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連続テレビ小説「ちゅらさん」4話「美(ちゅ)ら海の約束」ネタバレ

2001年4月5日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】4話のネタバレです。

現在は(2020年8月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵理は、和也の体を気遣って「小浜島(こはまじま)にいれば、病気なんて治ってしまう」と言葉をかけますが、和也の母・静子を激怒させてしまいます。その夜、母の勝子から、和也が不治の病だと聞いてショックを受ける恵里。翌朝、落ち込んでいる恵里を元気づけようとして、和也と文也はガジュマルの樹に住んでいるという妖精キジムナーのふん装をして現れます。その姿を見て、恵里もみんなもびっくり!

4話ネタバレ

連続テレビ小説 ちゅらさん 第4回 美(ちゅ)ら海の約束

勝子「恵里 和也君は 元気になったけど まだ やっぱり 病気だからね。 あんまり ムチャさせたら 駄目よ。」

恵里「うん。 まだ 病気? 和也君。」

和也「まだ… 少しな。」

恵里「きっと 治ってしまうさぁ ここにいれば… ね。 八重山の太陽にあたって 海のにおいをかいでいれば 病気なんか 治ってしまうさぁ 絶対さぁ。」

和也「うん。」

静子「やめて! そういうの!]

静子「そんなバカな事 ある訳ないでしょう! ここにいれば 病気が治るんなら 世界中の人が 皆 来てるわよ! そうしたら治る訳? そんな バカみたいな事 言わないで! 2度と言わないで!」

その場をあとにする静子

伸生「申し訳ありませんでした。」

静子を追う伸生

恵文「お父さんにまかせて。」

ハナ「もっと食べようね!」

伸生と静子

伸生「どうした…。 和也に笑われるぞ。」

静子「ごめんなさい…。」

伸生「でも びっくりしたよ。 あんな元気そうな 和也 見てさ。 本当に あの恵里ちゃんが 言うように 治ってくれないかな。」

寝室

勝子「起きてた? あのね あなたや 恵達には言うなと 言われてたんだけど…。」

恵里「何?」

勝子「うん…。 和也君が なんで小浜に来たかって いう事。」

恵里「何で?」

居間

和也「おばぁ?」

ハナ「うん?」

和也「キジムナーって 本当に いるの?」

ハナ「はい いるさぁ。 ガジュマルの木に住んでるよ。」

文也「本当?」

ハナ「本当よ。」

和也「そっかぁ…。 僕 キジムナーに なりたいな。」

寝室

恵里「うそでしょう?」

勝子「ううん。」

恵里「うそ!」

勝子「うそじゃないよ 恵里。」

恵里「だって…。 だって!」

恵里は 『和也君が 死ぬはずはない』 と思いました

恵里「だって…。」

朝食

恵文「ないしょ・・。」

勝子「何? 気持ち悪い。」

恵文「何でもないさ。」

伸生「おはようございます。」

一同「おはようございます。」

静子「昨夜は すみませんでした。」

勝子「いいえ さ どうぞ。」

恵文「こちら どうぞ。」

恵達「おはよう。」

一同「おはよう。」

静子「和也と文也は?」

恵文「さっき2人で 出かけていきました。」

恵達「あっ!」

伸生「あ!」

文也「し~っ!」

恵文「し~っ!」

恵里「おはよう!」

一同「おはよう!」

和也「ヒャヒャ!」

恵里「キジムナー!」

文也「やった やった!」

和也「やった!」

恵里「あ 和也君?」

和也「当たり!」

恵里「もう!」

和也を追いかける恵里

2日後 お父さんは 仕事のため 東京へ戻っていきました

恵里「また来てね~ 気をつけてね!」

恵里は 和也君の事が 心配で たまりませんでした。 でも 自分では どうする事も出来ませんでした

おじぃのお墓

和也「大きいね!」

ハナ「そうさ 沖縄の墓は 皆 大きいさ。」

ハナ「それに 1番いい場所にあるさ。 生きてる人が暮らしてる場所より いい場所にさ。」

文也「東京と違うね。」

和也「ああ…。」

ハナ「そうね。」

和也「おばぁ。」

ハナ「うん?」

和也「おばぁは 死ぬの怖い?」

ハナ「おばぁは 怖くないよ。」

和也「本当に? 全然?」

ハナ「本当よ 死んだ人の魂はね 生きてる人の すぐそばにいるさ。 別に遠くに行く訳ではないし だから おばぁは ちっとも怖くないさ。」

和也「そうなんだ…。」

ハナ「和也君は 怖いね?」

和也「僕だって 怖くないよ。」

ハナ「そう…。 恵里!」

恵里「え?」

ハナ「文也君と あそこの花 摘んできて。」

恵里「うん 行こう!」

ハナ「うそは いけないね お墓の前で…。」

和也「え?」

ハナ「『死ぬのを怖くない』と 言うのはね おじぃや おばぁだけが 言っていい事さ。 あんたの年で そんな事 思ってはいけないよ。 分かるね…。」

和也「はい。 怖い…。 死ぬの めちゃくちゃ怖い。」

ハナ「それでいいさ。」

和也「死ぬって どういう事 おばぁ?」

ハナ「おばぁも 分からんね。 でも 人間は きっと死んでからの 方が 長いかもしれないねえ。」

恵里「文也君?」

文也「ん?」

文也「やめろよ バカ… ブス!」

恵里「今 何て言ったね? ブス?」

文也「だって ブスじゃんか。」

恵里「小浜で 1番器量よしって 言われてるんだよ 私は…。」

文也「500人もいないし おばぁばっかりじゃんか。」

恵里「あ 言ったね。 でも 確かにそうか。」

恵里「東京には かわいい女の子 たくさんいるの?」

文也「え… そうでもないよ…。」

恵里「ふ~ん。」

キビ畑

勝子「ねえ 文ちゃん。」

恵文「何でしょうか?」

勝子「いつか 話した事だけど…」

恵文「『いつか』? ああ 皆で 温泉 行くって話ねえ。」

勝子「違います。」

恵文「え? ああ はいはい『おばぁが 何で あんなに頑丈か』という…。」

勝子「違う。」

恵文「あれ 何だったっけね!」

勝子「分かってるくせに とぼけないで!」

恵文「はい『島を出たい』っていう話です。」

勝子「そうです。」

恵文「はい それが?」

勝子「私は あれから その話 しないけど あきらめた訳じゃないからね。 もっと強く そう思ってるさ 忘れないでよ。」

恵文「はい。 ちょっと休もうかね。」

勝子「まだ。」

恵文「はい…。」

勝子「休もうか?」

恵文「うん。」

勝子「ねえ 文ちゃん 少し体が 弱ってるみたいだね 和也君。」

恵文「ああ…。」

勝子「まだ中学生なのに あんなに 大人になってしますもんかね? かわいそうにね。」

恵文「うん…。」

こはぐら壮

夕食

勝子「無人島って 嘉弥真島の事?」

恵里「うん ね!」

和也「うん。」

恵文「長らく行ってないね あそこも…。」

和也「いいでしょう? お母さん?」

静子「でもね…。」

和也「お願い! ね? お願いします!」

勝子「大丈夫なの 和也君?」

和也「大丈夫です ね お母さん。」

静子「うん…。」

文也「お母さんも 行かなきゃ ダメだよ。」

静子「うん…。」

恵達「僕も行く。」

恵里「低学年は どうかね。」

恵達「やだ 絶対 行く!」

恵文「じゃ 行くかね 皆で!」

恵里「やった!」

嘉弥真島に向かう一行

恵里「ヤッホー!」

恵里「気持ちいいね!」

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