ダイニング
真理亜「あ!」
容子「お帰り!」
柴田「お帰りなさい!」
真理亜「ただいま。 あれ? 何やってんの?」
容子「今日 緊急お食事会が あったの。」
真理亜「え? ウソ!」
柴田「恵里さんの お父さんと お母さんが 来たんです。」
真理亜「そう。 で あいつは?」
容子「恵里ちゃんなら まだみたいよ。」
真理亜「あ そうなの?」
容子「何か用? 恵里ちゃんに?」
真理亜「いや 別に。」
容子「何これ? ゆんたく用?」
真理亜「違うわよ。」
容子「待とう。 あんたの部屋で。」
真理亜「え?」
容子「ホラ おいで!」
柴田「あ! あ…。」
柴田「似ている! 初めて 女の子達と 一緒に行った スキー場。 2人乗りのシートに 好きだった内田美奈ちゃんと 一緒に座れるように 一生懸命 考えて 考えて 並んでいたのに 知らない おじさんと 2人で ロマンスシートに座った僕…。」
柴田「あの時の スキー場に似ている。 どうして僕は 2階に しなかったんだろう!」
入口
回想
田所「担当の看護婦を代えてほしいと 言ってるんです」
田所「合わないの 嫌いなの イライラするの!」
回想終了
グアテマラ
(足音)
容子「あ! コトン といった!」
真理亜「あ そう?」