2001年6月23日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】72話のネタバレです。
現在は(2020年12月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。
あらすじ
4年後、恵里は看護大学を卒業し、一風館に戻ってきました。聡子が看護師長を務める総合病院に就職しますが、そこには研修医として文也も勤務していました。看護師研修で失敗続きの恵里を文也が慰め、担当の少年の死を嘆く文也を恵里が元気づける日々でした。心優しい恵里に、文也は医者をめざした理由を話します。文也には彼女がいると知りながら、子どもの頃以上に思いを募らせ、心では泣きながらも笑顔を絶やさない恵里でした。
72話ネタバレ
連続テレビ小説「ちゅらさん」72話「恋しくて肝(ちむ)どんどん」ネタバレ
北栄総合病院
藤田「あ~あ また検査か。」
恵里「大事です 頑張って下さい。」
恵里「曲がりますよ。」
藤田「はい。」
沖縄の旅行代理店
ハナ「何で おばぁ割引が ないの。」
係「飛行機には ないわけよ。」
ハナ「何で? おばぁは これで バスは ただで 乗れるよ。 何で飛行機はないの?」
係「僕に言われてもね。」
ハナ「いいから 少し 負けなさい。」
係「おばぁ 無理だって。」
ハナ「にいさん!」
係「はい?」
ハナ「ダメか。 おばぁは 席は いらない。 それなら まけられるでしょう? OKだね。」
係「席は いらないって?」
ハナ「ずっと 立っているさ。」
係「え?」
ハナ「心配いらないよ 足腰 丈夫だから。 この前の健康診断でもね。」
係「それは無理だって。」
ハナ「なんで? 年寄りを あんまり いじめると バチが当たるよ。」
係「いじめてるのは どっち?」
ハナ「い~だ。」
北栄総合病院
休憩室
恵里「ああ おなか すいた。」
祥子「いただきます。」
恵里「何? これ? おいしそう。」
祥子「あ! ちょっと!」
恵里「うまい!」
祥子「最後に食べようと思ってたのに。」
遥「こんにちは! ちょっと お話が あるんだけど。」
恵里「はい。」
資材置場
恵里「話って?」
遥「上村君の事だけど。」
恵里「何ですか?」
遥「ていうか 私達の事かな? 私と上村。 お似合いだと思うんだ。」
恵里「は?」
遥「そう思わないかな?」
恵里「思いますけど それが 何か?」
遥「何ていうのかな。 ただ単に 男と女の関係ではなくて 同志って感じなのよね。 お互いに 高い目標もあるし いい関係だと 思うんだ。 それに 私 あなたと上村は 似合わないと思うな。」
恵里「何が言いたいんですか 私 そんな。」
遥「ウソつかないで。『私は そんなつもりは ありません』と?」
恵里「そうですよ。」
遥「そんなつもりのない人の顔では なかったけどな。『好きです 好きです…』そんな顔 してたわよ。」
盗み聞きしている祥子w
祥子「誰を? 医者?」
恵里「私 仕事に 戻りますから。」
遥「あ! ごめんなさい。 最後に一つだけ。」
恵里「何ですか?」
遥「私 仮にね 上村に好きな女性が 出来たとしても それは しかたのない事だと思うの。 でも あなただけは 嫌だな。 あなたみたいな人に 負けるのだけは 納得 出来ないな。 忙しいのに ごめんね。」
恵里「いいえ 失礼します。」
聡子「何?」
祥子「あ!」
聡子「何やってんの?」
祥子「ごめんなさい!」
空き病室に入り叫んでスッキリする恵里w
恵里「わ~!」
内科病棟
奈々子「外に行ってて。」
恵里「はい。 終わりました。」
奈々子「どうですか? 楽になりました?」
患者に注射する恵里
恵里「じゃ いきますよ!」
ナースステーション
奈々子「今頃 何をしてるのよ!」
恵里「は?」
奈々子「患者さんの状態や 観察して事は 経時的に 記録しておくのよ。 処置やバイタルも その度にメモするの! それをもとに これを書く。 全部 覚えている訳ないでしょう?」
恵里「それで 時計を見てたんですね? 予定があって 急いでるのかと。」
奈々子「そんな訳ないでしょ!」
恵里「さすが先輩!」
奈々子「感心しないで。 看護婦の常識よ!」
恵里「はい!」
(チャイム)
恵里「はい! どうなされました!」
退勤後
恵里「文也君。」
回想
遥「私 あなたと上村 似合わないと思うな」
回想終了
その場を後にする恵里
恵里「あ! 祥子ちゃん どうしたの?」
祥子「ウソつき!」
恵里「え?」
祥子「友達だと言ったくせに!」
恵里「は?」
ゆがふ
恵里「大丈夫?」
祥子「友達では ないんですか? 私。」
恵里「友達さ。」
