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連続テレビ小説「ちゅらさん」153話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

2001年9月26日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】153話のネタバレです。

現在は(2021年5月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

和也が呼びかけても、倒れた恵里は答えません。あたりは暗くなり始め、和也は意を決して助けを呼びに走り出しました。恵里が目を覚ますと、枕元に文也がいました。和也の勇敢な行動で、恵里は東京の病院に運ばれたのです。病気を黙っていたことを皆にわびる恵里。手術前に一度だけ戻った一風館で、文也と恵里は「地域の診療室」のようなことができないかと将来の夢を語り合います。みんなの見守る中、恵里の手術が始まりました…。

153話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」153話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

北栄総合病院
病室

検査の結果 恵理の手術は 1週間後に する事になりました

(ノック)

恵理「どうぞ。」

文也「よっ!」

恵理「上村先生。」

文也「どうですか? 具合は?」

恵理「はい お陰様で。」

文也「そうですか。 恵理。」

恵理「はい。」

文也「俺が 手術することに なった。」

恵理「うん。」

文也「うん。」

恵理「よろしく お願いします。 手術 来週だよね?」

文也「うん 何で?」

恵理「お願い あるんだけど…。」

一風館

恵文「あの… 柴田君かね? これ 作ったの。」

柴田「ありがとうございます。」

恵文「いや 褒めてないんだけどね 別に。」

柴田「あら 長くなってしまったです。 もう 参っちゃって…。」

真理亜「とか言って うれしそうに やったでしょ?」

柴田「いいでしょう?」

真理亜「悪いとは 言ってないでしょ。」

容子「こういう細かい事には 才能を発揮するのよねぇ。」

柴田「すみませんね。」

恵文「人間 どっか 取り柄はあるものさ。」

柴田「そうですよね。 ん?」

恵文「エヘヘヘ。」

恵達「お父さんの取り柄は 何なわけ?」

恵文「何なわけって 恵達…。(三線の音)これに 決まってるでしょうが。」

勝子「文ちゃん ちゃんと 働きなさいね。」

恵文「はい すみません。 恵達!」

恵達「何でよ?」

みづえ「できたわよ。」

ハナ「すごいね おいしそうだね。」

祥子「うわ~ なんか 感動です。」

容子「感動だよねぇ。」

勝子「本当に ありがとうございます。」

ハナ「さすが みづえさんだねぇ。」

勝子「ねえ。」

みづえ「恵理ちゃんが 余り 食べられないのが 残念だけど。」

ハナ「であるね。」

島田「柴田君 もう少し 上だ。」

柴田「『上』? もしかして 島田さん ずっと それ 考えてたんですか?」

島田「ん?」

(一同の笑い声)

恵理「ただいま!」

文也「遅くなりました。 この2人が ナースステーションで 話し込んじゃって。」

静子「余計な事 言わないの。」

文也「はいはい。」

和也「お母さん!」

恵理「和也~!」

文也「和也 お母さん 今夜は おうちに いるよ。」

和也「そうなの?」

恵理「うん お母さんも うれしいなあ。」

勝子「静子さん ありがとうございます。」

静子「いいえ とんでもない。」

恵文「ありがとうございました。」

静子「いいえ。」

みづえ「さ 始めましょうか。」

恵文「すごい! うわ~!」

(拍手)

恵理のお願いというのは 手術の前に 一度 一風館に帰りたいということ だったのです。 和也と過ごしたかったし 皆と一緒に いたかったのかねぇ

和也「今日ね おばぁと おじいちゃんと おばあちゃんと あと 恵達と 真理亜さんと。」

恵理「ほう いっぱいだねぇ。」

和也「うん 大きな公園に 遊びにいった。」

恵理「へえ よかったねえ。」

ハナ「楽しかったねぇ。」

勝子「であるよねぇ。」

和也「恵達が 噴水に落ちた。」

(一同の笑い声)

祥子「ウソ!」

恵達「和也『言わない』って 約束だろ。」

和也「ごめん。」

恵理「まぬけな叔父さんだね。」

勝子「もう 大丈夫 和也は。 恵理。」

恵理「うん ありがとう。」

静子「おばあちゃんも 行きたかったなぁ。」

和也「今度ね。」

静子「え? ぜひ よろしく お願いします。」

(一同の笑い声)

