【 連続テレビ小説「純と愛」】44話のネタバレです。
あらすじ
地元・宮古島のホテルの再生を夢見て大阪で働き始めた狩野純と、彼女を支える不思議な青年・愛が織り成すラブストーリー第4巻。純と愛は市役所に婚姻届を提出しようとするが、証人がなかなか決まらず…。
44話ネタバレ
連続テレビ小説「純と愛」44話「まもってあげたい」 ネタバレ
オオサキプラザホテル
フロント
元彼の結婚式をメチャメチャにするって 予告した人が
自宅
愛「それで その人 結局泊まってるんですか?」
純「うん まあ 予約もしてるからさ ホテルとしては 断る理由がないんだよね」
愛「うーん でも 式妨害しようとしたら どうするんですか?」
純「うん だから 部屋の前で見張って もし出てきたら 式場に 近づけさせないようにするしかなくてさ でもな 式挙げる2人のためにも 騒ぎには なってほしくないんだよな」
愛「そうですよね」
純「こうなったら 私が説得しに行こうかな? この人にさ 大人しく帰ってもらうように」
愛「いやー でも この人ガタイ良さそうだし 気をつけてくださいよ」
純「大丈夫だよ いざとなったら 私がぶっとばすから ハンドボールで鍛えた この体と ガッツで」
愛「純さん」
純「ん?」
愛「縁起がいい ほら」
純「うわー!」
愛「どうしたんですか? 朝から くっついて?」
純「とって とって!」
愛「朝のクモは 縁起がいいんですよ?」
純「でも… 大きいんだもん あれ!」
愛「分かりました ごめんな 純さんが もの凄く 怖がってるから 純さんがいない時に また おいで はい 元気でな!」
オオサキプラザホテル
料飲部
池内「本日は 申し訳ありません 他の部署の方々にも ご協力いただいて まもなく 式が始まりますので 各自 配置場所について いただけますか」
一同「はい!」
露木「この男は どないしてるんや 今?」
池内「まだ 部屋から出てくる気配はありません では それぞれの 配置場所をお伝えします」
一同「はい!」
客室
なんで よりによって… この人と 同じ場所で 見張ることに?
水野「ねえ?」
純「はい?」
水野「あれから ずっと 考えてたんだけど」
純「はい」
水野「俺って そんなに魅力ないかな?」
純「いやいやいや そんなことないと思いますよ」
水野「じゃあ 君の男の趣味が悪いとか?」
純「もしかしたら そうかもしれないですね」
水野「なんかさ どれだけ考えてもわかんないんだよ なんで 愛なの?」
純「いや でも ちょっと 今そんなこと 考えてる場合じゃないと 思います」
水野「どうしても 分かんないんだよ」
純「あ!」
なんじゃ あの恰好は?
水野「お客様 失礼ですが どちらへ?」
灰田「別に関係ないでしょ どこに行こうか?」
純「あの 映画とかの真似して 花嫁さんを 奪って逃げよう とか 考えてないですよね?」
灰田「だったら なんですか?」
水野「申し訳ありませんが 式場に行くのは ご遠慮いただけますか?」
灰田「邪魔しないでくれませんか? 彼女は 一時の気の迷いで結婚しようとしてるんです 早くとめないと」
純「ちょ ちょ… ダメですって! あの 花嫁さんは あなたが暴力をふるうから別れたって 言ってました その後 ストーカーみたいなことも されたって 言ってました だから ダメです」
灰田「誤解です」
純「痛っ!」
灰田「彼女の方こそ 僕と何年も付き合って 結婚の約束もしてたのに いきなり 好きな人が出来たから 別れてくれって 一方的に言いだして それ以来 いくら連絡しても 会ってくれなくて」
純「ちょっと…」
灰田「このままじゃ どうしても あきらめきれないんです 別れるにしても 本人の口から 直接聞きたいんです」
水野「その気持ち とても よく分かります 僕にも」
おいおい それ言うか 今?
