連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第54話「1963-1964」【第12週】

ホール

(拍手)

トミー「サンキュー。」

「トミーが一番!」

「最高!」

「トミー!」

笹川「どう思う?」

奈々「そうねえ。 テクニックは今までで一番じゃない?」

ベリー「サッチモ!」

るい「あ…。」

ベリー「何ちゅう恰好で来んの。 今日は ジョーが世界に羽ばたく 記念すべき日ぃに なるかもしれへんねんで。」

るい「すいません…。」

司会者「エントリーナンバー 8番 大月錠一郎。」

(拍手)

司会者「曲は 『On the sunny side of the Street』です。」

回想

錠一郎「僕の一番古い記憶は 『On the sunny side of the Street』 なんや。 今でも耳によみがえる。 あのイントロの高らかなトランペット。 シンガーでもない おじさんが マイク奪って歌いだして…。 みんな圧倒されてた。」

錠一郎「英語やったし 何言うてんのかは 僕は全然分からんかった。 けど… その時の僕には見えてた。 ひなたの道が。 これから自分が歩いていく道は サニー・サイド・オブ・ザ・ストリート 明るい光に照らされてる。 そんな予感で いっぱいやった。」

回想終了

(拍手)

控え室

<審査の結果 錠一郎とトミーへの票が 真っ二つに割れました。 決着をつけるため 指定の曲を 2人でセッションすることになりました>

映画館

館内

『暗闇でしか 見えぬものがある。 暗闇でしか 聴こえぬ歌がある』。

『フフフフフフ…。 フッフッフッフッフッ。 アッハッハッハッハッ…。 ア~ハッハッハッハッハッ。』

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