夜ドラ「作りたい女と食べたい女」(第15回)

野本「あっ 私ね 今度 SNSで知り合った人と オンラインで 映画を見ることなったんです。」

春日「え? オンラインで? どういうことですか?」

野本「うん 何か 顔は出さないんだけどね 声だけで 通話しながら 映画見るんだって。」

春日「そういうのがあるんですね。」

野本「ね。 私も知らなかった。」

春日「最近知り合った方ですか?」

野本「ん~。 結構長くお互いフォローしてて いいねし合ったりしてたんだけど。 あの 料理の投稿とかに それで最近 よくリプライし合うようになって。」

春日「なるほど…。 野本さんは そういう行動力がありますね。」

野本「え? 行動力? 私が?」

春日「はい 知らない人とも そうやって つながったり すごいと思います。」

野本「そんなことないと思うけどね…。」

春日「でも どんな方か分からないとも 思いますし… 気を付けて下さいね。」

野本「ありがとう。 はい。」

春日「どんな映画を見るんですか?」

野本「え? あっ ん~ えっ… あの~ 恋愛もの かな? うん。」

春日「恋愛ものですか。」

野本「うん。」

春日「いいですね。」

野本「うん ね~。」

野本「では… いただきます。」

春日「いただきます。」

野本「ん~! ん~…。」

春日「おいしいです。」

野本「ね~。 頂いたキャベツ 甘くておいしいね。」

春日「はい。」

野本「う~ん。」

春日「そういえばなんですが…。」

野本「うん。」

春日「南雲さん大丈夫だと思います。」

野本「え?」

春日「お隣の。 お食事に誘ったこと 少し話す機会があったんですけど。」

野本「そうなんだ。 気を悪くされてなかった?」

春日「全然。 それは大丈夫でした。」

野本「うん。」

春日「むしろ 向こうが気にされてました。 気を悪くしたんじゃ… って。」

野本「えっ そうなの? 全然なのにね。」

春日「はい。 だから 挨拶したりとか そういうことは大丈夫だと思います。」

野本「そっか… ありがとう。」

春日「キャベツのお礼も今度しましょう。」

野本「そうだね。」

春日「ロールキャベツを作れたのは 南雲さんのおかげですね。」

野本「ねっ。 まるまる買うことってないもんね。」

春日「はい。」

野本「いただこう。 やっぱり トマトスープですね。」

春日「はい。」

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