野本「あの… これって 素材欄も追加するのって ありなんですかね。」
田中「ああ 確かにいいかもね。 提案してみようか。」
野本「ありがとうございます。 よろしくお願いします。」
野本『わたしは今日も残業です』
春日『がんばってください』
野本『ありがとう~がんばる』
マンション
廊下
野本「あ! 春日さん。 おはようございます。」
春日「おはようございます。」
野本「今日も寒いですね。」
春日「そうですね。」
エレベーター
野本「春日さん 今日 遅いですか?」
春日「今日は いつもどおりです。」
野本「あ そうなんだ。」
マンション前
野本「今日の夜 ごはん一緒にどうかな。」
春日「いいですね。」
野本「あっ ほんと? 何か食べたいものとかある? 何でも作ります!」
春日「そうですね…。 でも 簡単なもので大丈夫です。 仕事も忙しいでしょうから。」
野本「うん。 そっか。」
春日「では ここで。」
野本「うん。 いってらっしゃい。」
野本宅
春日「すごくおいしかったです。 では おやすみなさい。」
野本「あ おやすみ。」
野本「恋愛の好きでいいんだよね…?」
野本「(たまねぎ)痛い…。」
(通知音)
春日『ちょっとご相談したいことがありまして 今からお時間ありますか?』
野本「お茶いれるね。」
春日「野本さん どうしましたか。」
野本「え?」
春日「泣いて…。」
野本「ああ 今 たまねぎ切ってただけ。 ほら。」
春日「そうですか。」
野本「春日さんは どうしたの? 相談したいことって…。」
春日「あ はい。 あの 南雲さんに 私たちの関係を お伝えしても大丈夫か 伺いたくて。」
野本「え?」
春日「実は 野本さんのことを 南雲さんに相談していたんです。」
野本「え… 相談って?」
春日「あの… つまり 私が野本さんのことを好きで どうしたらいいかという…。」
野本「そうだったの!?」
春日「すいません。」
野本「あ ううん ううん…。」