あらすじ
なつ(広瀬すず)から事情を聞いた咲太郎(岡田将生)は、妹の不憫(ふびん)さに胸が締めつけられる。その時、なつを訪ねて坂場(中川大志)が風車にやってくる。なつに謝罪をしたいという坂場に対し、どうしても許すことができない咲太郎は、帰れと言う。しかし、なつと咲太郎、亜矢美(山口智子)を前に、坂場はこれまで口にしてこなかったなつへの思いを語りだす。なつと結婚させてほしいと懇願する坂場に、兄の咲太郎は…。
108話ネタバレ
喫茶店・リボン
なつ「あなたを好きになったの ありえないくらい…。 だけど あなたは違った…。 好きじゃないことを 才能のせいにしないで下さい。 そんな人とは 一緒にいたくない…。 さようなら。」
おでん屋・風車
1階居間
咲太郎「何だ? それは。 婚約解消ってことか!」
なつ「婚約なんてしてないよ。」
咲太郎「だけど プロポーズされたんだろ?」
なつ「映画が成功したらって…。 あ… まあ つまり 約束を守ったんだ。」
咲太郎「うん? 何を言ってんだ?」
なつ「うん… もういい。」
咲太郎「そんなやつと わざわざ結婚することはないよ。 よし 忘れちまえ。 こっちから願い下げだ。 俺に任せろ。 兄ちゃんが もっと お前を幸せにしてくれるやつを 見つけてやるから。」
なつ「いいって。」
咲太郎「いいわけないだろ…。」
亜矢美「誰か来た。」
坂場『ごめんください。』
1階店舗
坂場「突然すみません。」
咲太郎「何しに来たんだよ?」
坂場「謝りに来ました。」
咲太郎「謝ってくれなくたっていいんだよ。 たった今 家族会議を開いて お前のことは忘れることになったんだ。 どうぞ お引き取り下さい。」
亜矢美「咲太郎。」
咲太郎「俺は やだからな! 今更 こいつを 認めることはできないからな。 仕事がないから結婚できないっつうのは てめえの都合しか 考えてないやつの言うことなんだよ。 一度は約束したなら すぐに仕事を見つけるから 結婚してくれってのが筋だろうが!」
坂場「おっしゃるとおりです。」