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連続テレビ小説「ちゅらさん」123話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

2001年8月22日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】123話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。

123話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」123話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

一風館
グアテマラ

真理亜「妻の妊娠中とかさ また 子育てに没頭してる時とかさ 多いらしいよ 亭主の浮気。」

恵里「え?『浮気』? そうなの?」

真理亜「そうらしいよ。」

容子「うん よく聞く そういうの。」

恵里「え そんな… 文也君は 大丈夫ですよ~。」

容子「何で?」

恵里「いや『何で』って…。」

真理亜「危ないんでしょ? 実は。 大変なのは 分かるけどさ まあ 子育てに没頭する余りさ 髪とか ボサボサでさ 服とかも かまわなくなったりしてさ。」

容子「そうなんだよねぇ。」

真理亜「そうよ そんな時にさ 職場には きれいな元彼女が…。」

容子「そうか それは 危ないねぇ。」

真理亜「そういう時 家に帰ってくると 妙に 優しいらしいよね 男ってのは。」

容子「ああ そうだってねぇ。」

(和也の泣き声)

恵里「あ しまった! すみません 私 ミルク作ってきます。 チョット 見てていただけますか?」

容子「いいよ。」

恵里「すみません。」

容子「ああ 心配になっちゃったかな 恵里ちゃん。 言いすぎたかな?」

真理亜「いいわよ。 最近 幸せ太り気味なんだから いい薬よ。」

容子「そうかぁ。 あ そうだ。 私 おいしいキンツバ もらったのよ チョット 取って来るから 和也 頼む。」

真理亜「ヤダヤダ 1人? 私?」

容子「何言ってんのよ。 大丈夫よ すぐよ。」

真理亜「え~と あ… ああ。 行っちゃったよ。 ベロベロ… ベロベロベロベロ バ~!」

容子「今どき ベロベロバ~はないよ。 …取ってくるね。」

真理亜「性格悪いよね ホントに…。(ため息) プ~… プ~!」

マンデリン

恵里「太ったかね? 私…。 沖縄で ノンビリしすぎたかね。 体重は 戻ったはずだけど…。」

ダイニング

柴田「ホントなんです。 僕の友達は 子供が 将来 国際人になるよう 家の中 全部 英語なんですよ。」

恵里「はぁ。」

容子「ふ~ん。」

柴田「チョット やってみます? ここでも。」

恵里「え?」

真理亜「は?」

柴田「あの 今から 全部 英語ですよ。 あの プリーズ イングリッシュ スタート。 あの… どうぞ 恵里さん 英語で しゃべってみてください。 あれ? 管理人さんも 英語で どうぞ。」

みづえ「ううん。」

柴田「恵達…。 容子さんは 英語は 得意ですよね。」

容子「アハハン。」

柴田「アハン。 あの 真理亜さん。」

真理亜「まず あんたが ダメでしょ。」

柴田「そうなんです。 僕が 全然 ダメでした。」

恵達「(ため息)」

真理亜「はぁ~。」

恵里「恵達?」

恵達「え?」

恵里「何? ボ~っとして。 何か 悩みでもあるの?」

恵達「え?」

恵里「姉え姉えに 相談しなさい。」

恵達「別に 何もないよ。」

恵里「そう? 何かあったら 相談して。 大人になった 姉え姉えに。」

恵達「はいはいはい 分かりました。」

恵里「だから その おばさんみたいの やめなさいってば。」

恵達「はい 分かりました。 どっちが おばさんかよ。」

恵里「は? 何て言った? 今。」

恵達「いや 何でもないです。」

恵里「そう?」

恵達「(ため息)」

恵里「あ 大変だ。 あの すみません。 和也 チョット お願いできますか? お願いいしますね。」

容子「恵達君。」

恵達「はい?」

容子「今 チョット 触っちゃ まずい所に 触った気がするなぁ。」

恵達「え? そうなんですか?」

容子「うん。 ねえ?」

真理亜「かもしれない。」

柴田「な なん… え? どういうことですか?」

みづえ「だいたい 分かるわ。」

容子「さすが みづえさん。」

柴田「全然 わかんないんですけど。」

真理亜「さすが 柴田君。」

文也「ただいま!」

みづえ 容子「お帰り。」

柴田「お帰りなさい。」

恵達「お帰り。」

文也「あれ? 恵里は?」

恵達「あ なんか 上に。」

恵里「お帰りなさい!」

容子「お~…。」

恵里「ん? どうしたの?」

文也「いや どっか 出かけるの?」

恵里「え? いや そんなこと ないよ。」

文也「そう…。」

恵里「ん? ヘヘヘ 何? てれてしまうさ。」

文也「え?」

恵達「何で てれるわけ? 『出かけるの』って 聞いただけさ。」

恵里「恵達。」

恵里「あ じゃ 上 行く? 文也君。」

文也「そうだね。」

(和也の声)

