あらすじ
糸子(尾野真千子)は善作(小林薫)が呉服店の看板を自分に譲ってくれた経緯を思う。一方東京では、北村(ほっしゃん。)の前で優子(新山千春)と直子(川崎亜沙美)がけんかになる。“1つの店でやっていくことはできない”と優子は、岸和田に戻ることに。経営者にふさわしく成長した優子が戻った日、糸子は引退を決意し昌子(玄覺悠子)や恵(六角精児)を説得。八重子(田丸麻紀)と語らい、切なさをかみしめる糸子だった。
119回ネタバレ
小原家
玄関前
(とんびの鳴き声)
<うちん時は さっむい日ぃに 仕事から帰ってみたら 看板が消えちゃあった。 ほんで 店に入ってみたら>
回想
糸子「うん? 何これ?」
回想終了
オハラ洋装店
糸子「ほんで 家の中も ガラ~ンと しちゃあって…。『おばあちゃん… お母ちゃん』ちゅうたら おばあちゃんが 台所で 豚 揚げちゃあって。」
台所
糸子「『みんな どこ行ったん? なあ なあ…』。 ほしたら おばあちゃんが。」
回想
ハル「あんな 今日から うちと あんたの 2人っきりや。」
回想終了
糸子「…で うちが『ええ?!』。 くそ! ええなあ お父ちゃん あんな格好ええ事でけて。」
<今のうちは ああゆう訳にはいかん。 うちが雇うてきた従業員がおる。 つきおうてきたお客さんがおる。 責任も義理も 山ほどある。 あないバッサリはいかん。 店のためにも 優子のためにも>