茂「ああ どうも。 あ~ ありがとうございます。 まあ 飲んで下さい…。」
倉田「奥さん!」
布美枝「ああ 倉田さん。 あ 小峰さん…。」
倉田「ごぶさたしてます。」
小峰「しばらくです。」
倉田「これ 奥さんのギョーザですね。」
布美枝「覚えとってくれたんですか?」
小峰「これで 随分 スタミナつけさせてもらいました。」
倉田「忘れられへんですわ。 ギョーザも 野菜のぎょうさん入った みそ汁も!」
相沢「菅井さん 品川君も来ましたよ。」
菅井「おお!」
品川「ごぶさたしてます。」
相沢「倉田先生 あの 僕 大ファンなんです!」
倉田「おお ほんまですか。」
船山「(笑い声)」
布美枝「雄玄社の皆さん そろっとる…。」
豊川「思い出しますねえ。 プロダクション設立のお祝いの日の事。」
茂「ああ あの時は ボロ屋に 人が ぎゅうぎゅうでしたなあ。」
船山「また 『鬼太郎』のアニメが始って うちは 大いに士気が上がってますよ!」
梶谷「う~ん 雄玄社も 盛り上がってますよ。 なあ 松川君。」
冴子「はい。 ありがとうございます。」
茂「いや それは こちらが言う事です。 今日は 謝恩パーティーですから。」
豊川「水木先生。 これからも よろしくお願いします。」
郁子「奥さん!」
布美枝「こんなに大勢の人達に 支えられて 今まで ず~っと やってきたんですねえ。」
郁子「みんな 水木先生と 先生の漫画を愛する人達です。 深沢さんが いらしてなくて 残念だわ…。」
布美枝「少し 体調 崩されとるようで。」
郁子「私 仕事で迷った時は 必ず考えるんですよ。 深沢さんに恥ずかしくない道は どっちだろうって。 あの人は今でも 私が一番尊敬する 編集者ですから。」
布美枝「ええ…。」
豊川「奥さん!」
船山「いや~ 盛況ですねえ!」
布美枝「はい。 お陰様で。」
豊川「20年間 奥さんも いろいろ 大変でしたでしょう。」
布美枝「いいえ 皆さんの お陰で 楽しい事ばかりでした。」
豊川「20周年 おめでとうございます!」
布美枝「ありがとうございます!」
倉田「奥さん 奥さん!」
布美枝「ああ。」
倉田「ほんまに おめでとうございます!」
一同「おめでとうございます!」
布美枝「ありがとうございます!」
一同「お世話になりました!」
布美枝「ああ ありがとうございます…。 ありがとうございます…。」