連続テレビ小説「ちゅらさん」154話「命(ぬち)どぅ宝」ネタバレ

病室 夜

文也「なぁ 恵理。」

恵理「ん?」

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文也「告白というか 聞いてもいいかな?」

恵理「何?」

文也「子供の時 あの小浜に いた時さ。」

恵理「うん。」

文也「何て言ったら いいのかな… 俺さ。」

恵理「何?」

文也「焼きもち やいてたんだ。」

恵理「え?」

文也「恵理は 俺より兄貴の方が 好きなのではと ずっと思ってた。」

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恵理「え?」

文也「そう思ってた。」

恵理「バッカだねえ。」

文也「ああ 運命かぁ! 恵理に会えて よかった。」

恵理「文也君…。」

文也「怖い? 手術。」

恵理「全然。」

文也「本当か?」

恵理「うん 全然。」

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文也「恵理さ 今 夢とかある?」

恵理「夢?」

文也「すぐじゃなくても『将来 こんなふうに なりたいな』とか。」

恵理「どうかな? ちょっとある。 最近 思ったこと。」

文也「へえ 何?」

恵理「そういうふうに 言うってことは 文也君が あるんでしょ? 先に言って。」

文也「こないださ 小浜で…。」

恵理「うん。」

文也「ほら こはぐら壮でさ。 俺 行ったら 島の おじぃや おばぁが わ~っと来たでしょ。」

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恵理「うん。」

文也「あの時『こういうの 何かいいな』と 思っちゃったんだよね。 もちろん 今すぐではなく まだ 勉強しなければ いけない事 いっぱいあるけど」

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文也「『いつか いつか あんな事が出来たらなぁ』と 地域医療とか 大げさではなくて ほら 学校に保健室あるでしょ? すごい病気や ケガでなくても 少し弱ってる時 保健室に 行くと ほっとするという おういうの あったでしょ?」

恵理「うん。」

文也「『あんな事が出来たらなぁ』って 思ってしまったんだ。」

恵理「そう。」

文也「うん。 あ 恵理は? ん?」

恵理「同じさ。」

文也「え?」

恵理「同じ事 私も 思ってしまった。」

文也「え? うそ。 思ってしまったんだ!」

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恵理「うん。」

そうなるといいね 恵理 文也君

北栄総合病院
手術室

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遥「大丈夫だよ。 大丈夫だから。」

文也「恵理。」

恵理「文也君…。」

文也「ん?」

恵理「結婚しようねぇ。 いつか 大人になったら…。 必ず…。」

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回想

恵理「結婚しようねぇ! いつか 大人になったら 必ず 結婚しようねぇ! 文也君!」

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回想終了

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