ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」17話「やまとの誘惑」ネタバレ

2001年4月20日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】17話のネタバレです。

現在は(2020年9月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

「ゴーヤーマン」の大借金でせっぱ詰まった古波蔵(こはぐら)家は、家族総出の「ゴーヤーマン」販売作戦を始めますが、結局失敗に終わり、長男・恵尚は売上金とともに姿を消してしまいました。そのため、理恵は、家族のある秘密を知ることになります。秋になり、恵里は東京の大学を受験するため、家族に内緒でアルバイトをし、猛勉強に明け暮れていました。7年前に小浜(こはま)島で別れた文也に会えることを願っての事でした。

17話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第17回 やまとの誘惑

カメラマン「こら!」

恵里「すみません。」

琉美子「あれ?」

恵達「どうも。」

琉美子「姉え姉えと一緒に アルバイト? 仲いいねえ。」

恵達「違いますよ。」

恵里「琉美子!」

琉美子「恵里! キレイだねえ 琉装は…え?なになに?」

恵里に連れていかれる琉美子w

琉美子「え? ないしょなの? 東京の大学に行くって。」

恵里「そうだよ 恵達に言ってないよね?」

琉美子「言ってないけど…。 え? …っていうか あれ 本気だったの?」

恵里「本気さぁ 何言ってる。 決まってるさぁ。 だから こうやって バイトしてる。」

琉美子「え~ だってさぁ。」

恵里「だって 何?」

琉美子「いや いいけどさぁ。」

恵里「今 どうせ 自分と同じ大学は 無理だって思ったね? 思ったでしょう?」

琉美子「いや。」

恵里「いや 思った。」

琉美子「それもあるけど。」

恵里「それもある?」

琉美子「勉強してるの?」

恵里「してるさぁ。」

琉美子「相当しないと 無理だよ。 分かってる?」

恵里「分かってるさぁ。」

琉美子「うん。 でもさ 何で ないしょなの?」

恵里「何でって まあ いろいろあるさぁ。」

琉美子「そうなんだ…。」

恵里「うん。」

琉美子「よし じゃ 頑張ろう 勉強 分からないとこあったら 教えるよ。」

恵里「ありがとう… 琉美子。」

琉美子「一緒に 東京の大学 行こうね。」

恵里「うん 頑張ろう ありがとうね」

琉美子「うん。」

恵里「琉美子 いつも…。」

恵文と営業中の容子

容子「おいしい!」

恵文「そうね おいしいねえ。 おかぁ! おいしいってさぁ。」

容子「古波蔵さん ホントに ありがとう。 この沖縄究極の「グルメツアー。 地元の人しか 知らない隠れた名店めぐり。 な~んか いけそうな気がしてきました。」

恵文「そうですかねえ あい うれしいねぇ 私も…。 『古波蔵さん』 っていうのは チョット 堅苦しいから やめようね。」

容子「え? じゃ 何て 呼びます? 『恵文さん』だから『文ちゃん』?」

恵文「え?」

回想

勝子「文ちゃん」

回想終了

恵文「それは やめようね。」

容子「そうか じゃ 『恵文さん』とか?」

回想

勝子「恵文さん!」

回想終了

恵文「それも やめとこうね。」

容子「じゃあ 『恵ちゃん』っていうのは?」

恵文「あ いいねぇ! チョット 呼んで。」

容子「恵ちゃん。」

恵文「何か~ 容子。」

容子「は~い。」

『はごうむさんや!』失礼いたしました。 今のは 沖縄の言葉で とても 共通語では言えないような言葉です。 全く この男ときたら…

ですが 自分が容子さんを 紹介したことが こんなことになっているとは 恵里は 全く気づかなかった。

というより自分の事で 必死でございました

古波蔵家

ハナ「最近は 2人きりが多いねぇ。」

勝子「そうですねぇ。」

ハナ「恵文は?」

勝子「最近 仕事 頑張ってくれてて 上がりも いいみたいで…。」

ハナ「へえ。」

