布美枝「浦木さんは お母さんに任せとったら 安心ですね。」
茂「そげだな。」
暁子「フミちゃん! フミちゃん。 おめでとう。」
布美枝「アキ姉ちゃん!」
塚本「漫画の事は門外漢ですが 家内のお供でやって来ました。」
茂「あ~ ゆっくりしてって下さい。」
藍子「伯母ちゃん いらっしゃい。」
喜子「奥にどうぞ。」
藍子「伯母ちゃん 元気だった?」
雄一「茂。」
佐知子「そろそろ どうかしら?」
雄一「乾杯の挨拶 始めたらどうだ。」
茂「あ~ そげだな。」
佐知子「大勢集まって よかったわね!」
布美枝「はい。」
倉田「あの…。」
小峰「おお クラさん。」
倉田「やっぱし 小峰さんや。」
小峰「久しぶり。」
菅井「クラさん 小峰さん…。」
小峰「おお!」
倉田「スガちゃんやんか!」
菅井「クラさん 立派になったねえ。」
倉田「何 言うとんのや。」
菅井「小峰さんは? 旅してる?」
小峰「絵 描きながら あちこちな。」
菅井「相変わらず 謎だなあ。」
倉田「読ませてもろたで 新人賞の入選作。 あれ 傑作やったわ。」
菅井「そうかな。」
小峰「へえ! 入選か。 やったな スガちゃん。」
菅井「うん…。」
倉田「せやけど 先生支えて ようやってきたな。」
小峰「20年間 ご苦労さん。」
菅井「…うん。 行こうか?」
2人「ああ。」
(3人の笑い声)
茂「うん。 え~ 今日は 水木プロ 創立20周年謝恩パーティーに お運び頂き ありがとうございます。」
喜子「乾杯って言っても お父ちゃん達は ジュースだよね。」
絹代「今日は 飲ませたらいけんよ。 せっかくの会が めちゃくちゃになるけん。」
布美枝「はい!」
茂「堅苦しい話は これぐらいにして え~ 今日は 大いに食って 多いに飲んで そして 大いに笑って え~ 楽しんでいって下さい。 ああ 腕が疲れた え~ それでは 乾杯!」
一同「乾杯!」
(拍手)