ドラマダイジェスト

連続テレビ小説「ちゅらさん」34話「哀愁のオキナワンボーイ」ネタバレ

2001年5月10日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】34話のネタバレです。

現在は(2020年11月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里はおばぁの手作り菓子を持って、引っ越しのあいさつにまわりますが、一風館の住人たちは一風変わっていました。真理亜は受け取りを拒否し、柴田は恵里に一目ぼれ、なぞの老人・島田は菓子を受け取るだけで顔も見せません。容子の紹介で、恵里はアパート近くの沖縄料理店「ゆがふ」でアルバイトを始めます。その店へ、肩を壊して社会人野球を断念した高校の同級生・誠が訪れ、一緒に沖縄に帰ろうと恵里を誘いますが…。

34話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第34回 「哀愁のオキナワンボーイ」

一風館

管理人室

誠「俺よ…。」

恵里「何?」

誠「沖縄に帰る事にする。」

恵里「え?」

誠「そうする事にした。」

恵里「何で?」

誠「『勇気ある撤退』というヤツだねぇ。」

恵里「仕事は?」

誠「辞表 出してきた。」

恵里「何で?」

誠「この間よ 悔しかったさぁ。 あの 誰だっけ? このアパートの黒いの着た 変な女。」

恵里「ああ 城ノ内さん?」

誠「そうそう 思いっきり 言われたからなぁ…。 あの人の言うとおりだよなぁ。悔しいけど 言うとおりだよな。 周りや 東京のせいにしてさ いじけてただけ…。 カッコ悪いさ そんな男。 なあ 恵里。」

恵里「ん?」

誠「俺 ずっとさ 冗談みたいに お前の事 好きとか 結婚しようとか 言ってたさぁ。」

恵里「うん 言ってたよ。」

誠「あれさ 忘れて…。」

恵里「え?」

誠「今から 冗談じゃなくて ちゃんとした気持ちを話すからさ。」

恵里「誠…。」

誠「恵里。」

恵里「はい。」

誠「俺と一緒に いないか? 俺と一緒に 沖縄に 帰ろう?」

恵里「誠!」

誠「うん…。」

恵里「ありがとう。 私は まだ帰れないよ。 まだ 何もしてないのに…。 何も…。 だから まだ 帰れない。」

誠「言ってみただけさ。 気にするな。 それに 断られると思ってたさ。 だから 気にするな。」

恵里「いつ?」

誠「あさって 帰る。」

恵里「そうか。」

誠「これさ もらってくれないか?」

恵里「え?」

誠「俺の夢のかけれみたいなもんだな。 恵里に 持っててほしい。」

恵里「うん。」

誠「俺は 沖縄に帰るけど 恵里は 頑張って 東京で 夢をつかめよ! いいお守りになるさ きっと。」

恵里「ありがとう。」

誠「そうだ! デートしよう 明日の夜。」

恵里「え? デート?」

誠「俺の東京での思い出づくりさ。 東京デートしよう。 な 恵里。」

恵里「うん いいよ。」

誠「よっしゃ!」

恵里に投げキッスをする誠

手で受けとめて 胸にしまう恵里

グアテマラ

真理亜「☎『もしもし… 昨日 渡した 原稿の最後 書き直したい。 間に合うわよね? もう絵 描いた? 書き直して。 最後で 少年は手を振るだけでなく 投げキッスをするのよ。 少女は それを 手で受けとめて 胸にしまう しぐさを する訳。』」

真理亜「☎『どう? メルヘンでしょ。 普通は しないでしょ。 だから いいのよ! うん よろしく。 こっちも すぐ原稿 直して送るから。 じゃ』。 あいつ ネタの宝庫かも…。」

ゆがふ

誠「どうも!」

兼城「おう オイナワンボーイ!」

誠「あれ? 恵里は?」

兼城「買い物に 行ってもらってるさ。」

誠「そうですか。」

兼城「聞いたよ 島に帰るって?」

誠「はい。」

兼城「沖縄は 温かく迎えてくれるさ。 それが 沖縄の いいところさ。」

誠「はい。」

兼城「ダメなところでも あるかな。」

誠「あ そうだ 店長! 東京デート どこへ行ったら いいでしょう?」

兼城「デート?」

誠「はい。 店長に聞いても 分からんかな?」

兼城「何でよ 勝手にダメに しないで!」

誠「いろいろ考えてるんですけど 最後に おいしいものを食べたい。 すてきな所で。 恵里 せっかく 東京に来たのに こんな所では つまらんでしょう。」

兼城「『こんな所』で 悪かったね。」

誠「どうしたら いいかな?」

(戸が開く)

兼城「あ 容子さん!」

容子「どうも!」

誠「どうも!」

容子「は?」

店の前

恵里「誠? 来てたの?」

誠「今 帰るところ。 恵里 明日5時に 迎えに来るから。」

恵里「うん。」

誠「おしゃれ しとけよ いとしの恵里。」

恵里「うん。」

誠「じゃあな!

