宿泊部
米田「また お前か どれだけ 俺たちに迷惑かければ 気がすむんだ?」
純「私は何もしてないです」
米田「もう 何も言うな お前は」
なんだと このやろー
米田「警察に被害届出されたら 厄介なことにならないか? 大した指輪じゃないんだろ? だったら 弁償して こいつの給料から さっぴときゃ いいんだから」
桐野「そんなことをしたら 組合が 大騒ぎすると思いますが」
米田「じょっ 冗談だよ! とりあえず お前は 始末書書いとけ いいな?」
純「なんで 私が? 何も盗んでないのに…」
米田「もう お前は 何も言うな! 何もするな 命令されたことだけ やっとけ!」
純「ちょっと 待ってくださいよ 何で私が… 痛い! 痛い 痛い!」
廊下
純「桐野さん おかしいと思わないんですか? なんで あの子を確かめようとしないんですか?」
桐野「刑事にでも なったつもり? あなた」
純「え?」
桐野「私たちに出来ることは 指輪を探す お手伝いをすることで 犯人捜しじゃないの あの子を問い詰めて 一体誰が 笑顔になるの?」
ぽっつん…