勝子「恵里や恵達を見て 頑張ろうって いう気になってくれたんですねえ。 ♪『ゴーヤー チャンプル…』。」

ハナ「勝子さん。」

勝子「はい?」

ハナ「恵文と結婚して 何年になるかねぇ? あんた。」

勝子「ああ 24年ですけど。」

ハナ「まだまだ 甘いねぇ。」

勝子「どういう意味ですか? おかあさん?」

ハナ「陸(あぎ)ぬ ふりむんや 男(いきが)」

勝子「何ですか? それ。」

ハナ「陸の愚か者は男っていう意味さ」

勝子「え?」

ハナ「ヘヘッヘッヘ 何でもない。」

勝子「感じ悪い…。」

ハナ「さ チョット 出かけてこようねぇ。」

仕事中の恵文

無線係「『84号車 どうぞ』」

恵文「はい 84号車。 女性の味方 古波蔵恵文です。」

無線係「『女性のお客さんから またまた ご指名さぁ。 波の上リゾートホテルの前までって』」

恵文「はい 了解! 急行するよぉ!」

恵文「容子さん! 恵ちゃん 今 行くからよ。」

波の上リゾートホテルの前

恵文「こっちから 乗ればいい…。 おばぁ? どうしたのさ。 ダメだよ 乗ったら。」

ハナ「おばぁが タクシー乗ってはいけない という法律でも あるのか?」

恵文「そうじゃないさ。 これは 予約が 入っているんだよ 今。」

ハナ「おばぁだよ 予約したのは…。」

恵文「え?」

ハナ「早く出しなさい。」

恵文「どこ 行くのさ?」

ハナ「そうだねえ… ま チョット 軽く流してちょうだい。」

恵文「はあ? 何 言ってるの。 これは お金が かかるんだよ。」

ハナ「何を言うか バカモン。 息子の運転する車に乗って 金を払う親が どこにいるか。」

恵文「メチャクチャさ もう。 お客じゃないさ。 それじゃ 商売に ならんよ。」

ハナ「あい そんなら 分かったさ。」

恵文「はいはい 降りて…。 はい どうぞ。」

助手席に乗り直すハナw

ハナ「どっこいしょ! これで 商売も OKだね 出発進行だね。」

恵文「おばぁ!」

ハナ「おばぁが いると 困る事でもあるのか? ん? ウリウリ ん?」

恵文「ないさぁ! そんなことは…。」

発進するが…

ハナ「あ! とめなさい!」

急ブレーキ

恵文「何よ!」

ハナ「おばぁ ひとつ 夢が あるんだ。」

恵文「夢? 何?」

ハナ「おばぁ 一度でいいから 運転してみたい。 死ぬまでに 58号線を 猛スピードで突っ走ってみたいさぁ。」

恵文「何言ってる…。」

ハナ「黙っててやるから チョットだけさして。」

恵文「ダメ! ダメ…。」

ハナ「何でよ? おばぁが運転しちゃいけない 法律でも あるのか?」

恵文「あるさ 免許がなけりゃ ダメさぁ。」

ハナ「つまらん世の中だねえ。 年寄りの夢を奪うなんてさぁ。」

ライブハウス

我那覇「おい 青年。」

恵達「は?」

我那覇「ロックを目指してるのか?」

恵達「え? はい…。」

我那覇「あの かわいい女の子のためかね?」

恵達「いや…。」

我那覇「隠すことはないさ 見え見えさぁ。」

恵達「やっぱり ダメですかね?」

我那覇「何で? いいさ それで。 男のやる事の動機はね もう 全部 女さ。 そうじゃないものに ロクなものは ないよ。」

恵達「そうなんですか?」

我那覇「そうです。」

恵達「今 ギター買うために バイトしてるんですよ。 でも 家族に言えなくて。」

我那覇「何で? いいさ それで。」

恵達「え?」

我那覇「ロックはね 家族に相談して 始めるもんじゃないよ。」

恵達「そうですよね。」

我那覇「1つ アドバイスしてやろうか?」

恵達「はい。」

我那覇「こういう本 読んでちゃ ダメさ。 受験勉強じゃないんだよ ロックは…。 うわ~ こんなピンクの線 引いて…。」

本を捨ててしまう我那覇w

恵達「あ…。」

我那覇「ギター買ったら 俺が 教えてやるよ。」

恵達「ホントですか? ありがとうございます!」

アルバイト

カメラマン「はい いいですか? バター!」

客「(笑)バター…。」

休憩時間

誠「いや~ すばらしいな 恵里。」

恵里「何が?」

誠「やっぱり 沖縄の女の子は 琉装が 似合うさぁ。」

恵里「あんた オジサンくさいねえ。」

