ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」125話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

2001年8月24日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】125話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

古波蔵(こはぐら)家では恵里が帰京することになり、父・恵文は寂しがり、母・勝子は母親としての心得を伝え、おばぁは子守歌を歌うなど、別れを惜しみました。帰京した恵里と和也は、一風館の住人から熱烈な歓迎を受けます。一方、弟・恵達は自作の歌を歌いたいと申し出ますが、音楽プロデューサーから売れないと言われます。そんな時、恵里の同僚・祥子に「夢を追ってほしい」と励まされ、恵達は祥子に「好きだ」と告白します。

125話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」125話「なんくる(自然に)子育て」ネタバレ

ゆがふ

恵里「2人は お互いに 好きだったりするわけ?」

祥子「え いや… 私は…。」

恵里「違うの? なんだ アハハハ。」

恵達「俺は…。」

恵里「は?」

恵達「俺は 好きさ 祥子ちゃんのこと。」

恵里「恵達…。」

恵達「好きだよ 祥子ちゃんのこと。 祥子ちゃん? え! あ~! おいおい!」

恵里「大丈夫? 祥子ちゃん!」

恵達「祥子ちゃん!」

恵里「祥子ちゃん!」

恵達「祥子ちゃ~ん!」

一風館
ダイニング

柴田「何か あったんですか?」

恵達「何で 機嫌が悪いのかな? あの人。」

柴田「『機嫌』? 誰の? 恵里さん? 悪いんですか?」

文也「何となく 分かるけど。」

恵達「え? どういう意味?」

柴田「え? 何が?」

文也「え?!」

柴田「え?」

恵達「え?」

文也「え?」

柴田「え?」

恵達「え?」

3人「え~?」

グアテマラ

恵里「何で 私は こうグジュグジュって してるんでしょうかね?」

真理亜「『グジュグジュ』?」

恵里「はい。 なんか こう うまく言えないけど あ モヤモヤっていうか イライラっていうか…。」

容子「ヤキモチでしょ?」

恵里「『ヤキモチ』?私が? 祥子ちゃんにですか?」

容子「そうだよ。」

恵里「え~ そんな 何言ってるんですか。 だって 恵達は 弟ですよ。」

容子「いや あうのよ。 そういうのって。」

恵里「そうなんですか? え~ だって…。」

容子「『だって』って 私も あったよ。」

恵里「容子さんも?」

容子「弟に 彼女なんか 出来るとさ 訳もなく 面白くないのよね。」

恵里「はあ…。」

容子「やたらと ケチつけたりしてさ。」

真理亜「でもさ だいたい あの子は 結構 いい男なんだからさぁ。 今まで こういう話がなかったのが 不思議だよ。 ひょっとしてさ あんたのこと 女として見てたのかもしれないよ。」

恵里「え~ まさか!」

容子「あるかもね そういうの。」

恵里「もう やめて下さいよ だって 弟ですよ あの子は。」

真理亜「その弟に 彼女が出来て むくれてたのは 誰よ。」

恵里「え? いや それは まあ そうですけど… いや でも…。」

ダイニング

柴田「え~! 恵達君と 祥子ちゃんが?」

文也「なんか お似合いですよね。」

柴田「はい…。」

恵達「ああ そうですか。」

文也「うん。」

柴田「はぁ。」

恵達「あ!」

文也「ん?」

恵達「ひょっとして 柴田さん 彼女を…。」

柴田「え? …え? もう ヤダな そんなとことないよ。 本当に。」

恵達「はぁ。」

柴田「何で 恵里さんが 不機嫌なわけ?」

恵達「いや だから 分かんないんですよ。」

文也「俺は 分かるけどなぁ。」

恵達「え? 何ですか?」

柴田「ああ なるほど。」

恵達「え? 柴田さん。」

柴田「分る気が しますねぇ。 いや あの 僕にも 妹がいるもんですから。」

文也「そうなんですか?」

柴田「はい。」

恵達「え?」

柴田「ああ でも…。 似ている あの恵比寿のパブに。 似ている…。 大学に入って 初めて いった合コン。 僕は働いた。 見せを決め 料理を決め 集金をし 席を決め 僕は 一生懸命 働いた。 それなりに盛り上げて 皆を笑わせて 二次会の場所も 決めて レジで精算して 振り向いた瞬間 僕は気づいた。」

柴田「 ああ 僕を除いて 男性5人 女性5人 ちょうど 偶数 なぜ 僕は 奇数にしてしまったか。 あれ? なぜ 僕だけが余るように してしまったんだろう。 あの恵比寿のパブに… 似ている。」

文也「恵里 チョット やいてるんだと 思うよ。」

恵達「え?」

文也「特別だからな 恵里と恵達はさ。」

恵達「え?」

柴田「そうですねぇ。」

文也「ええ。 じゃないと 姉え姉えのために 俺を殴りに来たりしない。」

恵達「あ いや あれはさ…。」

グアテマラ

恵里「そうですかね。 そんなに 特別ですかねぇ。 そうかな。 普通だと思うけど…。」

真理亜「でも 普通じゃないよ。」

恵里「そうですかぁ。」

容子「うん 確かに 普通のきょうだいより きずなが深いって感じ するよね。」

恵里「そうですかねぇ。」

容子「うん 恵里ちゃんはどうか 分かんないけどさ 恵達君はさ ず~っと 恵里ちゃんの事 守ってきたのよ。 ず~っとさ。 だからさ 恵里ちゃんは 恵達君が自分のもとを離れるのが 寂しいのよ それで なんか くやしいんだ。」

