ゆがふ
野村「お願いします。」
『ゆがふ』では 真理亜さんが 恵里と文也君をモデルにした メルヘンの見本に 目を通していました
ちゃんと ハッピーエンドに してくれたのかねぇ
野村「先生…?」
真理亜「いいんじゃないのぉ!」
(どよめき)
カチャーシーがはじまるが真理亜が急に立ち上がり止まるw
真理亜「あ! どうぞ続けて。」
黒島「真理亜さんも一緒に 踊りませんか?」
真理亜「それは 死んでもヤダ!」
黒島「何 言ってんですか? 死んだら踊れませんよ。」
真理亜「ハハハ…。」
(一同の笑い)
真理亜「あのバカに見せてやるか。」
あのバカとは 私の大切な孫の 恵里の事でございます。 ま いいでしょう。 愛があるからねぇ
北栄総合病院
休憩室
奈々子「あのさ こういうふうに考えなよ。 ああいう患者さんは 楽なの。」
恵里「え?」
祥子「楽?」
奈々子「そりゃ 頭にもくるし 文句ばかりで面倒くさい 嫌だし。 楽なの ああいう患者さんは。 何かあったら 必ず言ってくる。 不満とか いろいろ。 だから楽。 見落とさないで済むからね。」
奈々子「難しいのは 何も言わないで 我慢してしまう人。 つらくても『大丈夫です』って 我慢してしまう人。 そういう患者さんの方が 怖い。 だから こう思えばいいわけ。『うるさい患者さんは 楽だ』って。」
恵里「ありがとうございます。」
奈々子「うん。」
優しいね 奈々子先輩は。
でも あんなふうに言われると やはり 落ち込んでしまうよねぇ
一風館
マンデリン
勝子「遅いね? 恵里は。 大変だね 看護婦さんの仕事は。」
恵文「であるねぇ。」
回想
猛「おう! 練習中 悪いな 調子は どうだ?」
恵達「いい感じです」
猛「ついにデビューだ!」
恵達「おう!」
メンバー「マジで?」
回想終了
にやける恵達
恵達「あ! 何?」
勝子「何があったのかなぁ?」
恵文「女かね?」
勝子「え?」
恵達「お父さんと一緒にするなってば!」
勝子「ん?」
恵文「何を言うか 本当に もう!」
恵達「遅いね? 姉え姉え。」
勝子「うん。」