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連続テレビ小説「ちゅらさん」82話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

2001年7月5日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】82話のネタバレです。

現在は(2021年1月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

恵里の勤める内科病棟に文也と恋敵の遥が配属され、動揺した恵里はミスばかりしてしまいます。一方、弟・恵達は音楽プロデューサーの申し出を受け、ソロデビューすることを決意します。そんな恵達の姿や周りの励ましに勇気を得て、恵里はついに思いを文也に伝えますが、突然の告白に文也は戸惑うばかり。傷心の恵里を真理亜が小浜島への旅に誘います。その頃、文也の手もとに恵里がなくした思い出のスーパーボールが偶然戻ります。

82話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」82話「ガジュマルの樹の下で」ネタバレ

ゆがふ

真理亜「やっぱり 現実と メルヘンは 違うか。」

上村家

回想

恵里「私 ずっと信じてた 大人になったら 文也君と出会い 結婚するんだって 信じてた 今のままじゃ 私 ダメで なんか もう 全然ダメで…。 だから 聞いてだけもらいたくて文也君に…。 大好きです!」

回想終了

ゆがふ

恵達「たいして飲めもしないのに。」

柴田「かわいそうに。」

兼城「やれやれ 本当に 子供みたいな寝顔だね。」

真理亜「子供なのよ こいつは。」

兼城「あ そうか。」

容子「恵達君。 前みたいに 恵里ちゃん 復活するのかな?『ニュー古波蔵恵里です!』とか言っちゃって。」

恵達「分からないです。」

容子「そうだよね。 でもさ つらいのは これからなんだよね。」

柴田「これから?」

容子「普通だったら もう 忘れるしかない訳でしょう? 考えないようにしたりとかさ。 恵里ちゃん 出来ないのよ それが。 職場に いるんだもん 文也君が。忘れる事も出来ない。 つらいよ。」

