ブライダルサロン
純「今日から お世話になる狩野純です よろしくお願いします」
池内「池内です あなたが 噂の 社長さんですか」
純「あの 社長っていうのは…」
池内「とりあえず 私のフォローについて 早く仕事を覚えて下さい」
純「はい」
おじぃ いきなり 最初のお客さんです
池内「それでは 日取りは いつ頃 ご予定ですか?」
美鈴「いつなら 開いてます? 一番大きな会場?」
池内「はい?」
美鈴「一日も早く 式を挙げたいんです これが 招待客の数と名簿 食事のメニューと引き出物は これでお願いします 披露宴の内容と時間も 書いてきたんで あと なにか決めることが あれば 言ってください」
池内「は はあ」
な なんだ この いきなり暴走してる感じは
純「この 新郎様の ご意見とかは 伺わなくて いいんですか?」
美鈴「いいんです この人は これから 連絡も全部 私の携帯にお願いします」
池内「はい」
見送り
池内「ありがとうございました」
純「ありがとうございました」
池内「じゃ 今のリクエストに沿って 各所に手配 始めて下さい」
純「え? でも なんか おかしいと思いませんか? 新婦さんは 焦って式を挙げようとしてるし 新郎さんは黙って なんも知らないし」
池内「お客様のプライバシーに立ち入ってどうするの?」
純「え? でもほら あの…」
また 余計なことするな って顔されちゃったな
ロビー
純「あ! すみません」
水野「ブライダルに移ったんだって?」
純「あ はい」
水野「どうかな これを機に 僕たちの ウエディングについても考えてみたら?」
純「あの 私 結婚するんです」
水野「俺と?」
純「いや いや いや 愛くんと」
水野「え? なんで?」
純「あの もう 離れないって決めたんで 私たち」
千香「狩野さん 狩野さん 良かった おめでとうございます 頑張ってくださいね」
純「ありがとう」