フランス料理店

ウエイター「申し訳ありません 本日は 閉店です。」

誠「あ 知ってます。」

ウエイター「は?」

誠「予約した者です。 与那原です。」

ウエイター「ご予約ですか?」

誠「はい 明日の。」

ウエイター「池端さんからの ご紹介で。」

誠「そうです。 下見に来ました。」

ウエイター「『下見』で ございますか?」

誠「とっても大切な予約なんです。 私の愛する人とですね…。 最初で最後の デートなんです。」

誠「こういう店 来た事ないので 明日 おどおどしないため 下見に…。 注文の相談にも 乗ってもらおうと思いまして。 ダメですか?」

ウエイター「承知しました。 どうぞ!」

誠「ありがとうございます。」

ウエイター「お席は こちらを ご用意してます。」

誠「はい。 いいですね。 ここに座ってもらっていいですか。」

ウエイター「私ですか?」

誠「はい。」

ウエイター「失礼いたします。」

誠「男じゃ 感じ 出ないですね。」

ウエイター「申し訳ございません。 それでは メニューの ご相談ですが…。」

誠「ちょっと 待って下さい。」

計算機をだす誠

誠「いや 足りないと恥ずかしいから。」

ウエイター「ハハハ… そうですね。 ご予算を教えて頂ければ 最大級の サービスを させて頂きます。 特別に。」

誠「本当ですか?」

ウエイター「ええ。 あなたのような方に いい思い出を つくって頂きたいですからね。」

誠「ありがとうございます。」

一風館

モカ

恵里「なんで フランス料理なんて 容子さん。」

容子「ごめん! いい思い出に してもらおうと…。」

恵里「それは うれしいんですけど 着ていく洋服が ないですよ。 家出してきたばかりだし…。 どうしよう。」

容子「そうかぁ。」

容子の服を試着する恵里

恵里「じゃ~ん!」

容子「う~ん。」

恵里「どうですか?」

容子「少し無理があるな。」

恵里「やっぱり 年が離れてますからね。」

容子「まだ恵里ちゃんには着こなせない。」

恵里「そうですかね?」

容子「いたじゃない! 年の近いのが。」

恵里「え? 誰ですか?」

グアテマラ

恵里 容子「どうも!」

容子「ごめんね お邪魔するね!」

真理亜「ちょっと!」

恵里「すみませ~ん!」

真理亜の服を試着する恵里

容子「いい。 これにしよう。」

恵里「これにします。 でも 黒ばっかり 若いのに…。 お葬式とか 多いんですか?」

真理亜「うるさい!」

恵里「すみません。」

容子「ここに来たばかりの頃は こんな事 なかったけどね。」

恵里「何ですか? 来たばかりの頃って? かわいかったもんね!」

真理亜「余計な事 言わないで。」

容子「はい 靴 借りてもいいかな?」

真理亜「どうぞ!」

恵里「あ! いっぱいありますね!」

容子「これ かわいい!」

恵里「これもすてき! いいんですか? どれ借りても?」

真理亜「どうぞ!」

バッグを用意する真理亜

恵里「ありがとうございます。 あと バッグも。」

真理亜「どうぞ! お好きなのを!」

恵里「ありがとうございます。 何から何まで。」

真理亜「いいえ!」

恵里「これ高そう! これにしようかな。」

真理亜「どうぞ!」

恵里「いいんですか? うれしい!」

容子「でも いいなあ 東京最後の夜かぁ。 私 そういうのに弱いんだ。」

恵里「ああ そうでしたよね。」

真理亜「あのさ。」

恵里「はい?」

真理亜「キスくらいは するの? やっぱり 最後は。」

恵里「何 言ってるんですか? そんな仲じゃないですよ。」

真理亜「いいじゃないの してあげな!」

恵里「やめて下さいよ。」

真理亜「あんなもん たまたま 唇と唇が ぶつかるだけの話なんだから。」

恵里「そんな…。」

容子「私なら しちゃうかもな。 弱いのよね そういうのに。」

恵里「何 言ってるんですか!」

当日 一風館

柴田「あ!」

誠「どうも デートです。 これから。」

柴田「え?」

恵里「どうも…。」

柴田「どうも。」

恵里「よう!」

誠「いや いいさ! 幸せ者だな 俺は。」

誠「うらやましい?」

花束を恵里に渡す誠

恵里「ありがとう!」

誠「じゃ 行こうか! フランス料理に!」

恵里「じゃあ。」

フランス料理店

盗み聞きしようとレストランに居る真理亜w

35話

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