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連続テレビ小説「ちゅらさん」85話「古酒(くーす)で乾杯!」ネタバレ

2001年7月9日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】85話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

小浜島で結婚の約束をした恵里と文也は、真理亜を伴って古波蔵(こはぐら)家に報告に行きました。父・恵文だけが反対し、文也に泡盛の飲み比べを挑みます。そして、先に恵文が酔いつぶれます。「お父さんはわざと負けたんだと思う」と母・勝子とおばぁが言いました。東京に戻って文也の母・静子にも報告に行くと「仕事で一人前になってから結婚した方がいい」と言われます。恵里もその通りだと思い、決意を新たにします。

85話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」85話「古酒(くーす)で乾杯!」ネタバレ

和也の木

文也「兄貴との約束… 果たしに来た。 恵里 結婚しよう。」

というわけで 恵里の 初恋は見事に成就しました。

いやあ おばぁも 本当に うれしいさぁ。

あるもんだねぇ こんなことが…。 信じつづけて よかったさ 恵里

古波蔵家

勝子「文ちゃん 恵尚。 チョット そこの2人! 恵文さん! 恵尚!」

恵文「何?」

恵尚「何よ おふくろさん。 あ おふくろさんも 踊りたい?」

恵文「いいねぇ 久しぶりだねぇ。 やるか? 勝子。」

勝子「やりません! いいかげんにして。」

恵文「何が?」

勝子「あのね そうやって 毎日毎日 酒飲んで 踊って そんなことばっかりやってたら バカになるよ。」

恵文「え…。」

ハナ「大丈夫さ。」

勝子「え?」

恵文「そうさ 大丈夫さ。」

恵尚「そう 大丈夫さぁ ねえ おばぁ。」

勝子「何が 大丈夫なんですか?」

ハナ「今更 バカにならんさ。 もともと バカだから 2人は。」

恵尚「そうそう もともと バカだのに 俺も オヤジさんも… アハハハハ。 ん?」

ハナ「やっぱり バカだねえ。」

勝子「(ため息)」

ハナ「ん?」

勝子「おかあさん?」

恵尚「どうしたの? おばぁ。」

ハナ「くるよ~。」

恵文「恵里かね? 俺が出るさぁ!」

ハナ「電話とは言ってないさ。」

こける恵文w

恵里「ただいま!」

恵文「ああ… 恵里?!」

玄関

恵里「ただいま。」

勝子「恵里! 真理亜さんも…。」

真理亜「どうも…。」

勝子「あ…。」

恵里「文也君だよ お母さん。」

恵文「え?」

勝子「文也君?」

文也「はい ごぶさたしてます。」

勝子「大人になったねぇ。」

文也「はい。」

恵里「ウフフフ。」

恵尚「きみが 噂の文也君ね? 握手 握手。 アハハハハ。」

恵里「あ 兄い兄いだよ。」

文也「あ どうも はじめまして。 会いたかった 小浜にいる時から。」

恵尚「そう? いやいや てれるさぁ。」

文也「想像してたとおりの人だ。」

恵尚「そう?」

文也「ごめんなさい。」

恵尚「ん? 何で 謝る? 何を想像してたの?」

文也「いや あ すみません。」

恵尚「だから 何で 謝るの?」

文也「エヘ…。」

恵里「アハハハ。」

勝子「もう 恵尚 そんなことはいいから。 …で どうした訳?」

恵里「話があってさ 皆に。」

ハナ「あがりなさい とにかく。」

勝子「あ そうだ ごめんね あがって。 文也君 あ 真理亜さんも。 ね。」

文也「じゃ お邪魔します。」

真理亜「お邪魔します。 ハッピーエンドになったわよ おばぁ。」

ハナ「そうね? やっぱりねえ。」

居間

恵尚「あれ? どうしたの? 皆 変な雰囲気だね。 そうそう 文也君も 真理亜さんも お酒 飲むでしょう? ね?」

真理亜「はい!」

恵文「そうだね 飲もうね パ~ッと飲んで 騒いでさ そして 寝ちゃうのがいいね。」

恵尚「そうさぁ それが 一番さ。 ハハハ。」

恵里「(せきばらい)」

恵尚「はあ…。」

真理亜「いや 今は いいです。」

恵尚「え? 何で?」

勝子「恵尚 お酒は 後でね。 話が終わってからにしようね。」

恵文「何でぇ? 飲もう 話なんか いいからさぁ。」

勝子「文ちゃん!」

恵里「あ あのさ…。」

恵文「そうだ そうだ。 タバコが なくなってるから 買ってこようねぇ。」

勝子「文ちゃん タバコなんて 吸わないでしょ?」

恵文「ああ そうだったかな。」

恵里「あのさ お父さん。」

恵文「あ そうだ そうだ。 あれを買いに行かなくては。 行ってこようね。]

