あらすじ
ひなた(川栄李奈)が企画した映画村のお化け屋敷は、大成功を収めます。でも、落ち武者の幽霊を演じた五十嵐(本郷奏多)は、喜ぶどころか不満げな様子。大部屋俳優のままではだめだと焦りを募らせます。もどかしさを抱えるひなたはある日、上司の榊原(平埜生成)が激しく動揺しているところに遭遇。なにかと思いテレビを観ると、そこではすみれ(安達祐実)の結婚記者会見が行われていて…。
88話ネタバレ
俳優会館
休憩所
ひなた「一秒でも長く 文ちゃんと一緒にいたい。 文ちゃんと暮らしたい。」
五十嵐「俺は…。 今はまだ 結婚できない。 大部屋のままじゃ駄目なんだ。」
ひなた「はあ… じゃあ あれは何やったん?」
回想
五十嵐「拙者 家禄も僅か。 されど…。 ついてきてくれるか。」
回想終了
ひなた「お金がなくても 仕事がなくても 私を幸せにする。 そやから ついてきてほしいて。 ハハッ 私 平気やで。 お金なんかなくても 仕事なんかなくても 文ちゃんといられたら それだけで…。」
五十嵐「ひなた。 分かってほしい。 俺は 侍でいたいんだ。」
大月家
居間
(テレビをたたく音)
桃太郎「何で…。」
(テレビをたたく音)
ひなた「やかましいなあ。 何なん? さっきから。」
桃太郎「そうかて テレビが…。」
(テレビをたたく音)
るい「どいてみ。」
(テレビをたたく音)
桃太郎「あっ! 来た!」
テレビ『ワンナウト 一塁で…』。
桃太郎「えっ…!」
るい「あれ?」
桃太郎「早う。」
ひなた「もう やかましいて。」