恵里と誠
恵里「何?」
誠「受かったぜ 野球のテスト。 ギャラクシー電気に 1発合格。」
恵里「え? ホントに? やったさあ 誠!」
誠「それでさ 約束のキスをしようと 思ってさ。 な しよう 恵里。」
恵里「チョット… してないさぁ そんな約束は。」
誠「あれ? してないか?」
恵里「してないさ バカ。」
誠「そうかぁ。」
恵里「あ でも よかったさぁ。 いつ行くの? やっぱり 大阪?」
誠「すぐ行くさ。 卒業式には 戻ってくるけど…。」
恵里「そう。」
誠「野球 野球の生活が 待ってるさぁ。」
恵里「そうかあ 誠の… 旅立ちだねぇ。」
誠「1番に恵里に知らせにきたわけよ。」
恵里「ありがとう。」
誠「恵里 ウチの会社 結婚したら 社宅もあるし 結構いい家だから 考えてみるか? ん?」
恵里「どうして そういうバカを言うか。」
誠「分からんかなぁ 愛情表現が 下手なわけよ。」
恵里「あ あのさ…。」
誠「はい?」
恵里「琉美子にも 教えてあげて。 心配してたから。」
誠「おう 分かった。 じゃあな…。」
恵里「うん。」
恵里「おめでとうね 誠! 頑張れ!」
誠「おう!」
誠「せっかく 恵里 借りてきたから 朝まで 借りとこうか? しばらく そういうこと できないよ。」
恵里「バ~カ。」
誠「いつか 野球でプロになったら 俺が お前のこともらってあげるよ。 それまで 守っとけ!」
ボールを恵里に投げる誠
恵里「守るって? 何をよ このバカタレが~!」
恵里「頑張れ 誠…。 私も 頑張るさぁ。」