ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「純と愛」2話「まほうのくに」ネタバレ

【 連続テレビ小説「純と愛」】2話のネタバレです。

あらすじ

夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」シリーズ第1巻。父が営む沖縄・宮古島のホテルの再生を夢見る狩野純と、彼女を支える青年・愛が織り成すラブストーリー。。

2話ネタバレ

連続テレビ小説「純と愛」2話「まほうのくに」ネタバレ

大阪

「オオサキプラザホテ 面接の方 こちらへお進みください」

おじぃ 今まだの就職試験は 全滅だったけど このホテルはイケるってか 運命を感じる…気がするっていうか そう 信じることにしよう

愛「すみません すみません すみません」

純「痛っ!」

愛「すみません」

純「なんですか? 人の顔ジロジロ見て?」

愛「すみません 初めてだったから つい」

純「はじめて? 何が?」

愛「あ いや すみません 別になんでもないです」

その場をあとにする二人

まだ 見てるよ なんなんだよ もう

オオサキプラザホテル
面接

千香「それで あの ホテルの フロントの方が 親切に声をかけて下さって 部屋からレストランから 見つかるまで ずっと付き合って一緒に探して下さったんです 結果としてアクセサリーを見つけて下さったことも 嬉しかったんですが それ以上に…」

落ち着け 純 最終面接に残ったのは ここだけなんだから 言葉に気をつけて 興奮せずに余計なことは 言わない

(携帯の着信音)

携帯くらい 切っとけよな

中津留「どうぞ 続けて」

千香「あ はい えと それで 昔から ホテルが好きで それで あの… 人を 人を喜ばせる」

露木「(くしゃみ)」

ビックリした

面接官「どうぞ 続けて」

千香「はい 御社に入社したら 誠心誠意サービスに あの… 一生懸命 お客様のために働く覚悟ですので よろしくお願いします」

「では 次の方 どうぞ」

純「はい 狩野 純です よろしくお願いします。」

中津留「狩野さんは 宮古島ですか」

純「はい」

中鶴 「いいところなんですね 海も綺麗だし 住んでる人も優しいし」

純「はい 1人を除いて」

サザンアイランド

善行「(くしゃみ)ハハハ 誰かおじさんの話題話してる いかがですか? 沖縄ちゅら玉 綺麗でしょ ちょっと待って これ見て サンゴTシャツ サンゴやから35って書いてある ダサカッコ良さがウケるみたいなね 今の若い人たちににはね 要りませんか そうですか こっちね ちんすこうございます 銘菓ちんすこうね」

善行「かつこさん きちんとお掃除やってよ お願いしますね どうもありがとうございました」

善行「何をボーっとしてんのや お前がボーっとしてるから 売れへんやったやないか」

晴海「すみません 今頃 純は 最終面接かと 思うと つい…」

正「まあ あいつのことだから 面接官に 怒鳴ってたりして」

善行「あいつの話しは二度とするなと言うたやないか 就職全部落ちても このホテルでは呼ぶな 島袋さん 綺麗にやってね お掃除」

純「ウチの家族3人で 近所の人に手伝ってもらいながら 小さなホテルをやってます あと アホな弟が1人いました 二浪のくせに勉強もしてない」

中津留「あなたのエントリーシート見たけど ずいぶん個性的ですね」

純「そうでしょうか?」

中鶴「では あらためて 当社を希望する理由を教えて下さい」

純「はい 社長になりたいからです」

真一郎「社長になって どうするの?」

純「おじぃが作った… あっ… 祖父が作ったようなホテルにしたいんです ここを」

真一郎「それは どんなふうに」

純「魔法の国です」

面接官「魔法の国?」

純「そこに泊まった お客さんは みんな笑顔になって帰るんです まるで 魔法がかかったみたいに」

真一郎「なんでだろ?」

純「まだ よく分かんないんですけど 一つだけ 言えるのは そのホテルには おじぃの愛がたくさん 溢れてるっていうことで」

純「おばぁを心から愛してたおじぃは おばぁが不治の病にかかったと知ったとき 経営してた 車の修理工場壊して ホテルを作る決心をしたんです 仕事が忙しくて ロクに旅行もつれていけなかった おばぁのために 泊まっただけで 世界一周したような気分になる そんなホテルを作ってやるんだって でも 結局 おばぁは そのホテルを見ることはできませんでした」

露木「(くしゃみ)すみません」

真一郎「ごめんね 続けて」

純「はい おじぃのホテルは」

(携帯の着信音)

米田「すみません どうぞ 気にしないで」

落ち着け 純

純「おじぃのホテルは」

冷静に 冷静に

純「こんなことは 言いたくないんですけど」

あー ダメ ダメ 純! ダメ!

純「どうして 携帯とか 切っとかないんですか? さっき 彼女が あなたの携帯が鳴ったせいで 調子が狂って 結局 言いたい事の半分も言えなかったの 分かってます?」

露木「まあまあ」

純「てか あなたの くしゃみもそうですよ もう少し 気を使って せめて 小さくやるとか 出来ないんですか? あなたみたいに でっかい声で くしゃみをする人って 周りの人間がどれだけ ビックリして どれだけ心臓が縮む思いしてるか 分かってます?」

中津留「もう それくらいで 時間もないし」

純「時間がないと仰るなら 言わせてもらいますけど この面接は私達の一生がかかってんですよ だったら あなたも こっちが話してる時は 書類なんか見てないで 人の顔も見ましょうよ」

純「もう二度と会えないかもしれないんだから せめて 今この瞬間を 共に良い時間にしましょうよ 考えたら それってホテルの基本理念じゃないんですか? それくらいの気配りも出来なくて よくホテルで働いてますね 偉い人がこんなんだったら 近い内に潰れますよ このホテル」

面接後

あー やってしまった

純「あー もうっ! 痛っ」

これで全滅だ

純「あー ハッ!」

なに? なに? この嫌な感じは何?

も もしかして… あれから ずっと 居たとか ?

おじぃ なんなの一体! 都会って怖い

純「うわーっ! あっ! 痛っ」

つまずく純

愛「大丈夫ですか?」

純「一体 なんなんですか? あなた?」

愛「どうしても もう一度 確かめたくて」

純「もしかして 誰かに 似てるとか?」

愛「いや そうでもなくて」

純「じゃあ 何なのよ?」

愛「説明しても長くなるし 説明しても 分かってもらえないと思うんで」

そういう 捨て猫みたいな目しないでよ

純「悪いけど こっちは 面接で 失敗して滅茶苦茶ヘコんでるわけ もう あとがなかったのに それも無くなっちゃったわけ 面接のオヤジとか 自分にも腹が立って 腹が立って 暴れそうなわけ」

愛「すみませんでした」

その場をあとにする純

愛「あの!」

純「うっさい!」

愛「一つだけいいですか? あなたは そのままでいて下さい」

愛「ずっと そのままで 居て下さい お願いします」

おじぃ なんなの あれ?

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