【 連続テレビ小説「エール」】43話ネタバレ

喫茶店 バンブー

希穂子「おいしい。」

音「ここのコーヒーは東京で1番だから。 といっても ほかの店では 飲んだことないんですけどね。フフフフ。」

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希穂子「村野さんとは 少しだけ おつきあいをしてたの。」

音「福島で?」

希穂子「私が中居をしてた料亭で知り合って…。」

回想

希穂子の働いていた料亭

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希穂子「あっ…。」

鉄男「何か?」

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希穂子「あっ いえ…。 お魚 すごくきれいに召し上がると思って。 あっ… 失礼しました。」

鉄男「いや… 何でも 褒められんのは うれしいもんですね。 俺… 家が魚屋だったんです。 子どもの時は ずっと貧乏で。」

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希穂子「私の家も貧乏です。 一緒ですね。」

どこかへおデート中の2人

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鉄男「希穂子。」

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希穂子「うん?」

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希穂子「でも… 彼が会社の社長さんと店にいらした時…。」

希穂子の働いていた料亭

堂林「村野君 君は仁美をどう思ってんのかね?」

鉄男「それは…。」

仁美「やめて お父様「村野さん 困ってらっしゃるじゃない。」

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堂林「ハハハハ…。 僕はな 村野君 うちの会社を ゆくゆくは 君に任せたいと思ってんだよ。 ほら。」

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回想終了

音「縁談が進んどったってこと?」

希穂子「ええ。」

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古山家

鉄男「縁談なんてもんじゃねえ 一方的な話なんだ。 折を見て 断るつもりだった。」

裕一「そうだったんだ。」

鉄男「東京さ 行ったらしいと聞いて ずっと捜してた。 優しい女なんだ。 貧しい家に育って 今も 病気の親 抱えて苦労してんのに けなげで 明るくて。

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鉄男「彼女といっと ねじくれた気持ちが す~っと消えて 素直になれる。 こんなこと初めてだ。 福島に連れて帰りてえ…。 希穂子と一緒になりてえんだ。」

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喫茶店 バンブー

希穂子「結局 ご縁がなかったのよ。 今は ただの知り合い。」

音「本当に? それだけですか?」

希穂子「ええ。 それだけよ。」

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古山家

鉄男「ああ~! うわ~!」

裕一「た… 大将…。」

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鉄男「最低だ! 俺がグズグズしてっから 希穂子に見限られたんだ!」

裕一「大将…。」

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鉄男「俺は どうしようもねえバカだ! ああ~!」

裕一「大将 水飲もう。 水飲もう。」

鉄男「ああ~ 希穂子~!」

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