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連続テレビ小説「ちゅらさん」139話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

2001年9月10日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】139話のネタバレです。

現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里たちの住む一風館に祥子も越してきて、さらににぎやかになりました。ある日、拾った財布を交番に届けようとした和也は、財布の持ち主に呼び止められ、叱責されてしまいます。それ以来、他人を怖がるようになった和也。心に傷を負い、治すには時間がかかると心療内科で言われました。恵里も原因不明の腹部の痛みを覚え、かつての恋敵・遥に診てもらいます。自分も病に冒されていることを知り、恵里はある決意を固めます。

139話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」139話「和也の涙(なだ)」ネタバレ

一風館
サロン

恵理「パンも お願いします。」

真理亜「う~。」

恵理「あ! おはようございます!」

一同「おはよう!」

真理亜「おはよう。 まるで ツアー旅行の ホテルの朝食だね こりゃ…。」

祥子「真理亜さん どうぞ。」

真理亜「あ ありがとう。」

柴田「牛乳も 飲んで下さいね。 ウチの実家からのですので。 余り 好きじゃないんだよねぇ。」

容子「おいしいから 飲みなさい。」

真理亜「分かったわよ。」

恵達「奥さんって感じですね。」

容子「あら そうざますかしら? ホホホホ。」

恵理 島田「ハハハハ。」

みづえ「コーヒー いれましょうね。」

島田「ああ 飲みたい 飲みたい。」

恵理「和也 食べてる?」

和也「食べてるさぁ。」

恵理「いっぱい食べなさいよ。 あんたさ 保育園で 給食が足りないって 人の分 食べてるってねえ お母さん 言われたよ こないだ。」

和也「だって 残すんだもの もったいないさぁ。」

恵理「そうか そうだねぇ。」

容子「そうだよ。 いいよ 残すより。」

恵理「そうだすよね。」

恵達「このスクランブルエッグ おいしいね。」

祥子「うん それは 管理人さん。」

みづえ「そう ありがとう。」

恵達「このサラダも おいしいさ。」

祥子「それは 容子さん。」

容子「よござんしたわ。」

柴田「その辺に しといた方が…。」

恵達「これは 一番 おいしいんだよね。」

恵理「それは 私さ。」

祥子「私は パンを 焼いただけだから。」

恵達「いや あのさ… 参ったな。」

祥子「すみません。」

恵理「フフフフ。」

文也「ただいま!」

一同「お帰りなさい!」

和也「お帰りなさい お父さん。」

文也「おう ただいま! うわ うまそうだな。」

みづえ「食べるでしょう?」

文也「あ はい。」

真理亜「なんか 忙しそうだねぇ。」

文也「はい。」

恵理「大丈夫? 眠いんでしょう? 寝る前に 食べると あんまり よくないよ。」

文也「あ そっか…。」

和也「牛に なるよ。」

文也「あ そうだよね。 お父さん 牛になったら 困るもんね。」

柴田「あの 牛を 余り 悪くいうのは やめましょう。 牛さんが いるお陰で 牛乳だって 飲めるわけだから。」

文也「そっか すみません。」

柴田「いえいえ フフン ね。」

文也「恵理やっぱ 食べるわ。 これで 食べないのは つらすぎる。」

恵理「そっか そうだね 3人分 払ってるしね。」

文也「そうだね。」

みづえ「ん? 何かしら?」

恵理「え? ハハハハ。」

(一同の笑い声)

いやぁ なんだか にぎやかで 楽しそうだねぇ さて いったい 今 現在 一風館の部屋割りはどうか 教えておこうねぇ。 柴田君 よろしく頼むねぇ。

玄関前

柴田「ハイサイ! 皆さん お元気ですか? ここが 一風館玄関前です。」

柴田「皆さん ご存じですね。 さて 中に入ってみましょう。 扉を開けますと さあ こちらが 管理人室。 島田さんと みづえさんの 愛の巣で ございます。」

管理人室

島田「やぁ。」

みづえ「どうも。」

柴田「じゃ こっち 行ってみましょう。 こちら…。」

ブルウマウンテン

(恵達と祥子の笑い声)

柴田「あの ここが 恵達君と 祥子ちゃんのお部屋です。 全然 気がつかないので 先に 行きましょう。」

恵達「あれ? え?」

コスタリカ

柴田「さあ そして ここがですね 私 柴田幸造 柴田幸造の部屋です。 でも 容子さんは いないんです。 その訳は 後ほど ゆっくりと。 では 2階に 行ってみましょう。」