恵里「は~い 和也 上 行こうか? はい… はい。 よいしょ。」

文也「じゃ 失礼します。」

恵里「失礼しま~す。」

容子「ホホホホ…。」

真理亜「ワハハハハ。」

容子「ヤダ 恵里ちゃん かわいいねぇ。」

真理亜「単純だね 相変わらず。」

柴田「な な 何ですか? それ どういうことですか?」

みづえ「だいたい 想像つくわ。」

容子「さすが みづえさん。」

柴田「は?」

恵達「なんとなく 分かった。 もしかして …みたいなことですか?」

容子「そうなのよ さすが 弟。」

恵達「なるほど。」

柴田「いや あの 全然 分かんないですけど。」

真理亜「さすが 柴田君。」

柴田「いや そんな…。 え?!」

マンデリン

文也「ホントに どうしたの? なんか オシャレだね?」

恵里「ん? そんなこと ないよ。 普通 普通 全然 普通。」

文也「そう?」

恵里「うん。 ねえ 和也。 普通だよね?(和也の声)いつもだよね。」

北栄総合病院

看護婦1「は~い 健康そのものですねぇ。 イナイ イナイ バ~!」

(和也の笑い声)

恵里「はい ありがとうございます!」

恵里「よかったねぇ 和也ぁ。 和也… チョット パパのとこ のぞいてこようか? ね。 チョットだけね。」

恵里「いないねぇ パパ…。」

遥「ああ かわいい!」

恵里「え? ありがとうございます! あ!」

遥「あ!」

恵里「あ どうも…。」

遥「へえ 上村先生の子か… かわいい。」

恵里「あ どうも。」

遥「あ!」

恵里「え?」

遥「ひょっとして…。」

恵里「『ひょっとして』?」

遥「心配で 見にきたとか? 私とのことで。」

恵里「何 言ってるんですか? 私は そんな…。」

遥「へえ。」

恵里「何ですか? いや 私はですね この子の検診で 病院に来たので。」

遥「ふ~ん。」

恵里「何ですか?」

遥「なんか うれしいな。」

恵里「は?」

遥「いや 上村にね… ごめんなさい。 上村先生が 外科に来た時に『彼女 何か言ってた? 気にしてた?』って 聞いたら『いや 別に』とか言ってて 私としては なんか 心外だった。」

恵里「は?」

遥「普通 昔 つきあってた女がいる 職場に 自分の彼とか ダンナさんが 行くのって やっぱり なんか 嫌だよね 普通は。 あなたも 普通の女の子だったんだ よかった よかった。 うん 私も なんか 認められてる気がして うれしい。」

恵里「はぁ。」

遥「で 知りたい? 私と上村先生が 今 どうなっているのか。」

恵里「いや そんな 私は別に。」

遥「フフフ 安心しなさい。 もう 全然 ダメ 上村先生は。」

恵里「え? 全然ダメって どういう…。」

遥「仕事のことじゃないわよ 男として…。」

恵里「『男として』?」

遥「もう デレデレなんだもん。 定期入れに 子供の写真 いれちゃってさぁ。」

恵里「は?」

遥「それは 皆に 見せて回ってるの。 もう 最低。 全然 ダメ! ガッカリしたわ。 もっと クールな男かと思ってたのに。」

恵里「はぁ…。」

遥「でも 頑張ってるわよ。 上村先生 必死で 頑張ってる。」

恵里「そうですか…。」

遥「うん 頑張ってる。 じゃあね。」

恵里「はい。 あ あの。」

遥「ん?」

恵里「私が 来たことは できれば ないしょに。」

遥「どうしようかな? 考えとく じゃあね ばいばい。」

やっぱり 何もなかったねぇ お騒がせしましたねぇ 本当に。 でも ちょっと やきもち焼いている恵里もかわいかたねぇ

病室

遥「失礼します 頑張ってね お父さん。」

文也「え?」

ナースステーション

恵里「どうも…。」

奈々子「あ~!

恵里「どうも…。」

奈々子「かわいい~。 お~い 和也 大人になったら 結婚しようね。」

恵里「え~!」

祥子「こんにちは 和也君。」

恵里「かわいいでしょう。」

奈々子「どうしたの? 今日は。」

恵里「3か月検診だったんです。」

奈々子「あ そっか。」

恵里「忙しそうですね。」

奈々子「うん まあね。 今度の婦長は なかなか 強力よ。 ね。」

祥子「はい そうですよね。」

恵里「え? 強力? 下柳さんよりも…?」

奈々子「うん 手ごわいわよ。」

恵里「へえ…。」

奈々子「ああ 今は いないけどね。」

恵里「そうなんですか?」

看護婦2「山本さんの処置 始めます。」

奈々子「はい! あ 中町さん。 挿管の準備は?」

祥子「はい 出来てます。 挿管チューブは 7.5ミリで いいですよね。」

奈々子「そうね。 じゃあね 和也君。 またね。」

恵里「どうも。」

祥子「和也君 またね。 今度 遊びに行くね。」

恵里「うん。」

恵里は 少し 不安になりました。 あと半年以上も 仕事休んで そして 和也もいて 自分は また この仕事の中に 戻れるのかと 不安になりました

恵里「ま なんくるないさ。 ねえ 和也。」

そう なんくるないさ 恵里 子育ては ずっと 続くからね

124話

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