2001年8月17日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】119話のネタバレです。
現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
恵里の出産日が近づき、一風館の住人はベビー用品を買い始めたり、古波蔵(こはぐら)家では父・恵文が胎教のために三線(さんしん)の演奏を吹き込んだり、周りの期待も高まっていました。文也の勧めもあり、助産師さんに手伝ってもらい家で産む方法を選びました。そして、陣痛が始まりました。おばぁや勝子の励ましで、恵里は無事、男の子を出産しました。みんなの祝福を受けて、文也と恵里は子どもの成長を心から祈るのでした。
119話ネタバレ
連続テレビ小説「ちゅらさん」119話「めんそーれ ベイビー!」ネタバレ
古波蔵家
静子「病院に行った方が いいのでは?」
恵里「大丈夫です。」
ウシ「ハイタイ!」
ハナ「ウシさん よろしくね。」
ウシ「ハイタイ! まだ これは 全然まださ。」
恵里「え? まだ?」
勝子「まだですか?」
ウシ「あ! いい においがするさ。 ラフテーね? 頂こうかね。」
恵里「まだですか?」
ウシ「まだ。」
恵里「うそ…。」
一風館
兼城「こんばんは!」
みづえ「あら!」
容子「あ 店長!」
兼城「我慢できなくて 店 黒島君に 頼んできたさ。 どんなかね?」
柴田「もうすぐらしいです。」
古波蔵家
ウシ「はい じゃ 頑張って産もうね。」
恵里「はい。」
恵文「恵里!」
恵達「姉え姉え!」
恵里「頑張ってくるからね!」
一風館
(電話の呼び鈴)
容子「もしもし うん え? いよいよ始まった!」
兼城「ちばりよ! 恵里ちゃん!」
容子「あ そう!『ちばりよ!』って。」
北栄総合病院
奈々子「分かりました。」
祥子「どうしよ 大丈夫かな?」
奈々子「上村先生に 早く!」
祥子「はい!」
廊下
ジェスチャーで伝えようとする祥子w
祥子「あ! え~と う~ん!」
文也「しゃべって大丈夫だけど。」
祥子「あ いよいよだそうです。」
文也「はい ありがとう。」
祥子「では また後ほど。 失礼します!」
古波蔵家
寝室
恵里「お母さん! お母さん!」
勝子「あなたの子でしょう? しっかりしなさい。」
静子「そうよ 恵里ちゃん ほら 頑張って!」
ウシ「はい もう一息だからね ちばりよ!」
勝子「恵里 しっかりしなさい!」
居間
恵達「お父さん見てると いらいらする!」
恵文「そんな事 言ってもよ!」
恵尚「俺 ダメ こういうの苦手さ。 ちょっと 出てこようね。」
恵文「ダメだよ! 恵尚。」
恵尚「え? 何でよ?」
恵文「ここにいないとダメさ。 お前のかわいい妹が 頑張ってるんだよ。 逃げたらダメ! それに俺達は 文也君の分も オロオロしないとダメ。」
恵達「お父さん…。」
恵尚「分かったよ!」
恵文「まだかねぇ 大丈夫かね? 恵里は。」
北栄総合病院
古波蔵家
寝室
勝子「あと少しだよ 恵里!」
静子「頑張って 恵里ちゃん!」
ウシ「さあ いくよ! 出てくるよ!」
恵里「文也君!」
北栄総合病院
文也「恵里!」
古波蔵家
居間
(産声)
恵文「あ!」
恵尚「ああ!」
恵達「産まれた?」
恵文「おばぁ?」
ハナ「産まれたよ! 元気な男の子が 産まれたさ!」
恵文「やったさ!」
恵達「やったさ! 姉え姉え。」
恵文「いいの? 行っていいの?」
ハナ「もう少し 待とうね。」
一風館
容子「男の子だって。」
(歓声)
北栄総合病院
奈々子「はい 分かりました。 ありがとうございます。」
2人「やった!」
文也「産まれた?」
奈々子「男の子だそうです。 母体も 赤ちゃんも 大丈夫だそうです。」
文也「そうですか? 男の子!」
祥子「でも 何で分かったんですか? 今。」
奈々子「そうよ。 何で 走ってきたんですか?」
文也「恵里が読んだから。」
祥子「え?」
文也「男の子かぁ! やったぁ!」
古波蔵家
寝室
勝子「文ちゃん 恵里は頑張ったよ 褒めてあげてね。」
恵文「恵里 頑張ったね エライよ!」
恵里「うん ありがとう。」
恵尚「たいしたやつだね お前は。」
恵達「やったさ 姉え姉え。」
恵里「うん。」
ウシ「さ 私は 帰ろうかね。 恵里ちゃん よく頑張ったさ さすが ウチナーの女だね。」
恵里「ありがとうございます。」
恵尚「何か 格好いいね あの産婆さん。」
翌日
居間
勝子「どうぞ。」
静子「すみません はい。」
勝子「はい。」
ハナ「そろそろ起きたかね 恵里は。」
勝子「どうかね?」
寝室
恵里「文也君…。」
文也「おはよう 恵里。 頑張ったね。 ありがとう。 元気な男の子を ありがとう。」
居間
勝子「あれ? そういえば 恵達は?」
恵文「そういえば 朝から見ないね?」
恵尚「出かけたよ あいつ。」
勝子「そう?」
恵尚「何かよ 格好いいね あいつ。」
ハナ「何で?」
恵尚「昨夜も 夜中まで曲を作ってたのか 詞を書いてたのか 遅くまで やってた。 朝『俺 海を見てくる』と でかけていったさ。 恰好いいね あいつ。」
静子「うん 恰好いい。」
勝子「そうかねぇ?」
静子「あの助産婦さんも恰好よかったな。」
恵尚「だからよ…。」
静子「『ダカラヨ』ねぇ。」
恵尚「今の ウチナーグチ ちょっと変だね?」
静子「え? ダメ?」
恵尚「ダメ!」
恵尚「そうなわけ。」
静子「『ソウナワケ』よねぇ。」
恵尚「ちょっと違うよね?」
静子「あ~ ダメか!」
ハナ「あの産婆さん 自分では 子供を 産んだ事の ない人でねぇ。」
静子「え?」
ハナ「でも『取り上げた子供の数で 一つの町が出来る』と言ってたさ。」
恵文「(せきばらい)」
勝子「何? 文ちゃん。」
恵文「あれだね ハハハ…。」
勝子「だから 何?」
恵文「名前を決めないといけないし ね?」
勝子「ああ 名前かぁ!」
ハナ「であるね!」
勝子「うん!」
恵尚「名前ね?」
恵文「ホラホラ 用意してあるさ!」
寝室
文也「見てると 飽きないね。」
恵里「フフフ…。」
文也「あのさ 恵里。」
恵里「ん?」
文也「名前なんだけどさ…。」
文也「『どうかな?』と思う名前が あってさ。」
恵里「私も あるよ。」
文也「何て名前 考えたの?」
恵里「文也君から どうぞ。」
文也「じゃ 一緒に言おうか?」
恵里「うん いいよ。」
2人「せ~の!」
恵里「え?」
文也「何だ 一緒か?!」
恵里「うん。 決まりかな。」
文也「うん。」
2人が どんな名前を つけようとしているのかねぇ。
勝子さんの心配そうな顔も 気になるさ。 答えは明日だよ
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