グアテマラ

柴田「さあ 2階に上がって ここが 真理亜ルーム。 別名 ゆんたくルーム。 あの ここは いまだに 一人暮らしなんですね。」

真理亜「どこが ゆんたくルームだって?」

柴田「すみません。 ええと このテラスの 向こうが 我らが恵理さんの 上村家でございますね 真理亜さん。」

マンデリン

恵理「はい ウェルカムです!」

文也「ハハハ どうもすみません。」

恵理「何で 謝るわけ?」

文也「最近 癖で…。」

恵理「何で?」

文也「なんでかね。」

恵理「でも 柴田さん。」

柴田「はい?」

恵理「柴田さんと容子さんは 何で 結婚したのに 一緒に住まないの。 狭いからですか?」

柴田「ワハハハハ… それには 深い 深~い訳がある。」

恵理「『訳』?」

柴田「ね 容子さん。」

サロン

容子「は~い 私達ね 1人の生活が長かったでしょ? だから いきなりっていうのはさ 無理だと思ったのよね。」

柴田「そうなんですよね。」

柴田「一緒にいたい時は 一緒にいる。 1人でいたい時には1人でと考えた時に ま 今までどおりの方が いいかなという結果になりました。」

恵理「なるほど。」

祥子「なんか カッコいいね。」

恵達「ね。」

柴田「そうですか? ウフフフ。」

真理亜「でもさ 普通さ 結婚したら どっか引っ越そうとか 思わない?」

恵理「何でです?」

真理亜「何でってね。」

容子「今 ここ 引っ越すのは ヤダよ。 だって 何か面白い事がある時 いなかったら つまんないでしょ。 くやしいわよ。」

真理亜「は?」

恵達「そうですよね 分かりますよ。」

容子「ねえ。」

恵理「そうですよねぇ。」

容子「一見 それぞれが 狭いような 気がするけどさ 広いよ ここは。 こんな リビングが下にあるしさ テラスだってあるしさ それに 2階には ゆんたくルームもあるしさ。」

真理亜「はい?」

恵理「そうですよねぇ 豪邸ですよね。」

みづえ「ありがとう。 じゃ そろそろ お家賃 値上げしようかしら?」

恵理「いやいやいや そういうことじゃないですよ。」

みづえ「冗談よ。」

恵理「もう みづえさん!」

文也「ああ これ おいしい。 どなたのですか? これ。」

島田「それは 私のワイフが作ったの。」

(一同の笑い声)

