観光協会
大吉「駅前さよ でっけえ看板 3つあんべ。 北の海女 北鉄 その下が スコ~ンと空いてらべ。 あそこさ入る『第三の名物』! 何か ある人!」
勉「はい!」
大吉「琥珀以外で 何か ある人!」
勉「…。」
大吉「何だ 何だ? ろう人形になっでまっだか?」
安部「まめぶ!」
大吉「いや だから 安部ちゃん まめぶは違うって。」
かつ枝「確かに 御当地グルメは必要だ。 宇都宮の餃子なんて あれ 街が作った ブームだべ!」
弥生「八戸のせんべい汁しかり 横手やきそばしかり!」
吉田「でも まめぶは 地元の人間ですら つかみかねてるからなあ。 おかずなのか おやつなのか…。」
安部「だからこそ まめぶを 北三陸の名物に認定して まめぶ1グランプリを決めましょう!」
大吉「やるまでもねえ。 安部ちゃんに決定だべ。」
安部「まめぶ博物館を この辺りに。 …で まめぶミュージアムを建てて こっちに まめぶの森美術館を。」
大吉「黙ってくれ 安部ちゃん ろう人形に…。」
菅原「あ~ そっちだば ジオラマ作り直さねばなんねえど。」
大吉「おめえも黙れ。 お前も ろう人形にしてやろうか?」
長内「夏さんのウニ丼があるべな!」
一同「あ~!」
長内「ウニ丼 既に名物だべ! なあ? 夏さん あれ 一日に どれぐれえ作れるもんだ?」
夏「まあ 孫が手伝ってくれるがら 一日に 30個か 40個だけど…。 でも おらも年だし。 そもそも ウニが足んなくなっぺ。」
大吉「御当地グルメは もういいべ! 消すど~。」
弥生「あっ あ~!」
大吉「何!?」
弥生「まだ書き写してねえべ。」
大吉「書がなくていい! 誰だ~!? ここさ 琥珀そばって書いたの!」
勉「ヘヘヘヘッ…。」
大吉「ほかに 何かない?」
栗原「はい! 鳥取の境港って 妖怪ロードとか 妖怪博物館とかで すごい 町おこしに 成功してるみたいなんです。」
大吉「あ~ 水木しげるの出身地な。」
栗原「そこで 北三陸出身の有名人 誰が いたかなと思っで ネットで調べたら いませんでした。」
一同「じぇじぇ。」
栗原「有名人 誰もいませんでした。」
菅原「嘘!? 栗原ちゃん ネットできるの?」
大吉「そこさ食いつくな!」
今野「誰もいねえっつう事ねえべ。 あれ 新沼謙治は?」
吉田「大船渡ですね。」
長内「サンドウィッチマンは?」
吉田「あれは 宮城です。」
かつ枝「気仙沼ちゃん。」
吉田「名前に地名が入ってっから。」
勉「天狗! 遠野の山には 昔から 天狗が出るって有名だ!」
吉田「何も言えねえ。」
喫茶・リアス
(ドアベル)
春子「いらっしゃいませ~。」
ヒロシ「あれ? 浜にいないから ここだと思ったんだけど…。」
春子「アキ? 残念。 あの子 クビになったの。」
ヒロシ「えっ!?」
春子「クビは大げさか。 自宅謹慎? しばらく 頭冷やせって。」
観光協会
弥生「電車バカっているよねえ。」
吉田「それは 鉄道オタクの事ですね。」
大吉「おっ 新しい切り口だな。」
喫茶・リアス
(ドアベル)
「オムライス!」
「ナポリタン!」
「クリームソーダ!」
「みそラーメン!」
「ミルクセーキ!」
観光協会
栗原「あど ほれ ホームさ三脚立てて 写真 パッシャバッシャ撮る…。」
弥生「写真バカ?」
吉田「カメラ小僧ですね。」