ハナ「あれって 何ね?」

恵文「だから あれって あれさ。」

恵里「お父さん。」

勝子「恵文さん 座って下さい。」

恵文「だから あれがさぁ。」

ハナ「恵文 座りなさい。」

恵文「はい。」

勝子「ちゃんと 話 聞こうね 文ちゃん。」

恵尚「あれ? どうしたの? なんか あれだね 文也君 まるで『娘さんを 僕に ください』なんて 言いにきた青年みたいさ ハハハハ。」

恵里「兄い兄い…。」

真理亜「フフッ…。」

ハナ「(ため息)」

恵尚「あれ? なんか まずかった? 今の発言。」

勝子「もう 黙ってなさい あんたは。」

恵尚「はい すみません。」

勝子「恵里 何? 話って…。」

恵里「あのさ…。」

文也「僕から 話しても いいですか?」

勝子「うん。」

文也「実は…。」

島袋「こんばんは 島袋です~。」

恵尚「あ 正一だ!」

島袋「どうも どうも。」

ハナ「そんな気がしたさ 今。」

島袋「どうも 皆さん おそろいでね。 ありゃ 恵里ちゃんだね? 久しぶりさぁ 元気ね? あら 何? 東京やめて 戻ってきたの? あれ?」

ハナ「本当に 間の悪い男だね あんたは。」

島袋「は?」

恵尚「本当さぁ お前は 最悪よ。」

島袋「何がよ 恵尚。 それに『お前』は ないでしょ?  今は きみの務める島袋製作所の 社長なんだから『社長』と呼びなさい。」

恵尚「ふん 誰がよ。 あんな安い給料で こき使ってからに。 何が 社長…。」

恵文「いいから もう 座りなさい 島袋君。」

島袋「はい ありがとうございます。 今日は 何なんですか?」

勝子「島袋君。」

島袋「はい。」

勝子「悪いけど 少し黙って 座ってくれる?」

恵尚「ブッ!」

勝子「黙って。 分かった?」

島袋「はい すみません。 黙って…。」

勝子「いい? 皆 黙って 黙って 恵里たちの話を 今から 聞きます。 黙ってだよ 分かった?」

勝子「じゃ どうぞ。」

文也「はい。 あの… あのですね 僕たち…。」

誠「こんばんは!」

(戸が開く音)

恵尚「誰?」

誠「こんばんは!」

琉美子「こんばんは。」

誠「あら ホントに いるな 恵里。」

恵里「何で? どうしたの?」

誠「いや 那覇空港でよ『恵里 見かけた』っていう 電話 もらってさ。」

琉美子「それで『行ってみよう』って。 ね。」

誠「おう。 あ どうも。」

琉美子「どうもこないだは…。」

真理亜「どうも…。 何なの? この家は いったい。 集会所?」

誠「あら?」

琉美子「恵里 ひょっとして…?」

恵里「文也君だよ。」

誠「は?」

琉美子「本当に? え てことは 何?」

恵里「文也君 前に話した 友達の 琉美子と 野球部のキャプテンの誠。」

文也「ああ どうも はじめまして。」

琉美子「どうも…。 ほら ちゃんと あいさつしなさい。」

誠「どうも…。」

文也「どうも…。」

琉美子「何ね? その顔は。 怒るよ!」

誠「はい。 あれ? 誰? この人。」

恵尚「あ これはよ 島袋っていって 島袋製作所っていう ほんの小さな工場やってる。 気にしないで いいよ。」

島袋「何ね? それは 恵尚。」

誠「あ ゴーヤーマン 作った人?」

恵尚「そう。 俺はよ『絶対 売れない』って 言ったのによ。」

島袋「お前 それは ないだろ?」

勝子「ああ! もう! 黙っててって 言ったでしょう!」

恵尚「はい。」

島袋「はい すみません。」

勝子「誠君も 琉美子ちゃんも 黙って 何も しゃべらないでちょうだい。 そこに 座って。 いい? 黙ってだからね。 皆 分かった?」

勝子「じゃ… 黙ってよ。 どうぞ。」

恵里「『どうぞ』って 言われてもさぁ。 何で こうなってしまうわけ?」

文也「恵里 大丈夫。」

恵里「うん。」

文也「突然 伺って すみませんでした。 さっき 小浜から 来ました。」

勝子「『小浜』?」

文也「はい。 恵里さんと 結婚させて下さい。」

ハナ「やっと言えたねぇ 文也君。」

文也「はい。 突然で 驚いたと思いますけど 僕たち 結婚したいんです。 兄との約束 覚えてらっしゃいますか?」

勝子「うん 覚えてるよ。」

文也「その約束を果たそうと思います。 恵里さんと 結婚させて下さい。 どうか よろしく お願いします。」

勝子「そう。 恵里。」

恵里「はい。」

勝子「よかったね。」

ハナ「和也君も 喜んでいるさ ね。」

文也「はい ありがとうございます。」

恵尚「ほう 恵里がねぇ 結婚ねえ。」

恵里「ビックリした?」

恵尚「そりゃ そうさぁ。」

琉美子「恵里 おめでとう。 やったさ!」

恵里「ありがとう 琉美子。」

誠「ん? おめでとうな 恵里。」

恵里「ありがとう 誠。」

島袋「よく分からんけど おめでとう。」

恵里「はい ありがとうございます。」

(拍手)

恵里「ありがとう。」

勝子「恵里?」

恵里「ん?」

勝子「お母さん うれしいさ。 恵里は ずっと 1人の人を思い続けて それが実ったんだもの。 うれしい。」

恵里「うん。」

勝子「でもね 結婚っていうのは どうかな? いきなりすぎる…。 まだ 早いんじゃないかな。」

恵里「え?」

86話

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