そうかもしれんねぇ。 姉え姉えというのは 容子さんの言うとおり そういうところ あるのかも…

マンデリン

文也「寝た?」

恵里「うん 寝た。」

文也「そっか。 恵里さ… 恵達 気にしてたよ。」

恵里「え? そう…。」

文也「行ってあげなって。」

恵里「いいさ そんなの。」

文也「ほら 行けって。」

恵里「チョット…。」

文也「はい 行ってらっしゃい。 和也の事は 気にしなくていい。 俺 見てるから。 ね。」

恵里「うん。」

ダイニング

恵達「おう。」

恵里「何?」

恵達「は? 何 そっちこそ。 だから 何?!」

恵里「低学年のころは よかったねぇ。」

恵達「は? どこがよ。」

恵里「うるさいな。 よかったわけ。」

恵達「ああ そうですか。」

恵里「そうさ…。 フフフ…。 恵達。」

恵達「ん?」

恵里「祥子ちゃん いい子なんだからね。 メチャクチャ いい子なんだからね。 不幸にした 承知しないよ。」

恵達「分かったよ 分かったけどさ。」

恵里「何よ?」

恵達「いや 別に『結婚する』って 言ってるわけじゃないんだからさ そこまで…。」

恵里「何? あんた そんな気持で つきあうわけ?」

恵達「『そんな気持』ってね 自分たちと 一緒にするなってば。 いきなり 結婚なんかしないさ 普通は…。」

恵里「何ね それは チョット…。」

恵達「何がよ。」

恵里「まあ いいや。 でもさ 恵達。」

恵達「ん?」

恵里「ひとつ聞くけど…。」

恵達「はい。」

恵里「あんたさ 姉え姉えを…。」

恵達「ん?」

恵里「姉え姉えを… 女として 意識したこと あるの?」

恵達「は?」

恵里「どうなの? 無理もないとは思うんだけど。」

恵達「プッ! ハハハハ……。」

恵里「何? チョット 恵達。」

恵達「ハハハハ いや『何』ってね。 ハハハハ。 ああ 苦しい。」

恵里「何で… 何で 恵達。 いい加減にしなさい。」

恵達「ハハハハ…。 だってさ。」

恵里「だって 何よ? いい加減にしなさいってば。」

恵達「ハハハハ…。」

恵里「何よ!」

恵達「ハハハハ いや… ハハハハ。」

恵里「何よ!」

これからも 今までと同じように 仲のいい姉と弟で いなさいねぇ 恵里 恵達

スタジオ

恵達♪『小さな手の中に 隠したものは いつか未来に咲く 希望の種さ 祝福は風に乗り』

そして 決心のついた恵達は 自分で歌うことにしたのです。 どうして 男の決心というのは 女が きっかけなのかねぇ

恵達♪『旅立つ君の 道を照らすよ 一歩ずつ 一歩ずつ 探しに行こう』

北栄総合病院
ナースステーション

祥子「あ~。(あくび)」

奈々子「あ~。(あくび)」

恵里「こんにちは。」

祥子「あ!」

奈々子「ああ どうしたの?」

恵里「はい もうすぐ お休みが あけるので 婦長に ごあいさつをと 思いまして。」

奈々子「そっか。 いよいよ戻ってくるか。」

恵里「はい。」

祥子「ちょっと。」

恵里「どうしたの? 祥子ちゃん。」

祥子「こないだは あの… ごめん。」

恵里「何で 謝るの 祥子ちゃんが…。」

祥子「いや『何で』って。」

恵里「恵達 よろしく頼むよ。」

祥子「え?」

恵里「ん?」

祥子「恵里… ありがとう。」

恵里「でも 大切な弟だからさ 厳しいよ 私は。」

祥子「あ はい よろしく お願いします。 あ そのうち 恵里のこと『姉え姉え』なんて 呼ぶのかな 私。」

恵里「は?」

祥子「え? あ 何でもない。」

恵里「恵達さ 冷静ぶってるけど あれは 意外と弱いとこあるか。 例えば…。」

祥子「え? ウソ!」

恵里「これからも いろいろ 教えるから。」

祥子「うん。」

恵里「あ その代わりと言っては なんですけど…。」

祥子「何?」

恵里「不安なんだよね 久しぶりの職場復帰。」

祥子「うん。」

恵里「いろいろ 助けてね お願い。」

祥子「分かりました… 厳しいよ 私。」

恵里「え?」

(2人の笑い)

恵里「また…。」

奈々子「チョット 何 コソコソやってんのよ。 感じ悪いわよ あんたたち。 ん?」

恵里「何でって ねえ。」

祥子「ねえ。」

奈々子「『ねえ』じゃないわよ 何なのよ 教えなさいよ。 教えて 教えて!」

秀美「どうしたの。」

祥子「あ 婦長。」

恵里「あ! あの 婦長さんですか? 初めまして 私 上村と申します。 来月から また お世話になるので そのごあいさつをと思いまして。」

秀美「ああ あなたね。」

恵里「はい。」

秀美「子供 何か月だっけ?」

恵里「はい 8か月です。」

秀美「まあ じゃ 頑張って。」

恵里「はい ありがとうございます。」

秀美「というか あんまり 期待も してないけどね。」

恵里「はい… え?」

秀美「佐々木さ~ん。」

奈々子「はい!」

秀美「滝本さんの退院計画のこと なんだけど…。」

奈々子「今 ご家族と話し合ってます。」

秀美「あ そう 中町さ~ん。 502号室の患者さんのことだけど。」

祥子「はい! …じゃあね。」

秀美「いつも こんな専門用語で 説明してるの?」

祥子「あ いえ 患者さんには ちゃんと 分かりやすく説明しています。」

秀美「今まで こうだったの?」

祥子「いえ 今日は たまたまです。」

秀美「患者さんには 常に分かりやすく! やり直し。」

祥子「はい。」

さあ いよいよ 恵里は 職場に 復帰だねぇ。 でも 何だか 大変そうだねぇ

126話

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