【 連続テレビ小説「純と愛」】8話のネタバレです。
あらすじ
夏菜主演によるNHK朝の「連続テレビ小説」父が営む沖縄・宮古島のホテルの再生を夢見る狩野純と、彼女を支える青年・愛が織り成すラブストーリー。。
8話ネタバレ
連続テレビ小説「純と愛」8話「ほんとうのかお」ネタバレ
オオサキプラザホテル
宿泊部
純「部長から お願いしてもらえますせんか?」
米田「もうお前は余計なことはするな」
純「え?」
米田「あの人は 大手製薬会社の総務部長で 会社の行事一切 学会から慰安旅行まで すべて ウチのホテルを使ってくださる 大事な常連客なんだよ」
純「大事な常連客さんだってこと…」
米田「もし ウチとの取引を止めて 他所のホテル 使うなんてことになったら 年間1億近い 売上がパーだ」
純「じゃあ お隣のお客さん どうすんですか?」
米田「部屋帰るように 申し出れば いいだろ? 値段をそのままにして グレードアップすれば 文句も言わなんだろうし」
客室
北見「ああ どうなりました?」
純「申し訳ありません 他の部屋に移っていただくわけにはいかないでしょうか?」
北見「どういうことですか?」
純「いや あの… すいません あの…」
北見「私は この部屋がいいんです この部屋に居たいんです もう 我慢しますから どうも ありがとう」
純「ちょっと…」
ロビー
皆川「社長! どこにいんだよ? 社長!」
純「すみませんでした 持ち場を離れていました」
皆川「どこに行ってたんだよお前」
おじぃ つらいよ… 私のことを信じるって言ってくれた その言葉が ズシンと来たのに
純「あの 社長 お話があるんですけど」
真一郎「うん」
中津留「君 立場をわきまえなさい」
真一郎「まあ いいじゃない 総支配人 なに? 社長?」
だから それやめろ
純「はい ええと」
真一郎「なるほど」
純「はい だから なんか 我慢してもらってる方のお客さんに 申し訳なくて」
真一郎「じゃあ 頑張って」
純「え? いやいや ちょっと… 待って下さい? え? それだけですか?」
真一郎「大丈夫 君なら 何とかできるって 大好きなんだろ ホテルで働くの?」
純「まあ そうですけど…」
真一郎「俺もホテル 大好きなんだ まあ どっちかっていうと 泊まる方だけど」
お前は本当に社長かよ?
真一郎「お待たせ」
水野「聞いたよ 大変らしいね 迷惑をかける常連さんいるらしくて」
純「そうなんですよ もう このままでいいのかな って思うと いや なんか なんとも 出来なくて」
水野「君はサモトラケのニケみたいだね」
純「え? なんですか それ?」
水野「知らない? ルーブルにある 有名な 彫刻で 船の先端に立って翼を広げて 風をまっすぐに受けてる女神だよ」
純「ふーん? そうなんですか?」
水野「じゃあ 行こっか?」
客室
北見「なんですか?」
水野「大変失礼ですが お客様にご迷惑をおかけした せめてものお詫びに こちらを お納めいただけませんか?」
北見「何ですか? それ?」
水野「当ホテルの 無料宿泊券でございます」
北見「もう お気持ちは大変ありがたいんですが」
水野「え?」
北見「私の家は 北海道ですし それに もう年なんで 当分このホテルには 来られそうに ありませんから」
水野「でしたら ご家族の方にでも」
北見「家族は 居ません 私は今日 この部屋に居たいだけなんで すいません」
水野「失礼いたしました」
純「ちょっと 待ってください! あの わけを教えて下さい なんで この部屋じゃなければ ダメなんですか? なんで 今日じゃなければ ダメなんですか?」
北見「すみませんが」
純「いや でも…」
水野「大変失礼しました」
ロビー
水野「まあ 仕方ないよ やれるだけのことはやったし」
純「はい」
水野「そうだ 今日 終わったら 気晴らしに 飯でも食いに行こうか? おごるからさ」
純「はい…」
水野「じゃあ 終わったら 外で待ってるから ね?」
千香「チッ」
休憩室
(携帯の着信)
純「もしもし?」
剛「もしもしお姉? 今さ すっげー良い事あってさ なんだと思う?」
純「いい事?」
剛「500円見つけちゃいました」
純「その500円で 好きなもんでも 買え! バカ!」
(携帯の着信)
なんだろう? もしかして 仕事初日だから 心配してかけてきたとか?
