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連続テレビ小説「ちゅらさん」99話「花嫁美(ちゅ)らさよー」ネタバレ

2001年7月25日放送の【 連続テレビ小説「ちゅらさん」】99話のネタバレです。

現在は(2021年2月現在)NHKオンデマンドでも視聴可能です。

あらすじ

結婚を決めた恵里と文也。東京式か沖縄式かで迷いますが、「ウェディングドレスを着たい」という恵里の一言で東京式の結婚式を挙げました。ところが、長男・恵達から「お母さん、本当は琉装の花嫁姿を見たがっていた」と聞き、恵里と文也、しゅうとめの静子は、古波蔵(こはぐら)家に向かい、沖縄式で式を挙げます。家族のうれしそうな様子を見て、恵里は改めて幸せをかみしめます。帰京した恵里と文也の新居は、一風館でした。

99話ネタバレ

連続テレビ小説「ちゅらさん」99話「花嫁美(ちゅ)らさよー」ネタバレ

カフェ

文也「え? チョット 待って。今 300人って 言った?」

恵里「沖縄の結婚式では 普通だよ それぐらい来るのが 当たり前さ。」

文也「え ウソ~。」

恵里「え?」

文也「300人って そんなに 誰が来るの?」

恵里「え? 誰って… え~と 親せき でしょう 親せき2人合わせたら 200人くらいには なるでしょう? 少ない方かな それじゃ。」

文也「え?」

恵里「ん?」

文也「あ いや 続けて。」

恵里「あと 友達でしょう? それから 近所の人とか…。」

文也「近所の人も来るの?」

恵里「うん 地元の婦人会の 人とかも 来るよ。」

文也「婦人会…。 あ 続けて。」

恵里「私も 2回しか出たことないけど 楽しかったよ~。 あ 300人じゃないか…。 もっと いたねぇ あれは。」

文也「あ… そうなんだ。」

恵里「東京では 違うの?」

文也「大体 普通 100人ぐらいだろ。」

恵里「え? そうなの?」

文也「うん。」

恵里「そっか…。」

文也「でも そんなに来て 皆 何するの?」

恵里「うん。 たとえば うちの場合なら まず おばぁが 友達と踊る…。 それから ま 当然 お父さんも 歌うだろうし。 お母さんの仲間っていうか 地元の婦人会の人たちも なんか やるでしょう。 あと 友達がやって 親せきの おじさんがやって…。」

