連続テレビ小説「カーネーション」第119回「鮮やかな態度」【第21週】

優子「辞める? よう そんな無責任な事 言うな? あれ あんたの店やろ? お客さんやら 従業員やら どないすんねん?!」

(机をたたく音)

直子「あんたが やったら ええんじゃ!」

優子「はあ?」

直子「あんたの売り上げのんが うちより ずっと高いんや。 あんた一人でも 十分やっていけるやろ!」

優子「あんなあ そもそも うちは ただの あんたの手伝いやんか。 な! そら うちの方が 売り上げが高い ちゅうたかて 店におらな あかんのは あんた ちゃうんけ?!」

北村「落ち着けよ。」

直子「知らん。」

優子「はあ?」

直子「あんな店… うちは もう どうでもええ。 とにかく…。 うちは あんたが 目障りなんや。 あんたの おらんとこで 自分の力だけで 店 やりたい。」

北村「おお それ 空や。 これ 飲め。」

優子「分かった。 うちが 店 辞める。 ほんで ええやろ!」

直子の店

優子「お世話になりました。 じゃあ あとは よろしくね。」

「はい 頑張ります。」

優子「里恵 行くわよ。」

小原家

<そないして 優子は 東京の店を辞め 岸和田へ帰ってきました>

オハラ洋装店

優子「ただいま。」

松田「お帰り。」

昌子「お帰り。 里恵ちゃん 元気してた?」

里恵「うん。」

優子「帰りました。」

<あ。 ここやな ここが うちの引き際や>

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