縁側
恵里「私さ 小浜に 真理亜さんと行って 文也君とのこと 忘れようとした。」
恵里「吹っきろうと思った。 そんな気持にも なれたわけ。 でも 文也君 来てくれてさ『結婚しよう』って…。『和也君との約束 果たそう』って 言ってくれて。」
勝子「うん。」
恵里「何が何だか分からなくてさ いきなり『結婚しよう』って 言われて 何が何だか分からずに なんか ボ~ッとしてしまってさ。」
恵里「でもさ 思った。 私は文也君のこと ず~っと 思ってたし 東京で会ってからも ずっと やっぱり好きだなって思ってた。 でも 文也君は そうじゃない。 そんな文也君がさ 小浜まで来てくれるなんて『すごいな』って…。」
恵里「私なんかより 文也君の方が 気持の整理つかないはずなのに。 来てくれたんだなあって… それが うれしくてさ。 なんか ムチャクチャ うれしくてさ。 だからさ…『文也君についていこう』って『信じよう』って…。 そう思った。」
勝子「そうか… でも 恵里がねぇ…。」
恵里「うん。」
ハナ「恵里。 『夫寄し(うとぅゆし) 妻寄し(とぅじゆし)』知ってるか?」
恵里「ん?」
ハナ「沖縄の ことわざさ。『夫婦は お互いを思い合って 助け合っていけば 大丈夫』ということさ。」
恵里「うん…。 ありがとう おばぁ。」
ハナ「うん。」
勝子「さ 飲もう!」
いやぁ 長い夜だったねぇ。 いろいろあったけど これで 一件落着さぁ
幸せになるんだよ。 おめでとうねぇ 恵里
88話へ