純「あの ちょっと お部屋で待っててもらえませんか? 私が 花嫁さんに 会ってもらえないか 頼んできますか」
式場
純「お願いします」
池内「何言ってるの? そんなことして 新婦様にケガでもさせたら どうするの?」
純「でも どうしても 悪い人に見えないですよ ちゃんと会って 話せば 分かってくれそうな気がするんですよ」
新婦「なんでそんなこと しなきゃいけないの?」
純「いや あの お願いします あの 本当にちょっとでいいんで…」
新婦「いい加減にしてよ! あの人は 別れてくれって 必死で頼んでも 殺すとか 言って何度も ストーカーみたいなことしたのよ!」
純「いや でも それは…」
新婦「警察呼んで 早く追い出してよ」
純「いや でも… 警察沙汰にしたくないって 言ったのは そちらですよね?」
新婦「だから ホテルとして 守る気があるのかって 聞いてるんでしょ! このままじゃ 怖くて 式が挙げられないじゃない!!」
あんたの方が よっぽど 怖い! とは 言えんしな…
客室
純「すみません やっぱり あちらは どうしても 会いたくないと…」
灰田「そうですか… じゃあ 式が終わるまでの間 この部屋から出ませんから それでもいいですか?」
純「でも…」
水野「部屋の前で見張らせていただきますが それでも よろしいですか?」
灰田「かまいません」
おじぃ なんだか せつない…
式場
元彼と花嫁さん どっちの言ってることが本当なんだろ?
ロビー
池内「この度は おめでとうございました」
新郎「行こうか」
新婦「お世話になりました」
新郎「行こうか」
新婦「はい」
純「(無線に)お2人 無事に出発されました みなさん お疲れ様でした」
客室
水野「式が終わりましたので ご自由に部屋を出て頂いて 結構です(ノック)灰田様?」
純「あ!」
水野「お疲れ様」
純「お疲れ様です どうですか あれから?」
水野「うん ずっと 大人しくしてるけど 休まれてるのかな?」
純「そうですか」
水野「まあ 大丈夫でしょう 行こう!」
料飲部
池内「お先に!」
純「お疲れ様でした」
おじぃ なんか イヤな予感がするのは なぜ?
フロント
純「ねえ 例のお客さん もうチェックアウトした?」
千香「まだだけど」
客室
純「(ノック)灰田様! いたら返事して もらえますか? 灰田様?」
まさか… 死のうなんて思ってないよね?
純「いるんだったら 返事してください! 灰田さん!」
室内
純「あ! 寝てるだけかも?」
純「あ 灰田様? 灰田様… 灰田さん! 灰田さん! しっかりしてくださいよ! なんで こんなバカなこと してるんですか?」
千香「先生呼んできます!」
純「起きてくださいよ!」
灰田「なにやってるんですか? あなた?」
純「生きてた… 良かった… 大丈夫ですか?」
灰田「なんなんですか? 一体? 気持よく寝てたのに」
純「あ… すみません 私 死んだのかと勘違いして」
灰田「え?」
純「あと お節介なことをして 本当にすみませんでした 失礼します」
灰田「ウソです」
純「はい?」
灰田「死のうとしたけど 出来なかったんです」
純「え?」
灰田「バカみたいでしょ フラれて当然ですよね」
純「そんなことないですよ」
灰田「俺なんかより 向こうの男の方が ずっとマトモなんですよね」
純「いや そんなこと…」
灰田「女性から見たら」
純「そんなこと…」
ない とは言えない… いかん 何か言って 励まさなくては
純「あの… ほら あれですよ あなたは 愛があふれてるから それに気づいてくれる人が現れます すぐに」
灰田「そうでしょうか?」
純「おじぃは いつも 言ってました あ 祖父です 祖父 この世に 意味のないことなんか 1つもない って だから 灰田さんが彼女にフラれてしまったのも きっと 本当の 運命の人と出会うためです」
千香「先生 呼んできました!」
純「ごめん 大丈夫だから もう すみません 先生も本当に ごめんね! 大丈夫だ 私の勘違いだった」
灰田「ありがとうございました おかげで吹っ切ることが 出来ました」
純「本当ですか?」
灰田「あなたに会えてよかった」
純「いやいやいや 本当にすみません ありがとうございます」
自宅
純「いやー 良かったよ 本当に話しが分かってくれてさ うん うん やっぱ 私さ ブライダル向いてんのかもしんない? 愛くんのクリームシチューはおいしいし もう最高! あ お代わり」
愛「はい」
純「ん? なに? 喜んでくれないの?」
愛「ああ いや 気にしないでください」
純「いやいや 待ってよ なに?」
愛「多分 僕の勘違いです」
オオサキプラザホテル
ブライダルサロン
純「いらっしゃいませ…」
灰田「すみません」
純「ああ いらっしゃませ 今日はどうしたんですか?」
灰田「昨日 名刺いただくのを 忘れたから」
純「あ! 名刺 待田です」
灰田「実は こちらで結婚式を挙げようと思って」
純「え? もう お相手見つかったんですか?」
灰田「はい! あなたです!」
純「は?」
灰田「僕と結婚しましょう! 待田純さん!」
おじぃ 今 何を言うた? この人?