純「もしもし」
狩野家
晴海「純? 剛 そっちに行ってない?」
純「まだ 電話してないんだ あのバカ」
晴海「え? じゃあ 大阪に居るの? 剛?」
純「あ?」
回想
剛「悪いけどさ ここに来たことは 秘密にしてくれる」
回想終了
純「あ いやいや あの まだ そっちに連絡ないかなと 思って」
晴海「もう どこに行っちゃったんだろ? あの子 1人じゃ 何にも出来ないのに」
正「お母さん じゃあ 行ってくるね 明日の朝には 帰るから」
晴海「うん 気をつけて」
正「ういー」
晴海「ねえ 正がさ 最近 様子がおかしいの 今か 那覇に行くとか 言ってるし」
純「あのさ お母ちゃん 私もさ 今日は仕事初日で 色々大変なのよ 色々めんどくさい問題とかあってさ」
善行「おーい!バスタオル どこや?」
晴海「はい ただいま!」
純「お母ちゃん?」
晴海「お父さん来たから 切ろうね」
純「は?ちょちょちょ… ちょっと待ってよ!」
善行「誰と話しとるんや?」
晴海「間違い電話です バスタオルー」
オオサキプラザホテル
休憩室
これが ニケ?さんか? しかし クビが無い けど… カッコイイ!
回想
北見「家族は 居ません 私は今日 この部屋に居たいだけなんで」
北見「もう我慢しますから」
回想終了
客室
(チャイムを鳴らす)
粕谷「なんや またお前か! 何の用や?」
純「申し訳ありませんが どうしても 静かにしていただけないなら 他所でやってもらえますか?」
粕谷「なんやと?」
純「お隣のお客さんは ずっと 我慢してお部屋にいらっしゃるんです だから お願いします」
粕谷「それが なんじゃ? 隣の部屋のことなんか 知るか 帰れ 帰れ 帰れ!」
純「ちょっと! 待って下さいよ」
粕谷「何してんねんお前! いい加減にせいや!」
純「あなたたち 立派な社会人なんでしょ? それだったらね 少しは 周りの人の迷惑とか 考えたらどうなんですか?」
粕谷「なんやと コラ! おい ふざけんな!」
純「私は ふざけてないですよ! マジメに お願いしてるんです!」
粕谷「女は黙ってろ!」
ちょっと 何やってんの?
純「私が 男だったら 言う事聞いてくれるんですか?」
粕谷「口の減らない女やな」
こわー
純「ちょっ…」
なにこの展開?
純「お客さん ちょっと落ち着いて下さい!」
おじぃ 助けて!
(チャイムが鳴る)
粕谷「なんや?おら? なんだ お前?」
愛「電球が切れてるんで 取り換えに来ました」
粕谷「そんなもんは 頼んでないぞ」
愛「でも そこの電球が」
部屋が暗くなる
粕谷「なんだ おい!」
なんなのこれ? あんたは 私の王子さま?
粕谷「何やってんねや お前ら」
純「ちょっ ちょっ」
愛「ここまでくれば」
純「はあはあ」
愛「すみません」
純「ねえ あんた その 恰好 何?」
愛「今 電気関係の修理のバイトしてるんで」
純「あ そか あ そういえばさ さっき 電気 消えるの 分かるって言ってたでしょ? それも そういう?」
愛「ああ 違います それは これを 抜いただけで」
なんだ
純「いや でも 助かった 本当に あんたが そんな仕事してなかったら 私 今頃どうなってたか わかんないから」
愛「すみません ずっと 見てたんで…」
純「今 想像したけど それ 完全にストーカーだよね?」
愛「すみません でも あなたのことだから 何か無茶するんじゃないかと 思って でも もう今日は止めます すみませんでした」
純「ちょっと 待って! あんたさ 人の本性が 見えるって言ってたけど あのさ 頼みがあるんだけど」