【 連続テレビ小説「エール」】37話ネタバレ

音楽学校

音「久志さんの心配が当たりました。」

久志「でしょう? 裕一みたいに 独学でやってきた人間は 往々にして はまりやすいケースだよね。」

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音「久志さんは 悩み事とか ないんですか?」

久志「そう見える?」

音「だって… 学校内では憧れの的だし 歌も顔もいいですし 相談したら いつも的確な答えを下さいますし。」

久志「ほれた?」

音「人妻です。」

久志「裕一の最大の幸福は… 君だ。 音楽の才能は その次。」

音「そんな…。 そうだといいんですけど このままだと裕一さんが心配で。 才能を無駄にして 後悔しながら生きてほしくないんです。」

久志「応援歌を作ることで何かが変わる。 応援歌は 文字通り 人を元気づける歌だからね。」

覗いてる女生徒たちにウインクする久志

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倒れる女生徒たち

女生徒「キャー! ああ… すてき…。」

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音「それ 気を付けた方がいいですよ。」

久志「罪だな… 僕という存在が。」

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喫茶店バンブー

恵「う~ん… どうだろう? 彼を変えられるのは 自分だけだと思うけど。」

音「私にできることは ないってことですか…。」

恵「そうねえ…。 あっ! あっ… あった あった。 はい。」

音「徳川家の遺訓?」

恵「『人の壹生は重荷を負て 遠き道をゆくが如し 急ぐべからず』。」

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帰りの同中

音「『不自由を常と思えば 不足なし 心に望みおこらば 困窮したる時を思ひ出すべし 堪忍は無事 長久の基 怒りは 敵と思へ』。」

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古山家

夕食

納豆をひたすらかき混ぜる裕一

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朝食

裕一「う~ん… あと100回だな。」

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裕一の仕事場

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就寝前

音「何もしないって つらいわ 家康さん。」

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裕一「出来た… 最高傑作かもしれない。」

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裕一が書き上げたのは『反逆の詩』という西洋音楽でした。

早稲田応援部

田中「ん~… うお~! 曲は まだね!? あと5日ったい!」

小熊「団長! もう  ほかの作曲家を手配しましょう!」

田中「こ~りゃ~! お前… それでも応援部とね!? 人ば信じられんで なにが応援ね! 俺は信じとう… あいつば 信じとう!」

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小熊「はい…。」

事務局長「失礼するよ! うん? 君たち 新しい応援歌を 作っていると聞いたが 本当かね?」

田中「それが何か?」

事務局長「作曲はだれかね?」

田中「古山裕一っちゅう若者です。」

事務局長「おいおい! それは困るね~。 学校の応援歌を 勝手にやってもらっちゃあ。」

田中「詞も公募です。 問題なかでしょう。」

事務局長「西條八十先生が関わってるなら 詞は問題ないでしょう。 曲は 我々が選んだ人に作ってもらいます。」

田中「秋の早慶戦まで あと5日です! 間に合わんとです!」

事務局長「別に今季でなくてもいいでしょう。」

小熊「いや… それでは 団長が卒業になってしまいますよ!」

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事務局長「だから?」

小熊「あっ いや…。」

事務局長「学校のことに個人の思いなど 挟める余地はなし。 話はつきましたね。 では私が 日本で最高の作曲家 小山田先生に頼んであげましょう。」

村田「小山田先生は1度 作っておられます!」

事務局長「だから?」

村田「その時の曲が 古くさいと あまり評判がよくなく…。」

事務局長「個人の主観など関係ない! では!」

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村田「団長… どうしますか!?」

田中「フフッ… ハハハハハ…。 ハハハハ… ハハハハハ! これで俺ん腹は決まった。 古山裕一と心中ったい! 何が どげんなろうと早稲田第六応援歌は 今度ん早慶戦で歌う! よかか!?」

一同「はい!」

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そのころ 裕一は…。

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