桐野「どうしても お疑いになるのでしたら 警察に被害届をだしていただくしかありません」
女「分かった そうするわ」
男「ちょっと 落ち着けって」
女「あなたもいいなさいよ」
男「本当に無くしたの?」
女「無くしたのよ」
絶対 犯人は お前だ
宿泊部
米田「また お前か どれだけ 俺たちに迷惑かければ 気がすむんだ?」
純「私は何もしてないです」
米田「もう 何も言うな お前は」
なんだと このやろー
米田「警察に被害届出されたら 厄介なことにならないか? 大した指輪じゃないんだろ? だったら 弁償して こいつの給料から さっぴときゃ いいんだから」
桐野「そんなことをしたら 組合が 大騒ぎすると思いますが」
米田「じょっ 冗談だよ! とりあえず お前は 始末書書いとけ いいな?」
純「なんで 私が? 何も盗んでないのに…」
米田「もう お前は 何も言うな! 何もするな 命令されたことだけ やっとけ!」
純「ちょっと 待ってくださいよ 何で私が… 痛い! 痛い 痛い!」
廊下
純「桐野さん おかしいと思わないんですか? なんで あの子を確かめようとしないんですか?」
桐野「刑事にでも なったつもり? あなた」
純「え?」
桐野「私たちに出来ることは 指輪を探す お手伝いをすることで 犯人捜しじゃないの あの子を問い詰めて 一体誰が 笑顔になるの?」
ぽっつん…
自宅
『うれしいひな祭り』が流れる
また この歌だ
ああ 始末書なんて 書きたくないよ もし愛くんが 見たら どんな顔なんだろ? 今 ああ 声が聞きたい いや でも あんまり 甘えるのやめよ とか 思ってるうちに
純「あ! かけてしまった」
愛「はい」
純「私 今 どこ? ネットカフェとか?」
愛「はい」
純「今 何してんの?」
愛「一応 職探しを いつまでも プー じゃ マズイし これから 純さんと ちゃんと 付き合うんだったら」
ってことは まだ お試し期間は 終わってないわけね
愛「なかなか 適当なのが なくて」
純「うん 人の顔見なくて いい仕事って なんだろ? 図書館? 研究所とか なんか? 作家 画家 動物園… あ ねえねえ 灯台守とか どう?」
愛「一応 みんな やったことあるんですけど」
え? 灯台守も?
愛「やっぱり 結局 人の顔見なきゃいけなくて」
純「あ そうだ! ねえ パソコンは? パソコンの仕事はさ 人の顔見なくて いいじゃん」
愛「パソコンも長くやってると ネットにつながってる世界中の人間の悪意 みたいなもの が押し寄せてきて 頭が 破裂しそうになるんで」
純「じゃあ どうすんのよ? 運動神経も凄いいいし 英語も出来るし なんでも 出来そうなのに」
愛「分からないんです 自分が 何をしたいのか」
純「え?」
愛「なんのために 生きてるのか 高校の時 家を出るまでは 両親の跡を継いで弁護士になるものだと 思ってたし それより 純さんの方こそ なにかあったんじゃないですか?」
純「え?」
愛「それくらい声聞けば わかります」
くそ こいつには ウソつけねー
純「うん 実はさ… この間 言ってた母親にさ『留守の間 子供の面倒みてくれ』って 頼まれたんだけど… そうだ!」
愛「どうしたんですか?」
オオサキプラザホテル
純「あ あの子 あの子 また 落書きして あの子が 本当に盗んでないか 見てほしいんだけど」
愛「いや でも」
純「お願い もう方法が他にないんだって」
皆川「こら ここは ダメだぞ」
愛「分かりました」
純「どう? 見える?」
愛「指輪は あの子が 持ってます」
純「やっぱり」
ガキ「うー」
女「あっくん? どうした?」
ガキをひっぱたく愛
愛「おい お前 二度と 弟に『死ね』なんて 言うな!」
男「ちょっと なにやってんですか あなた」
愛「分かってんのか おい お前がな 親にバレないように 弟イジメてんの全部 知ってんだからな」
え? ウソでしょ?