文也「はあ…。」

恵里「えっと それから…。」

文也「まだやるの?」

恵里「え?」

文也「あ いや それってさ。」

恵里「うん。」

文也「時間 どれぐらい かかるの?」

恵里「う~ん どれぐらいかなぁ。 3時間は やってるよ。」

文也「そうなんだ…。」

文也「東京では どのぐらい?」

文也「2時間ぐらいかな 次の人が 待ってるからね。」

恵里「ふ~ん 短いんだ。」

文也「違うんだね いろいろ。」

恵里「うん…。」

文也「あ でもさ 恵里。」

恵里「ん? 何?」

文也「恵里は こうでなきゃ嫌とか どうしても こうしたいってある?」

恵里「私は… 別に ないよ。」

文也「そう?」

恵里「うん。 何でもいいっていうと 変だけど 形なんて 何でもいいさ。」

文也「うん。」

恵里「あ でも…。」

文也「何? 言ってよ。」

恵里「うん。 ウエディングドレスは チョット 着てみたいなあって 思ってた…。」

文也「おう それは 俺も 見たいな。」

恵里「そう?」

文也「うん…。」

恵里「じゃ リクエストにお応えしちゃおうか。」

文也「あのさ…。」

恵里「ん?」

文也「俺は 思うんだけどさ 東京式とか 沖縄式とか関係なく 今の自分たちに 見合ったものに するべきじゃないかなって…。」

恵里「うん。」

文也「お金のことも 含めてね 仕事のことも 今は そんなに 長い間 休むべきじゃないと思うし。」

恵里「うん そうだね。」

文也「うん。」

恵里「なんか あれだね。」

文也「ん?」

恵里「文也君 チョット 恰好よかったさ 今。」

文也「え?」

恵里「なんか 夫だなぁっていう感じで リードしてくれてる感じが なんか よかったさぁ。」

文也「ハハハ そう?」

はあ ごちそうさまだね。 見ておれないさぁ

古波蔵家

勝子「おかあさん 電話 鳴りませんか? さっき 電話したら 恵里は 出かけてるって…。 今日は休みだって 恵達 言ってたんですけど。」

ハナ「おばぁに 言われてもね。」

勝子「鳴りませんか?」

ハナ「鳴らんね。」

勝子「(ため息)」

恵文「そんな イライラしても 勝子 どうにもならんよ。」

勝子「分かってるさ そんなこと。」

恵文「なんか いつもと逆だね。」

勝子「あの 私 チョット 買い物行くけど 恵里から電話があったら もう一度 かけるように言って下さいね。」

恵文「はい はい。」

勝子「(ため息)」

恵尚「なあ おばぁ。」

ハナ「何?」

恵尚「何を あんなに ソワソワしてるわけ? オフクロさんは…。」

恵文「だからよ う~ん。」

ハナ「勝子さんには 夢があるわけさ。」

恵文「『夢』?何の?」

ハナ「恵里の結婚式の…。」

恵文「あ?」

恵尚「どういうことよ? おばぁ。」

ハナ「恵文… お前と勝子さんのことを 思い出してごらん。」

恵文「ん?」

ハナ「勝子さんは お前と結婚する時に 恵尚が お腹にいたからね。」

恵文「うん。」

ハナ「で 島に来た時には お腹も こんなに大きくて ちゃんと 結婚式できなかったさ。 うちで お祝いは したけどね。」

恵文「ああ であるねぇ。」

ハナ「勝子さんは 勝子さん側の親せきに 花嫁姿を見せられなかったさぁ。」

恵文「そうだね。」

ハナ「だから 恵里には 花嫁衣裳を着せたいんだろうね。 沖縄風にしてほしいのでは…。」

恵文「それでか…。」

ハナ「おばぁは そう思うけどね。」

恵尚「じゃ 俺のせいだね。」

恵文「はあ? 何を言うか? 恵尚 怒るよ お父さんは…。」

恵尚「うん…。」

恵文「二度と言うんじゃないよ! そんなこと。」

恵尚「はい。」

恵文「分かれば いいさ。」

恵文「恵里は どうするつもりかね?」

恵尚「やってくれるかね 恵里は。」

ハナ「それは どうかねぇ。 ヤマトに お嫁に行くんだから。」

恵文「そうか… そうだよねぇ。」

ハナ「どうした?」

勝子「ハハハ 財布 忘れてしまったさ。」

恵文「珍しいねぇ。」

勝子「じゃ 行ってこようねぇ。」

ハナ「ん! 待った!」

勝子「え? あ 電話ですか?」

ハナ「鳴るよ そうさ 恵里からよ。」

(電話の呼び鈴)

勝子「もしもし? 恵里? どうしたの?」

カフェ

恵里「あのさ お母さん 結婚式のことなんだけどさ。 文也君と いろいろ 話し合ったんだけど。」

古波蔵家

勝子「うん… うん… うん…。 うん…。 うん…。 そう…」

勝子「うん… 分かった。」

カフェ

恵里「何か まずいことあるかなぁ。 どう思う? お母さん。 何かあったら 教えて。」

古波蔵家

勝子「ううん ないよ。 2人で ちゃんと 話し合って 決めたんでしょ? うん それでいいさ お母さんは うん… で いつになるの? …うん そう 分かった。 じゃあね。」

恵文「何て? 恵里 何て?」

勝子「うん 結婚式は 東京でやるって。 えで お互いの家族と ごく親しい 人たちだけでやるって 東京で…。 新婚旅行は 行かないって。 いつか 休みとれる時があったら 沖縄に親せきにも あいさつに来たいって。」

ハナ「そうねぇ。」

勝子「恵里は ウエディングドレス 着るらしいよ。 いつかは まだ 分からないって。 看護婦さんと お医者さんだから 休み 合わせるのが 大変らしくて 決まったら 知らせるって。」

