2001年8月7日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】110話のネタバレです。
現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
すれ違いの新婚生活も落ち着いた頃、二人は家と病院の仮眠室で、同時に幼い頃に死んだ和也の夢を見ました。数日後、恵里の妊娠がわかり、夢はその知らせだったのかと喜びます。一風館でもお祝いの食事会が開かれ、管理人のみづえは戦時中に失った息子の話をし、子どもは大事に育てるように諭します。恵里が産休に入る前日「看護師は一生できるいい仕事だよ」と声をかける看護師長の聡子。転勤が決まった聡子との別れでした。
110話ネタバレ
連続テレビ小説「ちゅらさん」110話「かりゆしの出逢い)」ネタバレ
北栄総合病院
診察室
恵里「え~っ! 本当ですか?」
廊下
恵里「あ! 走ったらダメだ! 走ったら。」
内科病棟
文也「きみは将来 プロ野球選手?」
子供「うん。」
文也「あ! じゃあ 後で!」
子供「うん。」
ジェスチャーで妊娠したことを伝える恵里
文也「え~っ!!」
ナースステーション
祥子「遅いですよね 上村さん。」
聡子「そうねえ。 何なんだろうね 呼び出しなんて。」
祥子「何か検査で 出たんですかね?」
奈々子「え~? あんな健康な人は いないわよ。 私が人生の中で出会った人の中で 一番 丈夫よ。」
祥子「何もなければ 呼ばれない訳だし。」
奈々子「そうよね? 丈夫そうに見えてって事もある。」
祥子「そうですよね。」
恵里「遅くなりました!」
奈々子「また 廊下 走ってる!」
恵里「すみません。」
奈々子「いいけど 何だったの?」
恵里「え? いや『何』って…。」
祥子「何か病気とか?」
恵里「そんなんじゃないです はい。」
祥子「そうなんだ。」
聡子「大丈夫? 何か 問題あった?」
恵里「いえ 全然。」
奈々子「なんだ。 心配すると 絶対 後悔するのよ この人の場合!」
恵里「すみません。」
聡子「大丈夫なのね じゃ!」
恵里「実は!!」
祥子「何?」
奈々子「どうしたの?」
恵里「実はですね… 私… 私…。 私…。」
病室
奈々子 聡子 祥子「え~?!」
患者「なんだ?」
ナースステーション
聡子「うそ?」
祥子「ホント?」
恵里「はい! もう 参ったな! 恥ずかしいな ハハハ…!」
3人「はあ~!」
恵里「あら?」
古波蔵家
恵文「どうしたの 勝子?」
勝子「うん?」
恵文「また変なの? 体…。」
勝子「何か この辺りが わさわさと。」
恵文「え?」
恵尚「大丈夫ね? おふくろさん。」
勝子「別に具合が悪い訳じゃないから…。 でも 何でかね? うん?!」
恵文「どうしたの?」
勝子「おかあさん?」
ハナ「何ね?」
勝子「電話… 鳴りますよね?」
恵文「え?」
恵尚「ん?」
ハナ「うん 鳴るね。」
恵文「は? 何で… 何で 勝子が分かるの?」
勝子「何でか 分からないさ。 恵里からですよね?」
ハナ「そうだね。」
恵文「え? どうなってるわけ?」
勝子「もう 何で 私 分かってしまうんだろう?」
(電話の呼び鈴)
恵文 恵尚「うわっ!」
勝子「もしもし? 恵里? 恵里なの?」
恵尚「マジで? マジで!」
勝子「え? え~っ!」
北栄総合病院
恵里「本当さ! 私 赤ちゃん できてしまったさぁ!」
いやぁ ついに この日が来たねぇ
古波蔵家
勝子「でも 驚いたさ。 うん… おめでとう 恵里 おめでとうね。」
北栄総合病院
恵里「仕事中に お願いして 電話させて もらってるので… うん…。 ありがとう また 電話するから。 うん じゃあね。」
古波蔵家
恵尚「あっ!」
恵文「何でぇ?」
勝子「あ! ごめん!『仕事中だから また かける』って。」
恵文「そうね でも 恵里がね?」
恵尚「ねえ!」
ハナ「かりゆしどぅ!」
恵文「めでたいやっさ!」
恵尚「めでたいばっかりよ!」
恵文「男の子かね? 女の子かね?」
勝子「そんなの まだ分かる訳ないさ!」
恵文「そうか? どっちかねえ? めでたいね 恵尚!」
恵尚「めでたいね! 恵達はデビューするし ゴーヤーマンは 売れるし めでたい事ばかっかり!」
恵文「そうだね 歌うかね?」
恵尚「歌っちゃおうよ!」
ハナ「おばぁも踊るさ!」
恵尚「はいよ!」
恵文「じゃ いくよ!」
恵尚「OKよ!」
恵文「せ~の!」
恵尚「ハイ! よっ!」
恵文「ん?」
恵尚「何? どうしたの?」
恵文「何で 勝子に電話が分かったの?」
勝子「ああ? 何でかね?」
ハナ「勝子さんが 沖縄の おばぁになったという事さ。」
