【 連続テレビ小説「エール」】19話ネタバレ

古山家 浩二とまさ

浩二「何で コンクールなんかに勝手に応募しちゃうわけ?」

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まさ「すごいことでしょ。 世界で2位よ」

浩二「はあ… 留学したら 喜多一潰れんだよ? 家族 ぐちゃぐちゃだよ? 分がってんのかな? あいつ」

まさ「兄さんこと そんなに悪く言うもんじゃないわ」

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浩二「はあ… 母さんの意見 聞かせてよ」

まさ「私にも何がいいのか 何が 家族にとっての最善策か 分かんないの」

浩二「そんなの決まってるよ 留学やめたらいいんだ」

まさ「そうかしら?」

浩二「母さんも… 賛成なの?」

古山家 三郎とまさ

三郎「一度… 一度 金のために 魂 売っちまったら もう取り戻せねえんだな。あいづに… 茂兵衛義兄さんに 何も言えねがった」

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まさ「裕一は?」

三郎「冷静だった。 それに あいづ…。 こんな時に文通相手に恋してやがる」

まさ「とぼけてるっていうか… 大物っていうか…」

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三郎「あ~ 行かせてやりて~!」

関内家

音「ありえんって! 信じられる? この親」

吟「うん? 複雑な事情って何だろう?」

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音「どんな事情があっても こんな機会逃すなんて考えられん」

吟「んっ!」

音「フフッ」

吟「ふ~ん」

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梅「まあまあ男前じゃん」

音「あたしは美醜なんて気にしない」

吟「あなたの写真が欲しいって書いてあるわよ」

音「そう。それが ちょっと不安」

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梅「美醜 気にしとるじゃん」

音「裕一さんが気にするかもしれんじゃん」

梅「そんなら その程度に人よ」

音「そうだよね… そうだ」

それから 2人は 数え切れないほど手紙を交わしました。

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好きな音楽のこと 家族や友人 将来の夢 不安。

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何でも手紙につづりました。

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音楽の夢をひたむきに追う 音に感化され 裕一の音楽留学への想いが 再び膨らんできました。

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音「はるかなり♪」

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御手洗「まあ~ ロマンチック!『いかに 2人の間が離れていても 心は結ばれています。将来 日本楽壇… 否 世界楽壇のトップを進む楽人になりましょう』。」

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御手洗「『今後 作曲する全てを あなたにささげます。 古山裕一』。」

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御手洗「ありがとう」

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御手洗「やっぱり ファンタスティックな音楽を 創造できる人は 文章も ハートも ビューティフル。 あなた いい人と出会ったわ。」

音「ただ 留学を反対されているらしくて。」

御手洗「ホワッツ!? ありえない!」

音「でも 留学したら したで 最低5年は学ばんといかんらしくて。」

御手洗「はあ… いいわね。私も ドイツに帰っちゃおうかしら。もう日本は堅苦しいわ。」

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音「5年…。」

御手洗「だったら あなたも行ったらいいじゃない。」

関内家

光子「いくらかかるか分かっとんの?」

音「イギリスまでの船賃が450円。」

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今のお金で 130万円くらいです。

光子「裕一さんは ちゃんと賞を取って 学校への入学許可ももらって しかも お金までもらって行くの。あんた… 今 行っても な~んも学べんわよ。」

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梅「運命 信じとるの?幸せな人だわ。私は自分の力しか信じない。」

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喜多一

三郎「ええ~っ!?」

そんな中 想像だにしない知らせが届いたのです。

三郎「ええ~っ!?」

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