恵文「うん。」

恵尚「いいの? オフクロさんは それで…。」

勝子「え? あ… 分かってた? そりゃ チョット 沖縄風の してほしかったけど でもさ 私が するんじゃないし それに 今の恵里の電話 すごく しっかりしていたさぁ。」

勝子「 2人で ちゃんと話し合って 決めたっていうのが よく分かったし 自分たちの出来る範囲で やろうとしているのは それは いいことでしょう。 だから もう いいさぁ。」

恵文「うん。」

恵尚「でもさ。」

勝子「ダメだよ。 ほんのちょっとでも 恵里の 祝い事に ケチをつけたら ダメだよ 恵尚。」

恵尚「うん。」

勝子「似合うだろうねぇ ウエディングドレス。 かわいいはずねぇ。」

ハナ「そうだねぇ。」

勝子「ええ。」

恵文「勝子。」

勝子「ん?」

恵文「飲もうか?」

勝子「うん 皆で 飲もうか。」

ハナ「そうだね。」

恵尚「うん。」

勝子「支度しようね。」

ハナ「うん。」

一風館
グアテマラ

恵里「大変なんですねぇ 結婚するっていうのは いろいろ。 ん? どうしました?」

容子「分かんないもんね 私たちには どうせ。」

真理亜「そうね。」

恵里「あらら 私が先輩になって しまうんですか?」

容子「別に したいのに出来ない訳じゃ ないもんねぇ。」

真理亜「そうよ。」

恵里「でも あれですね。」

容子「ん?」

恵里「私の周りって 結婚しない人 ばっかりなんですよねぇ。」

真理亜「ん?」

管理人室

島田「ん?」

みづえ「ん?」

ゆがふ

兼城「ん?」

柴田「ん?」

北栄総合病院
ナースステーション

聡子「ん?」

奈々子「ん?」

一風館
グアテマラ

恵里「何でだろ?」

容子「さぁ。」

真理亜「さぁ。」

容子「でもねぇ 結婚するんだねぇ 恵里ちゃんがねぇ。」

真理亜「本当にねぇ。」

恵里「何ですか?」

容子「いや なんか 信じられないんだ いまだに…。」

恵里「そうですか?」

真理亜「勇気あるよね 文也君も。」

恵里「何ですか また そういう…。」

真理亜「だって 私 心から尊敬するもの 文也君のこと。」

容子「うん。 フフフフフ。」

真理亜「ハハハハ。」

恵里「もう。」

2人の笑い

北栄総合病院
内科病棟

恵里「ベッドに 戻りましょうねぇ。」

藤田「ありがとう。」

恵里「いきますよ 1、2、 はい!」

藤田「はい!」

恵里「大丈夫ですか?」

藤田「はい ありがとう。」

カフェ

そして ついに 結婚式の 日取りも 決まったのです

恵里「難しいねぇ。」

文也「こっち 書いた?」

恵里「うん。 はい 頂きま~す。」

文也「はい。」

一方 あくまでも 姉え姉えの 先を行く この男は…

恵達のバンドは なかなかいい デビューを果たし 好調なスタートを 切ったのでございます

古波蔵家

恵尚「うお~!」

勝子「うわぁ!」

恵尚「恵達 すごいねぇ!」

やるもんでございますねぇ 古波蔵 恵達は…

ゆがふ

一風館
管理人室

北栄総合病院

恵里「ああ あれ 私の弟なんですよ。」

奈々子「へえ。」

聡子「かわいい…。」

恵里「でしょう? 私の弟なんです。」

恵里「あ!」

古波蔵家

恵尚「あ! ゴーヤーマン! ゴーヤーマンさぁ。」

勝子「うわぁ。」

恵尚「ゴーヤーマンだよ!」

島袋「カッコいいさ。」

北栄総合病院

恵里「お~う!」

聡子「あ~っ。」

過呼吸で倒れる祥子w

聡子「中町さん!」

奈々子「大丈夫?!」

さあ いよいよ 結婚式さぁ!

100話

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