勝子「私が… おばぁ?」
ハナ「そうさ。」
恵文「勝子が おばぁ…? 俺はは おじぃ?」
恵尚「そういう事になるね。」
恵文「そうか… ん? おばぁになると 不思議な力が ついてくるわけ?」
ハナ「そうさ。」
恵文「おじぃは どうなるわけ?」
ハナ「おじぃはダメ。 特に 恵文みたいなものは 全然ダメさ。」
恵文「何でよ?」
ハナ「若い時から 苦労して働いて 年とって その力を持つわけさ。 お前みたいに 若い時から 遊んでばかりいたら 全然ダメ!」
恵文「何でよ! つまらんねぇ。」
恵尚「若い頃 遊んでいたら 全然ダメかぁ?」
恵文「でも うれしいけど 心配であるね?」
勝子「大丈夫かな? 恵里は。」
恵文「行った方が よくないかね 勝子。」
勝子「そうだね。 でも 何度も行く訳に いかないさ。 大変になるのは これからだし。 静子さんも いてくれるし。」
恵文「そうかね。」
ハナ「であるね。」
勝子「ええ… こんな時 本当 遠いね。 沖縄と東京は…。 遠いね!」
上村家
静子☎『分かった でも 私が この目で 確かめてからにしてね? うん… この前の事もあるしね。(電話の呼び鈴)あ ちょっと待って。』
(電話の呼び鈴)
静子「はい もしもし あ 恵里ちゃん。 どうしたの? え? 妊娠… した。 本当? 本当なの?」
北栄総合病院
恵里「はい。 とりあえず 第一報をと思いまして。」
上村家
静子「おめでとう。 うん… おめでとう。 うん 分かった。 大事にしてね? ありがとう じゃあね。」
静子「やだ! 孫? やだ! どうしよう どうしよう。 孫かぁ ああ どうしよう! どうしよう。 何でこんなにドキドキするんだろう?」
☎『もしもし 社長?」
静子「でも ダメなのよね ここで 舞い上がって 余計な事を言って バカなおばあちゃんになっては ダメなのね ダメダメ! 冷静に知的に 客観的に『頑張って 産んでごらんなさい』と言うのよね。」
静子「ああ! 出来るかな? 何で こんな落ちつかないの? しっかりしろ! でも なりたい。 おバカな おばあちゃんに なりたい! 口出ししたい! ああ!」
☎「もしも~し!」
静子「ああ! つらいよ!」
一風館
ダイニング
真理亜「何? 曲? 出来ないの?」
恵達「ええ。 真理亜さんも?」
真理亜「うん まあね。」
恵達「そうですか。 つらいですよね。」
真理亜「そうよね お互いに。」
恵達「はい。 うれしいです 分かってくれる人がいて。」
真理亜「私も…。 それはそうと あんたの姉え姉えはさ。」
恵達「また何か 迷惑かけましたか?」
真理亜「いつまで ここに居るんだ?」
恵達「ああ そうですね。 でも探してる ふうには 思えないんですよね。 文也君もすっかり溶け込んでるし。 こないだなんか仕事帰りに『新しい乳製品があった』と 買ってきた。」
真理亜「ダメだ。 楽しそうに 男ゆんたくと 言って 下に降りてきてるもんね。」
恵達「実は あんまり 盛り上がらないんですけどね。」
真理亜「ずっと ここに居るつもりでは? 将来 子供 生まれてもさ。 ずっと ここに居たりとかして?」
恵達「いくら何でも それは無理。」
真理亜「分んない あんたの姉え姉えは?」
恵達「それは そうですね。」
(電話の呼び鈴)
みづえ「もしもし 恵里ちゃん? え! 子供ができた!」
真理亜「マジ?」
恵達「あ!」
いやいや あっちこっちで 大騒ぎさね
ゆがふ
兼城「あきさみよー。」
柴田の職場
柴田「何ですって? あ! あ!」
容子の職場
容子「ひょ~!」
北栄総合病院
ナースステーション
恵里「ありがとうございます。 わがまま 聞いてもらって。」
聡子「いいえ。」
奈々子「おめでとう。」
恵里「ありがとうございます。」
聡子「おめでとう。」
恵里「どうもありがとうございます。」
祥子「おめでとう。」
恵里「ありがとう フフフ…。」
待合所
文也「本当なんだ。」
恵里「うん 本当さ。 私もびっくりした。」
文也「そっか。 いや すごいな。 あれかな? 兄貴 それを教えてくれたのかな?」
恵里「え?」
回想
和也「恵里 文也 ありがとう! 約束 守ってくれて ありがとう もう僕の事は 忘れていいよ」
回想終了
恵里「そうかぁ。 そうかもしれないね。」
文也「うん。」
一風館
ダイニング
真理亜「そうくるかぁ! この展開は 読めなかったなぁ! くっそぉ!」
恵里「それでは 一応 改めまして ご報告を! 上村恵里! 妊娠いたしました!」
文也「え?」
真理亜「うわ!」
容子「ひゃ!」
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