文也「これも おいしい。」

恵達「文也君 それ以上は この話を 追及するのは やめようね。」

文也「え? あ そうなんだ。」

恵達「はい。」

祥子「優しい…。」

恵達「ハハハハ。」

恵理「もう この子は…。」

恵達「『この子』っていうのは やめてよ。」

恵理「ヤダね~。」

真理亜「あ~あ…。」

恵理「どうしたんですか?」

真理亜「いや いいんだけどさ。」

恵理「ん?」

真理亜「和也…。」

和也「何?」

真理亜「今 すぐ 結婚するか?」

恵理「は?」

和也「OKさ。」

容子「結婚したくなったか。 そうか そうだよねぇ。」

真理亜「そんなこと 言ってないでしょ。 そういう結末は 拒否するって 言ってるでしょ!」

柴田「でも 楽しいですよねぇ。」

容子「ウフフフ。」

柴田「あ!」

恵理「きたか?」

柴田「似ている… 修学旅行の あの東京のホテルの…。」

容子「座って。 時間ないんだから。」

柴田「すみません。」

恵理「聞きたかったなぁ。」

祥子「本当に そろそろ時間だ。」

恵理「本当だ!」

容子「行こうか 私たちも。」

柴田「そうですね。」

みづえ「大心さんも そろそろ時間でしょ?」

島田「そうか。」

恵理「和也 いくよ。」

和也「はい。」

みづえ「行ってらっしゃい。」

恵理「あと 片づけ。」

真理亜「大丈夫 在宅組で やっとくから。」

恵達「大丈夫。 任しといて。」

恵理「すみませんね。 つい のんびりしてしまうんですよね。」

容子「そうだよね よろしくね。」

祥子「じゃあね。」

恵達「はい 頑張って。」

祥子「うん。 行ってきます。」

容子「行ってまいりま~す。」

恵理「行ってきます。」

北栄総合病院

奈々子「えっと 古波蔵さん。」

恵理「はい。 あ 違うか。」

祥子「はい。」

奈々子「ややこしいわね。 もう 採血は終わったの?」

祥子「終わりました。」

奈々子「うん。 ねえ あなたたちのアパート 部屋 あいてないの?」

恵理「今は あいてないですね。」

祥子「何でですか?」

奈々子「なんかさ 縁結びの神様が いそうな気がして。 そこには。」

恵理「私かね?」

祥子「ウフフ。」

奈々子「キャンセル待ち 入れといて。」

祥子「『キャンセル待ち』?」

麻衣子「縁結びの神様? 私も 住みたいです。 私も キャンセル待ち。」

りほ「私も 私も。」

奈々子「何でよ? あんたたち『彼氏いる』って 言ってたでしょ?」

麻衣子「何 言ってんですか。 いいでしょ 何人いたって。」

奈々子「よくないわよ。」

秀美「(せきばらい)」

奈々子「すみません。」

秀美「家賃は いくらなの?」

恵理「え?」

秀美「5人家族では 無理かしらね?」

祥子「は?」

恵理「いや 婦長 いくらなんでも…。」

秀美「1人あたま これくらいなら…。」

ゆがふ

兼城「うれしいね。 ウチで 食べたいって 言ってくれたわけ?」

恵理「好きなんですよ。 ね 和也。 『ゆがふ』の ご飯 好きだよね。 おいしいよね。」

和也「うん。 でも おばぁの方が もっと おいしい。」

兼城「ハハハハ。」

奈々子「こんばんは。」

恵理「あ!」

奈々子「あれ?」

遥「こんばんは。」

恵理「どうも…。」

兼城「時々 寄ってくれるさ。」

恵理「ええ そうなの うれしいなぁ。」

和也「こんばんは!」

奈々子「ああ 和也君 こんばんは 大きくなったねぇ。」

和也「大きくなったさ。」

遥「人見知りしないんだね。」

恵理「はい 全然。」

遥「母親似だねぇ。」

奈々子「そうだねぇ。」

兼城「であるね。」

(笑い声)

(戸が開く)

黒島「こんばんは。」

兼城「黒島君。」

黒島「入って 入って あの 彼女 連れてきました。」

兼城「え~!」

マサル「どうも。」

綾乃「綾乃です こんばんは 初めまして。」

ヒトシ「どうもです。」

千春「千春です こんばんは。 あいや ここが『ゆがふ』か 一度 来たかったんだよね。」

綾乃「うん ここね いい感じ。」

兼城「いいけどさ。 表の はり紙 見なかったわけ?」

ヒトシ「あったか? そんなの。」

マサル「なかったさ 何も ね。」

兼城「あれ?」

恵理「黒島さんは?」

黒島「はい 実は 僕だけ いないんです。」

兼城「ハハハハ そうね ハハハハ。」

黒島「何で そんなに 喜ぶんですか?」

和也「いらっしゃいませ。」

千春「ありがとう。」

綾乃「かわいい。」

恵理「ハハハ どうも…。」

そんな 幸せな ある日のことでした

一風館
玄関前

和也「遊んでいい?」

恵理「ああ いいけど どっか行ったりしたら ダメだよ。」

和也「分かってるさ。」

財布を拾う和也

和也「あ!」

回想

和也「お母さん」

恵理「あ 落とし物だね」

和也「どうすればいいの?」

恵理「たとえ 10円でも 落とし物 交番のお巡りさんに 届けようか」

和也「うん」

文也「じゃ お巡りさんの所 行こう

回想終了

和也「お巡りさん。」

サロン

みづえ「頑張って 重かったでしょう。」

恵理「いえ いえ 大丈夫ですよ。 あの でも つい お菓子 買ってしまいました。 すみません ゆんたく用に。 あそこのパン 買ってきました。」

みづえ「ちょうどよかった。」

交番へ向かう道中

男1「おい チョット 待て! 坊や それ どうするつもりだ?」

男2「これ お前のなの?」

男1「ああ そうだよ。」

男3「坊や どうするつもりだったの?」

男1「そのまま 自分の物にする つもりだったのか? ん? お金を拾ったら 届けなきゃ いけないんだぞ。」

男2「お母さんにね 心配かけちゃいけないよ。」

男3「そうだよ 分かった?」

和也は 声が出ませんでした。 怖かったんだろうねぇ。 無理もないさ。 交番に 届けようとしたんだのにねぇ

一風館
サロン

恵理「おしょうゆも あるし…。」

140話

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