連続テレビ小説「カーネーション」第129回「まどわせないで」【第23週】

あらすじ

糸子(夏木マリ)は直子(川崎亜沙美)のファッションショーに里香(小島藤子)を連れていく。ジャージしか着ない里香は、嫌々ついて行くが、直子に中途半端にジャージを脱ぐなと言われる。小原家で開かれたパーティーで、糸子は河瀬譲(川岡大次郎)に声をかけられる。戦時中に糸子が、金糸を隠した服を作って助けた、あの生地問屋河瀬商会の跡取りだ。譲は、京都の老舗呉服屋の息子・吉岡栄之助(茂山逸平)を糸子に紹介する。

129ネタバレ

小原家

リビング

糸子「あ 孝ちゃん!」

孝枝「はい。」

糸子「うち 明日から 直子のショー 見に 東京 行くのな。」

孝枝「はい。」

糸子「この子も 連れて行くよって 新幹線の切符 2枚 取っといて。」

孝枝「分かりました。」

里香「え? 行かないよ 私。」

糸子「何でや?」

里恵「大嫌いだし ショーとか。」

糸子「あかん! ええから ついて来。 土産も 山ほど持っていかんならんしな。 荷物持ちかて いるんや。」

里恵「めんどくせ~。」

糸子「小原の家訓は『働かざる者 食うべからず』や。 あんたも 仕事せえへんやったら 飯 食わせへんで。 心配せんでも 優子は 絶対 来えへんさかい。」

孝枝「はれ? そうなんですか。」

糸子「うん。 あの子ら けったいでな お互いのショーは 死んでも見よらへんねや。」

孝枝「はあ~ 骨肉の争いですねえ。 ハハハ!」

糸子「まあなあ。」

孝枝「骨肉の争い。」

直子の店

<昭和60年 日本にも ええデザイナーが どんどん出てきました。 デザイナーズ・ブランド・ブームちゅうて 斎藤源太 吉村君や 小沢君 ついでに うっとこの3姉妹らの店が 街じゅうに ギュウギュウ並んで 若い子ぉらが 毎日 押し寄せてるそうです。 みんなが自由に おしゃれを楽しめる時代 ほんな中 何でか知らん この子は 頑として ジャージーしか着ません>

スタッフ「5分前です!」

「こんな感じで大丈夫?」

直子「もっと 立てて。 ラインを まっすぐ。」

「はい!」

直子「もっと てらして。」

「はい。」

直子「シャドー もっと濃く。」

「はい。」

スタッフ「間もなくです! はい 行きましょう! どうぞ! はい 行きましょう どうぞ! はい 行きましょう どうぞ!」

大輔「ショーの成功を祝って 乾杯!」

一同「乾杯!」

(拍手)

ジョニー「おめでとう! おめでとう!」

ナナコ「わあ ジョニー!」

ジョニー「当然だよ。」

直子「ありがとう。」

ジョニー「ナナコ 久々。 今日もきれいだね!」

ナナコ「ありがとう!」

ジョニー「本当に きれいだね。 今度 御飯 行こうよ。」

ナナコ「御飯?」

直子「今 その話は…。」

ジョニー「OK! 写真ね。」

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