柴田「そうですよね。」

容子「だから 私 絶対 職場恋愛しない。 私の事は どうでもいいけどさ。 つらいなあ! この本 どうするのよ!」

真理亜「え?」

柴田「どうするんですか? 結末。」

真理亜「そんな事 言われてもな。」

柴田「本の中だけでも ハッピーエンドに して下さいよ。」

真理亜「そんな気分には なれないなぁ。 こんな状態を見ちゃうとさ。」

柴田「そうですかね?」

容子「あんたさ。」

真理亜「え?」

容子「ひょっとして 信じてたんだね?」

真理亜「何をよ?」

容子「恵里ちゃんと文也君が ハッピーエンドに なるって事。」

真理亜「は? 何 言ってんのよ!」

容子「だって そうでしょ?」

真理亜「私『こいつは宇宙人だから予測の つかない事も 起こるかも』と そう思っただけよ。」

恵里「(寝言)ごめんね… 文也君 困らせて ごめんね。」

真理亜「何で あんたが謝るのよ。 バカ!」

一風館
玄関

柴田「大丈夫?」

恵達「はい 大丈夫です。」

みづえ「あら?」

島田「どうした?」

柴田「し~っ!」

恵達「じゃ 僕 寝かせますから。」

容子「恵里ちゃん 明日 仕事 大丈夫?」

恵達「責任もって 起こして行かせます。」

容子「その方が いいね。」

恵達「はい。 おやすみなさい。」

柴田「気をつけて!」

恵達「はい。」

一同「おやすみ。」

容子「(ため息)」

みづえ「いい兄弟よね 姉は弟思いで 弟は姉思いで。」

容子「そうだね。」

マンデリン

恵達「何で こうなってしまうんだろう?」

北栄総合病院

一同「おはようございます。」

聡子「古波蔵さんは まだかしら?」

祥子「ええ。」

奈々子「大丈夫なの? あの子。 めげてるんだろうな?」

祥子「そりゃそうですよ。」

奈々子「そうだよね あ! 例のスーパーボールね。」

聡子「思い出した?」

奈々子「いえ 全然。」

聡子「何よ それ。」

祥子「もういいですよ! 終わった事なんだし。」

奈々子「私が気持悪いの 思い出さないと。」

祥子「それくらい我慢して下さい。」

奈々子「は? あんた性格変わってきたね?」

聡子「はい はい 手を休めないで。」

恵里「すみませ~ん! おはようございます。 すみません 遅れてしまって!」

聡子「おはよう。」

祥子「おはようございます。」

奈々子「おはようございます。」

恵里「おはようございます。」

祥子「大丈夫?」

恵里「え? 何が?」

聡子「あら 二日酔いの顔ね 古波蔵さん。」

恵里「分かります? 参ったな! でも 二日酔いって恰好いい…。 大人っぽいですよね?」

3人「は?」

恵里「でも 大丈夫です。 駅で サラリーマンに交じって ドリンクで 気合い入れてきましたから。 働く女って感じでしたよ。」

聡子「そう?」

恵里「どうしたんですか? 今日は シーツの 根幹の日でしたよね? 大変だ 忙しいですね。 申し送りの時間ですよ! 何してるんですか?」

聡子「あ そう そうね。」

奈々子「そうですね。」

内科病棟

恵里「お疲れさまです。」

恵里「おはようございます!」

文也「おはよう…。」

遥「どうしたの?」

文也「え? いや…。」

遥「ものすごい 笑顔だったね。」

文也「え?」

遥「出来ないな 私には あの顔は‥。 何なんだろ? 一体。」

病室

安藤「きのうも眠れなかったんだ。」

恵里「そう?」

恵里は 怖いんだろうね? きっと。 今 自分の気持を立て直さないと『どこまでも ダメになってしまうのではないか』と それが 怖いのだろうねぇ。

それが怖くて 必死で気持を ピンと張りつめているんだろう。

でも 周りの心ある人達には その姿は 余計 つらく見えていたのかも しれないねぇ

恵里「大丈夫ですよ すぐ終わりますから。 田代さん 元気なので ばっちりですよ!」

一風館
ダイニング

島田「うまそうだね。」

容子「恵里ちゃん 復活したね。」

恵里「全然ですよ。」

真理亜「また ニュー古波蔵恵里に なった訳?」

恵里「前とは また違いますからね。 今度は そうだな 古波蔵恵里2。 略して『E2』は どうですか?」

真理亜「何が『E2 』だ!」

恵里「ダメですか? やっぱり。 管理人さん この韓国料理 おいしいです。 おいしい! 島田さんも 幸せ者さ!」

皆 優しい人達だねぇ

北栄総合病院
ナースステーション

聡子「まだ いたの? あなた とっくに 勤務 終わっているでしょう?」

恵里「はい。 517号室の山浦さん 悪性貧血でしょう? 私よく分からなくて 調べておこうと思って。」

聡子「そう。 熱心なのはいいけど体壊さないで。」

恵里「大丈夫ですよ。 婦長 お願いがあるんですけど。」

聡子「何?」

恵里「あの 私 連休ですよね?」

聡子「そうね。」

恵里「出てきていいですか?」

聡子「え?」

恵里「仕事したいんです。 休んでても する事ないし。 いいですよね? 出てきても。」

聡子「ダメ!」

恵里「何でですか?」

聡子「何のために 休みってあると 思ってる? 古波蔵さん。」

恵里「『何のため』って?」

聡子「いい仕事をするために 休むの。 必要なの。」

恵里「大丈夫ですよ 私なら。」

聡子「人間の体の事も分かってない人に 看護業務は無理のようね。」

恵里「え?」

聡子「あなた 休み返上して 次の休みまで ぶっ通しで働いて 全然 疲れないと思うの?」

恵里「いや それは。」

聡子「そんなに甘い仕事じゃないはずよ 私達の仕事は。」

恵里「はい。」

聡子「余り きつい事は言いたくないけど ごめんね あえて言うね。」

恵里「はい。」

聡子「最近のあなたは 何かを忘れるため 仕事に没頭してるのよ。」

恵里「え?」

聡子「それを 全否定するつもりは ない。 私は 仕事をそういうふうに 使うのは 好きじゃない。 よし! こうしよう!」

恵里「え?」

一風館
グアテマラ

真理亜「は?」

容子「休みが増えた?」

恵里「2日だったのを 3日間にされてしまいました。 頭の中をリフレッシュしてきなさいって。」

真理亜「どういう事? それ。」

容子「よかったね。」

恵里「よくないですよ!」

容子「え? よくないの?」

恵里「はい。 なんか。」

容子「ん?」

恵里「する事 ないし…。 休むと 余計な事 考えてしまうし 休みたくなかったんです。」

容子「なるほど…。」

真理亜「そうか 休みか?」

恵里「え?」

容子「え?」

真理亜「よし 決めた!」

恵里「何を?」

真理亜「行くよ!」

恵里「え? どこに?」

小浜島

ありゃ いきなり ここは どこかというと? 小浜島だねぇ

恵里「懐かしいねぇ。」

真理亜「うう!」

83話

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