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連続テレビ小説「ちゅらさん」120話「めんそーれ ベイビー!」ネタバレ

2001年8月18日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】120話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の出産日が近づき、一風館の住人はベビー用品を買い始めたり、古波蔵(こはぐら)家では父・恵文が胎教のために三線(さんしん)の演奏を吹き込んだり、周りの期待も高まっていました。文也の勧めもあり、助産師さんに手伝ってもらい家で産む方法を選びました。そして、陣痛が始まりました。おばぁや勝子の励ましで、恵里は無事、男の子を出産しました。みんなの祝福を受けて、文也と恵里は子どもの成長を心から祈るのでした。

120話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」120話「めんそーれ ベイビー!」ネタバレ

古波蔵家
寝室

文也「何て名前 考えた?」

恵里「え? 文也君から どうぞ。」

文也「じゃあ 一緒に言おうか?」

恵里「うん いいよ。」

2人「せ~の!」

恵里「え~!」

文也「なんだ 一緒か…。」

恵里「うん…。 決まりかなぁ。」

居間

恵文「あ どうだった? 勝子。 恵里は 起きていた?」

勝子「うん 起きてたさ。」

恵文「あ そうね。 じゃ チョットね。」

勝子「あ 文ちゃん。」

恵文「ん?」

勝子「そう 2人きりに させて あげようね。」

恵文「そうねぇ。」

恵尚「何? 奥は ラブラブだったの?」

勝子「うん…。」

恵文「え?」

勝子「え? あ ハハハ。」

恵文「う~ん 早く 名前の話を したいねぇ。」

静子「考えてるのあるんですか?」

恵文「ウフフフ ないしょ。 静子さんも あるの?」

静子「いえ 私は 2人で 決めるものと 思ってますから。 基本的に。 一応 参考になるかな と思って こんなの 持ってきてますけど。」

恵文「何?」

恵尚「何?」

静子「『姓名判断』の辞典。」

恵文「へえ そんなのが あるんですか あ 古波蔵恵文というので チョット 調べてちょうだい ま きっと いいことばかりだけど。 な おばぁ。」

ハナ「さあ 余り期待しない方がいい。」

恵文「何でよ。」

ハナ「何でかね。」

静子「え~と こうでしょ?」

恵文「うん。」

静子「1 2 3 4 5画ね。 それから『波』が 1 2 3…。」

寝室

恵里「でも あれかな…。」

文也「ん? 何?」

恵里「おかあさん 反対するかなぁ。」

文也「どうなんだろうなぁ。 するかもしれないなぁ。 ずっと 小浜の話するの 好きじゃなかったからさ。」

恵里「そう…。」

文也「まだ 余り 実感は わかないけど 自分の子供を見てるとさ。 あの時の母さんは つらかったんだろうなって… 思うんだ。」

恵里「そうだねぇ。」

文也「嫌だって 言うかもしれないなぁ。 でもさ… 俺と恵里の子だし 分かってくれるよ きっと。」

恵里「うん。」

文也「それに 俺も 恵里も同じ事 考えてたなんてさ やっぱり そうなる運命でしょ こいつはさ…。」

居間

恵里「恵達 遅いねぇ。」

勝子「そうだね。 ま 帰ってくるでしょ そのうち。 始めようか。」

ハナ「そうだねぇ。」

恵文「はい では 改めまして 上村文也君と 恵里との間に 無事 長男が出産したことを祝しまして 乾杯いたします。 乾杯!」

一同「乾杯!」

恵尚「おめでとう。」

ハナ「イイヨ イイヨ! さあ 食べようねぇ。 静子さん 遠慮しないでよ。」

静子「はい いただきます。」

恵尚「おなかすいた もう。」

恵文「え~とですね エヘヘヘ。」

恵里「何? お父さん。」

恵文「だからさ 子供が産まれたということは 最初の儀式というか しなければならないことが あるでしょう? 名前さ 名前。」

勝子「あ 急がなくてもいいでしょ。 ゆっくりで。」

恵文「何を言うか。 こんなふうに 全員 そろうことは なかなか ないわけだし 文也君 明日の朝 帰ってしまう。 今 話し合わないで どうするの? な 恵尚。」

恵尚「まあ オヤジさんの言うとおり…。」

勝子「それは そうかもしれないけど。」

静子「そうですよねぇ。」

恵里「あのさ…。」

恵文「お父さんは 2つほど 考えてみた。 いい名前でさぁ これが…。」

恵尚「何?」

恵文「聞きたいよね それはね。」

恵尚「うん。」

静子「何ですか?」

恵文「まあ そもそも 名前というものは。 私が…。」

ハナ「もったいぶらないで 早く言いなさい!」

恵文「じゃ まず 1つ目ね 祖父である私 古波蔵恵文と父親である文也君の字を足して割ったら いいのではと思った訳。」

ハナ「『文文』か?」

恵文「いや おばぁ ハチじゃないから『ブンブン』って訳は ないでしょ?」

(静子の笑い)

