2001年8月23日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】124話のネタバレです。
現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。
124話ネタバレ
連続テレビ小説「ちゅらさん」124話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ
一風館
入口
柴田「皆さん もっと にこやかに 固いですね。 もっと ナチュラルにね!」
恵里「はい。」
真理亜「何がナチュラルだ。」
恵達「なんか 怖いですね。」
文也「本格的だよね。」
容子「このためにボーナスで買ったらしいわよ。」
恵里「え? そう? 何か悪いさ。」
文也「そうだよね。」
容子「いいのよ。 やらしときゃ。」
柴田「今 何か言いました?」
恵里「いや いや いや ねえ!」
文也「いや 別に。」
恵達「『本格的ですごい』と皆で言ってた。」
容子「すごいわぁ! 柴田君。」
柴田「でしょう? このカメラは ですね。」
みづえ「まだかしら。」
柴田「どうも すみません。」
ダイニング
撮影 一風館のアイドル和也で~す!
柴田「よ~いスタート!」
恵達「カット!」
恵里「和也は6か月に なりました。 皆に優しくしてもらってます。」
柴田「いい! その顔 いい! カット! よかったね!」
撮影 一風館のおばぁ
柴田「よ~い! スタート!」
恵達「痛っ!(指を挟むw)」
みづえ「大きな声 ダメ! びっくりする。」
柴田「すみません。 し~っ!」
撮影 一風館の姉え姉え
柴田「スタート!」
容子「和也は容子おねえ様が大好きです。 おねえ様だよ きれいな おねえ様。」
柴田「カット。」
撮影 一風館の兄い兄い
文也「スタート!」
柴田「こんにちは 和也です。(次第に和也だけをズームアップする文也w)よろしく! あれ? そんなぁ!」
真理亜の撮影
真理亜「私は いい。」
柴田「え 何でですか? そんなぁ。」
真理亜「恥ずかしくてやってられないわよ。」
柴田「そうですか 分かりました。」
真理亜「分れば いいのよ。」
柴田「ちょっとだけ 和也君を見てて頂けますか?」
真理亜「は?」
柴田「お願いします。 皆さん 今後の撮影について ご相談があります。 あちらの方へ。」
容子「は? 何?」
文也「あの 僕 そろそろ仕事の時間です。」
柴田「すぐ終わります。 お願いします。 向こうに。」
容子「ねえ 柴田君。」
柴田「し~っ!」
恵里「どうしたんですか?」
柴田「今 決定的瞬間を撮るところです。」
みづえ「なるほど。」
恵里「ああ!」
真理亜「和也ぁ! 真理亜ねぇねぇでちゅよ うわぁ かわいいでちゅねえ。 はい。」
柴田「はい! OKです!」
真理亜「う! ちょっと ちょっと!」
容子「あんたの『でちゅ』が聞けるとは…。」
恵達「ですね 感動してしまいました。」
みづえ「長生きは するものだわ。」
恵里「何か うれしいさ ね?」
文也「うん。」
柴田「実に自然な演技でした。 監督の僕も 大満足です。」
真理亜「最悪!」
柴田「感動ですよ! フフフ…。」
古波蔵家
恵文「どうしてるかね? 恵里や和也は。」
勝子「元気なのでは? ね おかあさん。」
ハナ「そうだね。」
恵文「会いたいね。 会いたくないの? 勝子は。」
勝子「会いたいさ 私だって。」
恵尚「もう 6か月に なるかね?」
勝子「そうだね。」
恵文「う~ん。」
2人「ん!」
恵文「何? 電話?」
勝子「何かが来ますね? おかあさん。」
ハナ「うん 来るね。」
恵尚「え?」
男「古波蔵さん 宅配便です!」
勝子「はい!」
恵文「嫌だね なんか2人もいるとさ。」
恵尚「であるね。」
勝子「恵里からだよ 何かね? あ!」
恵文「あれ 和也が映っているのかね?」
勝子「そうかね? 恵尚 見せて 見せて 早く!」
恵尚「OK! あ!」
恵文「わくわくするねぇ。」
勝子「そうだねぇ!」
ハナ「恵尚 どうしたね?」
勝子「どうしたの?」
恵文「早く 恵尚!」
恵尚「あのさ。」
勝子「何?」
恵尚「このビデオ うちので見れない。」
勝子「え?」
