ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」29話「きたかぜとたいよう」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】29話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第3巻。純と愛は、愛の弟・純の墓前で共に生きることを決意し、一緒に住むことになる。一方、正は、善行の目論みで見合い相手と結婚することになっていた。

29話ネタバレ

連続テレビ小説「純と愛」29話「きたかぜとたいよう」ネタバレ

純「ねえ 愛くん 一度 病院に行ってみない?」

愛「どういう意味ですか?」

純「誤解しないでよ 私は 愛くんが これ以上 苦しんでるのを見るのが嫌なの それに 人の本性なんか 絶対 見えない方がいいんだし 一度 精神科の先生に相談したら?」

愛「ちょっと トイレに」

純「あのさ… 今答え出さなくていいから 考えといて」

愛「あるんです」

純「え? 何が?」

愛「一度 自分で 精神科に行ったこと」

純「え? それで?」

愛「精神科の先生の本性が見えてきて それが あまりにも 酷くて我慢できなくて 止めました 病院だけは勘弁してもらえませんか? 今日みたいな騒ぎ 二度と起こさないようにするんで お願いします」

純「うん 分かった」

朝食

純「今日も 愛くんが作ってくれた クリームシチューは おいしいね」

愛「ありがとうございます」

純「今日 天気 いいね」

愛「そうですね」

純「じゃあ」

愛「あ 僕片づけます」

純「ううん 大丈夫 これぐらい じゃあ 私 そろそろ 行くね」

愛「あの 純さん」

純「ん?」

愛「やっぱり ダメですか?」

純「ん?」

愛「ずっと ここで 純さんのために家事をするっていうのは」

純「あ うん… でもさ」

愛「すみません やっぱ変ですよね ヒモみたいだし 仕事探しにいきます 今日」

純「うん ごめんね 行ってきます」

愛「いってらっしゃい」

道中

突然現れる千香

びっくりした! つーか あぶねーよ あんた

純「どうしたの? 千香ちゃん?」

千香「『田辺さん』です」

純「え?」

千香「『千香ちゃん』じゃなく『田辺さん』って呼んでください これからは」

なんやそれ?

純「あ…」

千香「それから 昨日のこと まだ 謝ってもらってませんけど? あなたの恋人と称する人に 言いがかりつけられたんですよ 私」

純「あの… 昨日は…」

水野「その必要はないよ 君は悪くないんだし」

千香「なんで こんな人庇うんですか? 水野さん」

水野「じゃ 言わせてもらうけど これ書いたの君じゃないの?」

千香「なに 言ってるんですか?」

水野「こないだ 君から もらったメモと 筆跡 全く同じなんだよね」

確か同じや! しかも 仕事中にこんな ラブラブメモ!

水野「君の方こそ 謝った方がいいんじゃないのかな? 彼女に」

純「あ いや」

水野「このことは 誰にも 言わないからさ」

千香「水野さんが いけないんです」

水野「は?」

千香「こんな人 好きになるから]

その場を去る千香

水野「ちょっ ちょっと」

オオサキプラザホテル
ロビー

純「ん!」

げ! 出た!

多恵子「どうやら 私の言ってた通りになってるみたいね」

純「ん! どういうことですか?」

多恵子「さっさと別れて 愛を病院に連れていきなさい」

純「いや…」

多恵子「あなたの住所を調べて 乗り込むくらい簡単だけど 遠慮してるんd…」

純「私は! 北風みたいなやり方したくないんです おかあさんみたいに 失礼します」

多恵子「あなたみたいな女に何が分かるの? もしあなたの決断が あの子の一生を台無しにしたら その責任をとる覚悟はあるの? あなたに?」

純「それは…」

多恵子「あなたは 逃げ出せば済むことかもしれないけど 私はそうはいかないのよ どんなに辛くても 耐えてくしかないの弱音を吐くわけには いかないのよ 戦うしかないのよ じゃなかったら こんな薬なんか 飲まないわよ」

皆川「あの お客様 何か? ウチの従業員が失礼なことでも?」

多恵子「別に ちょっと お願い事をしていただけよ もう一度これ お渡ししておきますから! よろしくお願いいたします」

道中

『うれしいひな祭り』が流れる

ああ またこの歌が 頭の中を お母ちゃんに電話しようかな… あ でも この前泣かせちゃったしな…

狩野家

正「あれ? 母さんどうしたの?」

晴海「あ うん… 純に電話しようかと思うんだけど」

正「うん」

晴海「この前怒られちゃったからさ」

正「え? なんで?」

晴海「え? うん… あ 正 あんた 本当にいいの?」

正「何が?」

晴海「まだ マリヤさんのこと 好きなんじゃないの 本当は」

正「俺は 婚約したんだしさ」

晴海「あんたが どうしても 嫌なら お母さんが お父さんに 頼んであげるからさ」

正「なんか どうしたの? なんか珍しいね お母さんが そんなこと言うなんて」

晴海「気になるのよ マリヤさんのことが」

正「まあ マリヤのことだから 俺のことなんか 忘れて たくましく 生きてるよ きっと」

自宅

純「うわー すごい! なにこの ごちそう?」

愛「いいこと あったんです」

純「いいこと? もしかして 仕事決まった?」

愛「はい(お金を手渡す)」

純「え? なにこれ?」

愛「今月の生活費です」

純「え? どうしたの このお金?」

愛「麻雀やったんです 相手の待ちとか 読みとか 全部わかるから 楽勝でした」

純「こんなの… こんなの逃げてんのと一緒じゃない! ねえ? 辛いのは 分かるよ だけど どうして 戦わないの?」

愛「母に会ったんですね」

純「そうやってさ 心の声聞くのもやめてくれる?」

愛「トイレに」

純「だから そうやって トイレに逃げるのもやめてよ! 私はね いつも あんたが先にトイレに入るからね 膀胱炎になりそうなんだからね!」

トイレに駆け込む純

別に今はしたくないのに 入ってしまった

愛「ウチの母と同じように 僕のこと 病気だと思ってるんですか? 純さんも?」

純「そうじゃないけど… 私は このまま愛くんが 一生うつむいてたら どうしよう って思うわけ 付き合ってるなら 普通のカップルみたいに 堂々と顔を上げて歩きたいの ダメかな? そういうの」

愛「わかりました」

純「え?」

愛「明日 病院行ってきます」

純「本当?」

愛「二人のため… ですもんね?」

純「うん」

おじぃ おねがい この決断だけは 間違いじゃないって言って

30話へ

モバイルバージョンを終了