恵尚「じゃあ『恵文』だね?」

恵文「そうさ なぜか そうなるんだよ。」

恵尚「は?」

恵文「どうね? 恵里。」

恵里「いや『どうね』って。」

恵文「ダメ?」

文也「ダメって言われても…。」

恵尚「オヤジさん ずるいよ 自分の名前 ちゃっかり いれてる。」

恵文「ダメか… やっぱりね。 じゃ もう一つね。 母親である恵里の『恵』という字と 文也君の お父さんじゃないよ 恵里と文也君の名前を 足して 割ったら どうかなと思った訳。」

恵尚「いや やっぱり『恵文』だね?」

恵文「どうしても そうなってしまう訳さ これは 運命じゃないかねぇ。」

ハナ「バカチンが!」

恵文「何でよ! もう。 まあ というわけで 今のは 軽い前置きとしてね。」

恵尚「長い 前置きが…。」

恵文「うん 実は… このように いっぱい 考えました。」

静子「まあ!」

勝子「文ちゃん!」

恵文「え?」

勝子「本人たちの話 聞いた方が いいと思う。 考えてること あるだろうし。」

ハナ「であるねぇ。」

静子「うん であるねぇ。」

恵尚「そうそう うまい。」

静子「あ ありがとう。」

恵里「あのですね…。」

文也「僕が 話すよ 恵里。」

恵里「うん。」

文也「恵里も僕も 同じことを 考えていまして。 上村…『上村和也』という 名前にしたいんです。」

静子「え?」

恵文「『和也』…。」

回想

回想終了

文也「お母さん…。」

静子「ありがとう。」

文也「え?」

勝子「静子さん…。」

静子「うれしい ありがとう。」

文也「いいの?」

静子「うん…。」

(静子と勝子の泣き声)

恵文「決定だね。 反則さ それ 恵里。 もう 考えてあるなら 先に言わなければ…。 もう こんなに考えてしまったさ。」

恵里「あ 見せて それ…。」

文也「見せて下さい。」

恵文「ダメさ 2人目の時にね。」

恵里「え~!」

恵尚「和也君か… 1回 会ってみたかったねぇ。」

静子「だからね。」

恵尚「だからよ。」

ハナ「カ ズ ヤ君! ハハハ。」

恵達「ただいま!」

恵里「ああ 恵達。」

恵達「盛り上がってるね。 どうしたの?」

恵里「今 名前が 決まったところさぁ。」

恵達「え? ウソ! 何で 俺のいない間になぁ。」

恵里「残念でした~ ねえ 和也。」

恵達「『和也』? へえ いいね それ。」

文也「ありがと。」

恵達「和也…。」

恵里「和也 あなたの名前決める時に どっかに行ってた 恵達叔父ちゃんだよ~。」

恵達「チョット 待って 何それ!」

恵尚「恵達 お前 一生言われるよ。」

恵達「ええ。」

恵尚「ちなみに 俺は いたからよ ハハハ。」

ハナ「珍しいね 普通は 逆だけどね。」

勝子「そうだねぇ。」

恵尚「ウフフフフ。」

恵達「何でよ~。」

恵里「ハハハハハ。」

恵達「あの…。」

勝子「どうしたの?」

恵達「いや 俺さ 昨夜 産まれた和也を 見てさ 恥ずかしいんだけどさ ものすごく 眠れないくらい 感動してしまってさ。」

恵里「恵達…。」

恵達「それで なんか いいなあって すごいなあって 思ったわけよ。 命っていうか 人間っていうか…。 それで 詞を書いてみたんだよね。 波の上ビーチで 海を見ながらよ ほら 俺が 初めて作った曲 あるだろ 姉え姉え。」

恵里「うん 私 好きさ あの曲。」

恵達「あの曲に 詞をつけてみたわけ。 和也に 贈る曲だよ。」

恵里「恵達…。」

文也「へえ すごいね それ。」

恵達「いや なんか 恥ずかしいだけど 聴いてくれる? なんか 今 すごい 自分で歌いたい気分でさ。」

恵里「うん。」

恵尚「待ってました 古波蔵恵達。」

恵文「お父さんの三線は いらないかね?」

恵達「うん いらない。」

恵文「あ そう。」

ハナ「へい はい 恵達。」

恵達♪『小さな手の中に 隠したものは いつか未来に咲く 希望の種さ 祝福は風に乗り』

この日 皆の前で歌った事で 恵達は 少し変わり始めるのです

恵達♪『旅立つ君の 道を照らすよ 一歩ずつ 一歩ずつ』

でも 今日は いい日だねぇ。 おばぁも 幸せさぁ。」

皆様 新メンバーの和也を よろしく お願いしますねぇ

恵達♪『探しに行こう』

121話

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