ハナ「そうね?」
恵尚「はい。」
ハナ「どれ?」
恵尚「おばぁ そうやっても見えないよ。」
ハナ「そうね 不便なもんだね。」
一風館
ダイニング
静子「たまたま いや わざわざね ベビー用品売り場へ行ったんだけど。 こんなの見つけたの ホラ見て!」
一同「かわいい!」
静子「小さいのよ ホラ!」
古波蔵家
恵文「どこ借りに行ってんの?」
恵尚「借りてきたよ!」
恵文「早く! 待ってたさ!」
恵尚「はいはい! はい スタート!」
勝子「どいて!」
柴田「よ~い スタート!『古波蔵家の皆様 ハイサイ! 柴田でございます』」
恵文「何で 柴田君?」
柴田「『皆様を幸せの世界に ナビゲートする柴田幸造でございます』」
恵文「あっしぇな! 早送り 早送り。」
恵尚「OK!」
柴田「『どうぞ!』」
恵里「『おじいちゃん おばあちゃん 元気ですか? 和也は大きく…。』」
恵文「ハハハ…。 和也! ハハハ… かわいいな!」
勝子「泣いてる!」
恵尚「おじぃと おばぁだね? すっかり。」
ハナ「であるね。」
ゆがふ
兼城「『2人で出かけてこい』って 優しいおかあさんだね。」
恵里「はい。」
文也「和也と遊びたいだけですよ。」
兼城「そっか ゆっくりしてってよ。」
恵里「はい ありがとうございます。 あ 恵達。」
恵達「あ?」
恵里「何?」
恵達「何って 別に。」
恵里「何か さえない顔だね。」
恵達「悪かったね。」
文也「何か悩み事? 音楽の事か?」
恵達「うん。 あのさ…。」
(戸が開く)
祥子「あ!」
恵達「あ!」
恵里「祥子ちゃん?」
恵達「どうも。」
祥子「どうも。」
恵達「自分で作って 自分で歌うのが 気持ちいいなと思ったりしたわけ。 今までは『俺が俺が』と 前に出ていくタイプではなかった。 ギター弾いてて ちょうどよかったが 今の気持は 歌いたい気分なんだ。」
文也「ふ~ん。」
祥子「なるほど それで?」
恵達「我那覇さんに テープを聴いてもらったわけよ。 そしたら ダメだって バンドとしては 出せない 売れないからって。『自分でどうしても歌いたかったら 協力はするけど 売れない』って。」
恵里「へえ。」
文也「厳しい世界だね。 バンドとの関係も あるだろうし。」
恵達「そうですね。」
恵里「でもさ…。」
祥子「やるべきです!」
恵里「え?」
祥子「絶対 歌うべきだと思います。 いいじゃないですか! たとえ売れなくたって やりたいと 思った事を やるべきです!」
恵達「そうかな?」
祥子「そうですよ! 音楽やってる人には 夢を見させて もらいたいんですよ。 音楽だって現実的な事は たくさん あるだろうけど。 私は 世の中で うまくいかない現実の中で生きてる人にですよ 夢を与えてほしいと思う訳です。」
祥子「やりたい事を楽しそうにやってる人がいて でも そこには 才能があって… そういう人こそ 人を感動させる事が出来るの。 私は そう思うんです。 外野で こんな事 言うのは 勝手だと思うんですけど…。 恵達さんには 変なふうに 我慢してほしくない。 夢 追いかけてほしいんです。 そう思うんです。」
文也「へえ…。」
恵達「そうか。 そうだよね。」
祥子「はい。 あ ごめんなさい。 出しゃばってしまって。」
恵達「そんな事ないよ ありがとう。 やってみようかな。」
祥子「え? 本当に?」
恵達「うん ダメかもしれないけど やってみるさ。」
恵里「あの…。」
祥子「え?」
恵里「間違ってたら ごめんね。」
恵達「何が?」
恵里「あの… 2人は お互いに 好きだったりするわけ?」
恵達「え?」
祥子「え?」
恵里「ん?」
祥子「いや… 私は そんな…。」
恵里「違うの? 何だ ハハハ…。」
恵達「俺は…。」
恵里「は?」
恵達「俺は好きさ 祥子ちゃんの事。」
恵里「え?」
文也「ほう!」
恵里「恵達?」
恵達「好きだよ 祥子ちゃんの事。 うん 好きさ。」
固まる祥子w
恵達「祥子ちゃん! 祥子ちゃん?」
恵里「あ!祥子ちゃん!」
恵達「祥子ちゃん!」
気を失う祥子w
おやおや 何だか よくわからない日だったねぇ
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