祥子「じゃ 何で 何も 相談してくれないの。」
恵里「いや…。」
祥子「古波蔵さんの事 友達と思ってる。 病院に 古波蔵さんがいて 本当に よかったと思ってる。」
恵里「それは どうも。」
祥子「今日 患者さんに 言われたんです。」
恵里「何て?」
祥子「何と言われたと思います? 笑顔で私の事を呼ぶので 私も笑顔で『何ですか』と言うと」
祥子「『お願いだから 私の担当に ならないで。 新人は嫌い』と こうですよ!」
恵里「あら。」
祥子「そんな時 古波蔵さんに話して すっきりしようと思ったし それに 古波蔵さんみたいな人が 頑張ってるんだから 私だって頑張れると思う訳ですよ。」
恵里「え? どういう意味?」
祥子「必要なの 古波蔵さんみたいな人。」
恵里「あ 祥子ちゃん。」
祥子「何ですか?」
恵里「古波蔵さんっていうのは 固いから 病院以外では『恵里』って呼んで。」
祥子「恵里?」
祥子「わかりました。 恵里!」
恵里「はい。」
祥子「ちゃんと教えて下さい。 何があって どうなってるのか 何で あの女に ひどい事を 言われなければ ならないのか ちゃんと教えて下さい。 じゃないと 絶交だからね。」
恵里「はあ? え?」
祥子「え?」
恵里「聞いてたの?」
祥子「もちろん。 だって友達でしょう?」
恵里「そう?」
祥子「そうよ。」
柴田「あの!」
恵里「はい。」
柴田「誰に 何を言われたんですか?」
祥子「何ですか? この男は!」
柴田「すみません。」
恵里「分かりました。 お話します。」
時間が経過し
祥子「それで いいの?」
恵里「いいの 本当だよ。 今は ちゃんとした看護婦に なる事が 最優先。
祥子「うそ。」
恵里「何で?」
祥子「看護婦だって 女だよ。 看護婦である前に 一人の女よ! 好きなんでしょ?」
恵里「そりゃ 文也君の事 好きだよ。 もし私が 自分の気持を言ってさ それで 気まずくなったり 文也君が困ってしまったりする顔 見たくないの。 そんなの 耐えられない。」
柴田「分かるなあ。」
恵里「ダメだからね 余計な事したら。 私 怒る。 絶交だよ。」
祥子「はい。」
一風館
マンデリン
恵里「ただいま。」
恵達「お帰り!」
恵里「あれ? なんか ご機嫌だね?」
恵達「今日さ 前に話しただろう? 姉え姉えもあった事ある 那覇の クロスロードの俺の先生。」
恵里「うん。」
恵達「あの人の弟が 東京で音楽プロデューサー やってて 有名な人なんだよ。」
恵里「へえ それで?」
恵達「バンドの皆と 会いにいったわけ。 デモテープ聴いてもらったんだ。 俺の作った曲だよ。」
恵里「それで?」
恵達「なんか 気に入ってくれて 検討してくれるって。」
恵里「ウソ! やったさ! 恵達!」
恵達「やったよ。」
恵里「いつ デビュー?」
恵達「まだ そこまでは。」
恵里「よかったねえ。 すごいね!」
恵達「姉え姉えは どうなの? 最近 忙しくて 話 出来ないけど。」
恵里「私 順調よ 天職だからね。」
恵達「そうなんだ。」
恵里「友達も出来たし 少し変わった子。 でも いい子。」
恵達「そう。 ここに 1人でいたらさ 東京来てからの事 思い出してさ。 頑張ってきたよな? 俺も 姉え姉えも。」
恵里「う~ん。 そうだよね。」
恵達「うん。 文也君とは どう? ごめん また余計な事 言ったかな。」
恵里「ううん。」
恵達「姉え姉えは 結構 いい女だと思うけど。」
恵里「ありがとう。 アパートの皆と 乾杯しよう? デビューのお祝いさ。」
恵達「だから まだ…。 する?」
恵里「は? 乾杯しよう! 私 明日 休みだし 明日は たくさん寝るよ。」
恵達「じゃ 今日は飲むか!」
恵里「飲むか!」
古波蔵家
恵文「行ったね おばぁ。」
勝子「うん 行ったねぇ。 2人っきりだね 文ちゃんとさ。」
恵文「え? ああ そうでね。」
勝子「こんなの 初めてだねぇ。」
恵文「であるね。」
恵文「なんか…。」
勝子「うん?」
恵文「なんか 変な感じだね。」
勝子「そう?」
恵文「たまには 2人っきりで 飯でも 食いに行くかね。 ランチとかさ。 今日は お休みだし。」
勝子「うん。 じゃ 私 着替えようかな。」
恵文「うん。」
勝子「ちょっと待ってて!」
島袋「すみません 島袋です! どうもです! あれ?」
恵文「間の悪い男だね! 本当に。」
島袋「はい?」
一風館
マンデリン
ふと目を覚ますが二度寝しようとする恵里w
恵里「おばぁ!」
ハナ「何を そんな! 大声 出して!」
恵里「だって! どうしたの? 1人で来たの?」
ハナ「当り前さ。 おばぁが来たから もう大丈夫。」
恵里「え? 何が?」
ついに来ましたよ。 来週は おばぁ 大活躍さぁ
73話へ