@DESIGNPRO
野本『今日はサーモンが安いので 漬けにしょうと思っているんです。 春日さん 晩御飯ご一緒しませんか?』。
春日『今日は仕事の飲み会で遅くなるので 残念ですが いけません』。
野本「え~っ!?」
佐山「どうしたんですか?」
野本「あっ いや… すいません。 何でもないです。 佐山さん。」
佐山「はい。」
野本「あの… 3回食事にお誘いして 3回断られた場合って あちらにとって ご迷惑ということだと思いますか?」
佐山「野本さん 恋バナですか?」
野本「あ いえ 違います! お友達というか… はい。」
佐山「あ… まあ 単純に都合が悪いか…。」
野本「はい。」
佐山「まあ 避けられてるか。」
野本「さ…! そうですよね。」
佐山「あっ これまでも 何度か遊びに行ったりしてるんですか? その方とは。」
野本「遊び…。 遊びには行ってはないんですけど 何ていうか 私のしたいこと というか 趣味というか… それにつきあって頂いている部分もあり でも あちらも楽しんで頂いてて…。 いや 楽しんでたのかな…。」
佐山「まあ それは 聞いてみたらいいんじゃないですか。」
野本「え…?」
佐山「いや 不安なら。 『ご迷惑ですか?』って。」
野本「あ… そうですよね。」
佐山「野本さん?」
飲み会
野本『分かりました! 飲み会 楽しんでください!』
店員「お待たせしました 山盛り唐揚げで~す。」
「ほら みんな そっちから取って回して。」
「ありがとうございま~す。」
マンション
野本宅
<私は 春日さんの気持ちを ちゃんと考えられていたんだろうか…>
<…っていうか そもそも 私と春日さんの接点なんて たまたま 同じマンションだったというだけで…>
<じゃあ もし料理をとったら… 私と春日さんの関係は…>
野本「また やってしまった… まあ保存きくし いっか。」