2001年9月20日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】148話のネタバレです。
現在は(2021年4月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
恵里は、和也の病気を治すため、小浜島に行くことを決めました。小浜島で長男の和也を亡くした静子は反対しますが、文也は恵里を応援します。恵里と和也は小浜島へ向かう途中、那覇の古波蔵(こはぐら)家に寄ります。恵里の様子に異変を感じたおばぁは、自分も小浜島に行くことにします。さらに静子や文也もきて楽しい時を過ごしますが、和也の病気は回復しません。そして、ついに恵里が腹部の痛みで倒れてしまいます。
148話ネタバレ
連続テレビ小説「ちゅらさん」148話「美(ちゅ)ら海の願い」ネタバレ
こはぐら壮
入口
恵理「ここだよ 和也。 ここが お母さんが 子供の頃 住んでた家さ。」
和也「ふ~ん。」
恵理「さ 入るよ。」
居間
恵理「よいしょ! よいしょ! あれ? これ… おばぁ?」
ハナ「ん? きのう 勝子さんが 親せきに 電話してたからね。」
恵理「そうか。」
和也「ここで寝るの? お母さん。」
恵理「うん そうだよ。」
和也「やった!」
古波蔵家のお墓
ハナ「さ 掃除するよ。 恵理 あそこの花 採っておいで。」
恵理「はい。」
ハナ「和也は おばぁと掃除するよ。 そこの葉っぱ 集めなさい。」
和也「うん。」
ハナ「恵理! どうしたね?」
恵理「ううん。 なんでもない。 せっかく摘んだ花 落として…。 これで いいんだよね?」
ハナ「そう いいよ。」
恵理「うん。」
ハナ「さ どうするかね? おばぁは もう少し おじぃと話も したいし。 帰りに 親せきの家も回って あいさつしたい。」
恵理「うん 分かった。 和也と行きたい所 あるから。」
ハナ「じゃ 行っておいでね 和也。」
和也「うん。」
恵理「じゃ 行こうか?」
和也の木
恵理「ああ! また大きくなってるねえ。 行こう。」
和也「これが 和也伯父さんの木?」
恵理「そうだよ。 あなたの名前をもらった 和也伯父さんの木。 あなたの お父さんと お母さんが植えた木さ。」
和也「大きいね。」
恵理「うん 大きいね。 和也君…。 この子が 和也です。」
古波蔵家の墓
ハナ「おじぃ 皆を守って下さいよ。」
和也の木
恵理「守ってね 和也君。」
こはぐら壮
ハナ「寝たね。」
恵理「うん。 おばぁ。」
ハナ「何ね?」
恵理「ありがとう 一緒に来てくれて。 ありがとうね。 静かだねぇ。」
ハナ「であるね。」
古波蔵家
恵文「今頃 何してるかね恵理は?」
恵尚「もう寝てるかね。」
恵文「そうかもね。」
恵尚「うん。」
恵文「どうした? 勝子。」
勝子「大丈夫かね? 恵理は。」
恵文「恵理?」
恵尚「和也でなくて?」
勝子「もちろん 和也の事は 心配さ。 でも 何でか 恵理が心配なわけ。」
恵文「どういう事?」
勝子「あの子 薬のんでたさ。 胃の薬だと言ってたけど 何でか 心配なわけ。 子供の頃から あの子 急に むちゃするさ。 誰にも言わないで 後から考えると 信じられないような むちゃする。」
恵文「であるね。」
勝子「何でかね 心配で たまらないさ。 おかあさん いてくれるから 大丈夫だとは 思うけど。」
一風館
サロン
島田「どうしてるか恵理ちゃんは。」
みづえ「ええ。」
容子「ああ。」
柴田「どうも…。」
柴田「あらら。」
容子「何か 寝られなくてさ。」
恵達「同じです。 ね。」
祥子「はい 何か寝られなくて。『どうしてるのかな』って。」
みづえ「コーヒー 飲む? 皆。」
柴田「ありがとうございます。」
恵達「どうしてるかね 小浜は?」
容子「おばぁが 一緒なんでしょう? それは よかったよね。」
祥子「そうですよね。」
真理亜「あら どうしたの 皆?」
容子「あんたと同じよ。」
真理亜「そっか… え?」
北栄総合病院
遥「あ!」
文也「お疲れ。 今 帰り?」
遥「うん。 仮眠しなくて いいの?」
文也「何か 眠れなくて…。」
遥「そう…。」
文也「うん。」
遥「ねえ 上村。」
文也「ん?」
遥「よかったね あの子と結婚して。」
文也「え?」
遥「じゃあね! お疲れさまでした。」
小浜の海
恵理「きれいだね これ。」
和也「うん。 あ!」
恵理「え? あ!」
和也「おばあちゃん!」
静子「和也! 元気だった? 日に焼けたね。 うれしい! フフフ…。」
静子「ヘヘヘ… 来ちゃった。」
恵理「おかあさん。」
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