恵理「でも あれですかね。」

静子「何? 恵理ちゃん。」

恵理「間違ってたとは 思うんですけど 結局 私が小浜に行く選択は 間違ってなかったんですよね。」

静子「はあ?」

真理亜「あのねぇ。」

恵理「え? だって…。 そんな… 皆さん?」

容子「もう一回ずつ やっときますかね。」

勝子「そうだね 懲りないみたいだし。」

ハナ「であるね。」

恵理「いやいや おばぁまで そんな やめて下さいよ。」

容子「誰から いこうかね。」

恵理「いや だから なんか 具合が…。」

文也「おい。」

祥子「こら。」

恵理「すみません。 ねえ 和也。」

恵達「何が『ねえ』かよ。」

和也「お母さん いつ 帰ってくる?」

恵理「ああ すぐよ。 お父さんがね ピュピュピュって 治してくれるから。」

文也「何だよ ピュピュって。」

恵理「すみません。 なんか 私 謝ってばっかりさ 何で?」

一同「何でかね。」

恵理「ハハハ 何ね? それ…。」

(一同の笑い声)

恵文「いやぁ 楽しいねぇ じゃ それでは ちょっと 歌っちゃおうかね」

恵文♪「私が あなたに 惚れたのは」

楽しい夜でした。 本当に 楽しい夜だったさ。 ねえ 恵理

恵文♪「今更 離縁というならば」

古波蔵家

島袋「今ごろ どんなしてるかね。」

恵尚「(ため息)」

島袋「おいしいね?」

恵尚「(ため息)」

島袋「お代わりは?」

恵尚「うるさいなあ。(といいつつ茶碗を差し出すw)」

島袋「はいよ。」

恵尚「おいしいね。」

島袋「おいしいね。 こんなんで いいかな。 おいしいね?」

恵尚「おいしいね。」

一風館
サロン

文也「大丈夫か? 恵理。」

恵理「うん。」

柴田「え~ それでは 皆さん。 今夜の 部屋割りを 発表します。 本日は かなりの定員オーバーと 恵理さんと 和也君を 一緒に過ごさせてあげたいと 複雑な構成に なっております。」

恵理「すみませんねえ。」

柴田「いえ。 何 言ってるんですか。 それでは ご説明いたしますので。 ジャ~ン!」

(驚きの声)

静子「私も入ってる。 うれしい。」

柴田「この際ですから。」

恵理「ハハハハ。」

マンデリン

サロン

文也「あ… どうも。」

島田「手術するんだね?」

文也「はい。 自分で やりたいと思って。 いや ほかの人を 信用しないとか そういうことじゃないんです…。」

島田「恵理ちゃんから 聞いてるかな 私のこと…。」

文也「はい 聞きました。『奥さんの手術をした』って。」

島田「ああ… うまくいかなかったがね。」

文也「怖いですね。 想像できなくて 恵理の手術をするってことが…。 その時になって どういう気持になるかなって…。 考えると 怖いです。」

島田「うん…。」

文也「逃げ出したいくらい 怖いです。」

島田「何も アドバイスして やれることはないんだが…。」

文也「いえ そんな。」

島田「元医者の私が 言うようなことではないかもしれないが。 運命を信じてみらた どうだろう。」

文也「え?」

島田「恵理ちゃんは 治る運命にある。 そのための手続きを 自分は 手伝ってるだけなんだと…。 治る運命にあるんだと… そう思ったら どうだろう。」

マンデリン

恵理「すぐ 病院から 戻ってくるからね 和也。 お父さんが 治してくれるさ。」

玄関前

恵理「じゃ 行ってきます。」

容子「うん 頑張れ 恵理ちゃん。」

恵理「はい。」

柴田「行ってらっしゃい。」

恵理「はい。」

みづえ「待ってるわよ。」

恵理「はい ありがとうございます。」

島田「大丈夫 文也君なら。」

恵理「はい。」

恵理「はい じゃ 行ってくる 和也。」

和也「行ってらっしゃい。」

恵理「おばぁ よろしくね。」

ハナ「頑張りよ 恵理。」

恵理「うん。 じゃ…。」

真理亜「恵理!」

恵理「真理亜さん…。 名前 呼んでくれたの 初めてさ。」

真理亜「恵理…。」

154話

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