誠「そんなことないよ。 美しい伝統は 守らんといかんさ。 そうだ 恵里。 俺たちの結婚式は 琉球式で やろうなぁ また そういうの着てさぁ。」

恵里「あのさぁ 何で あんたと私が 結婚式をするの?」

誠「東京に行くとかいう バカ話 本気か?」

恵里「本気さぁ。 何でよ 皆して…。」

誠「そうか…。 恵里… いつか話してた 結婚を約束してるとかいう男…。 東京に いるだろ?」

恵里「え? 何で?」

誠「恋する男の勘さぁ。」

恵里「なんか それは…。 確かに 東京に いるよ でも それだけが 東京の大学に行く理由じゃない。」

誠「今 それも 理由の一つと認めた。」

恵里「うるさい。 大体 何の用なの? 私 忙しいんだけど。」

誠「『恵里に お礼言ってなかった』と 思ってさ。」

恵里「お礼? 何の?」

誠「俺が 野球 真剣に やろうって思ったの 恵里の お陰だからさ。 恵里がさ『甲子園 甲子園』って 言っても 誰も本気で行けるとは 思ってなかったさ。でもさ なんか だんだん 自分の力を 信じてみようって気に なれた。 恵里には そういうとこあるさ。」

誠「人の力を引き出す能力が あるんだよね。 でもよ 俺 まだまだ 自分の限界まで やったとは 思ってないしよ。 限界まで やってみようって 思ったんだよね。 自分の力を信じてさ。 それは 恵里のお陰だからさ ありがとう。」

恵里「そんな… どういたしまして。」

誠「でさ 俺が 大阪に行く事になったとするさ…。」

恵里「うん。」

誠「2人で 朝まで 思い出を作ろう。」

恵里「は?」

誠「思い出作ろう な 恵里。」

ビンタする恵里w

恵里「それさえ言わなきゃ 結構 いい男なのに。」

誠「当たり前だろ。」

恵里「フッフッフ…。」

古波蔵家

掃除機をかけながら ふと気づく勝子

勝子「もしかして… 女?」

恵里「ただいま!」

勝子「ああ お帰り! あれ? 今日は どうしたの?」

恵里「今日は暇だから 早く帰されたさ。 バイト。」

勝子「あ そうなの。」

恵里「あ 問題集でも 買いにいってこようかな。」

勝子「頑張るねぇ 恵里。」

恵里「え? まあね。」

勝子「恵里は ふだんは あまり 出来ないかもしれないけど やる時は やる子だもんねぇ。 高校の受験だって そうだったね。 絶対 先生は『無理だ』って言ってた 高校 入れたもんねぇ。」

恵里「あ うん ヘヘヘヘ…。」

勝子「あ でも 私立になっても お金がかかっても 遠慮しないよ。 絶対 何とかするから。」

恵里「あ あ…。」

勝子「どうしたの?」

恵里「あ ううん 何でもない。」

一旦部屋に戻るが 決心して部屋を出る恵里

恵里「お母さん。」

勝子「恵里。」

恵里「え?」

勝子「相談があるんだけど。」

恵里「相談? 何?」

勝子「お父さんの事なんだけど。」

恵里「お父さん? どうかした?」

勝子「最近 変じゃない?」

恵里「いや 分からん。 忙しくて お父さんの事なんか 考えてる暇なかったし…。」

勝子「変なのよ。」

恵里「変って?」

勝子「浮気してるかも…。」

恵里「え? ウソ。」

勝子「そうよ 言われてみれば 確かに そうだ。 浮気してる。 心当たり ない? 恵里。」

恵里「私は 心当たりなんて ないよ。」

勝子「そうよね。」

勝子が部屋を出たあとに気付く恵里

恵里「え? …まさかね。」

恵文と営業中の容子

前回門前払いされた店

恵文「よろしく どうもね。」

店を後にする二人

容子「助かりましたぁ。 以前にも 来たんですけど 全然 相手に してくれなくて。」

恵文「よかったさぁ 容子ちゃん。」

容子「恵ちゃんは あそこの人 昔からの知り合い?」

恵文「いや 今 初めてさぁ。」

容子「え? そうなの?」

恵文「うん。」

容子「スゴ~イ 昔からの親友みたいだった。」

恵文「そう 乗って 乗って。」

何もないところで躓く容子w

容子「あ~ いや~」

書店から出てくる恵里

恵里「なんか 言いそびれてしまったねぇ。」

2人を目撃する恵里

恵里「ウソ!」

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